iCloud値上げ、移行先は
生きることにこだわりを。魚住惇です。 先週お伝えしたリーディングDXスクール(略してLDX)の公開授業は、19名の県内の先生方に来ていただくことになりました。 これの配信が12月11日なので、翌日ということになります。ここの文章を書いているのは12月8日日曜日なので、きっと配信されている頃には、緊張しているんだろうなぁ。
今回もちょっとしたこだわりに、お付き合いください。
ThinkPad x1 Carbonを買いました
ノートパソコンと一言で言っても、メーカーは星の数ほどあります。近頃はミニPCという小型のPCがAmazonで多く売られていることもあって、その部品が流用されてノートパソコンを作るメーカーも現れました。
そもそもミニPCというのがノートパソコン向けの部品を使って本体を小さくした安いパソコンなので、得意分野なわけですね。ただ気になるのは、ノートパソコンとしての完成度です。ディスプレイ、キーボード、そしてタッチパッドなど、ノートパソコンというのは人の感覚を刺激するものの塊なわけです。
つまりパソコンとしての性能とは別に、使い心地という感覚がモロにでる商品だということです。万年筆と一緒です。いくら高級なものであっても、その人にとって使い心地の良いものでなければ意味がありません。
僕がこれまで数々のノートパソコンを触ってきた中で、これは信頼がおけるなぁと思っているものが
Lenovo ThinkPad
富士通 LIFEBOOK
Microsoft Surface
Apple MacBook
です。もちろんこれら以外にもコスパの良いパソコンはあると思いますが、実際に手に触れて「これは良いなぁ」と僕が思えたものがこの4シリーズです。AppleのMacBookだけOSが別なので比較することが難しいですが、まぁAppleですからね。
僕がこれまで所持してきたパソコンは
自作PC(テレビ番組録画用サーバー)
自作PC(ゲーミング用)
Mac mini M1
ThinkPad X280
Proxmoxサーバー
こちらの4台です。今回行ったのは、既に所持しているThinkPadのアップデートということです。用途は主にモバイルで作業するときや、仕事に必要な作業などです。Windows機としては録画サーバーやゲーミングPCもあるわけですが、こっちはこっちでテレビ番組の録画などの趣味要素が強いので、仕事用には使わないようにしています。
なのでWindows機を仕事用として使うためには、もう1台必要だったわけです。そのためにThinkPad X280を買ったわけです。
でもねぇ、実はX280を買ってすぐに、ちょっと公開してたんですよ。
ここ、見てくださいよ。画面のふちの部分。ベゼルと呼ばれている部分が、太いなと思いませんか?iPadを普段使っていたからか、ちょっとこの見た目はいただけないなと思ったんですよ。それでも当時はメルカリで3万円で購入できましたし、性能なりに満足していました。
X280を買ったのがちょうど2年前の12月。2年は使ってたんですね。性能的にはまだまだ使える代物ですけど、画面がねぇ。
というわけで、ThinkPad x1 CarbonというThinkPadのハイエンド機種を購入しました。
そもそもThinkPadはエンジニア御用達のノートパソコンでして、これを持っているだけで、仕事ができる気がしてくるんですよね。憧れのThinkPad。で、型番のところにはXシリーズやらTシリーズなどのアルファベットがあり、Xはモバイル用途のモデルです。
その中でもX1というのがフラグシップ。これが欲しかったんですよ。
ただこのX1には世代がありまして、Gen1とかGen2という言い方で世代を区別していて、毎年のように新世代モデルを発売しています。ちなみに僕が購入したのは2024年最新世代のGen13ではなく、中古のGen9です。
2021年発売モデルで3年落ちというわけですが、まだまだ現役で使える機種です。というかこれまでも「まだまだ十分だ」と思えたX280だって2018年モデルです。そこから考えたら3年分性能アップが行われたわけなので、個人的には全然現役です。
これがまた探すのに苦労したんですよ。ThinkPadは人気モデルなので中古市場にも多く出回っているんですが、僕が欲しいのはUSキーボードのモデルで、あまり多く出回っていません。つまり中古で見つけたとしても、同じ型番の中でも高い価格が設定されています。
それに、市場で出回っているほとんどのThinkPadは企業向けのリースモデルです。企業で使われてきた機種のリースアップ品が流れてくるわけですね。で、その多くがメモリが8GB。企業の経営者側からすれば経費削減かもしれませんが、僕としてはメモリは16GB欲しい。
中古ショップをどれだけめぐっても、そうやすやすと見つかるものではありませんでした。それがようやく見つかったというわけです。価格にして5万8000円ほど。メルカリ価格だと7万円半ばくらいの価格設定で手放そうとしているモデルをなんとか安く抑えることができました。
ただし、買ったのはジャンク品です。ノークレームノーリターン。動作保証もありませんでした。ただ出品されていたときの写真には画面が映っていて、尚且つBIOS画面が表示されていたので、そこから画面割れがなさそうなのと、BIOSにパスワードがかかっていないことを確認しました。
届いてみると、まずキーボードが認識していなかったわけですが、裏面から分解したらフレキシブルケーブルが抜けていただけでしたし、SSDも自前のものを認識して、すぐにWindowsがインストールできました。内部のパーツが一部折れていましたが全然気にならない部分だったので許容範囲です。
結果的に、
Core i7 1185G7
メモリ16GB
SSD 1TB
1920 x 1200タッチパネルディスプレイ
英語配列
なThinkPadを手に入れることができました。大満足です。 何気にタッチパネルが搭載されていたのもうれしい点です。Windows Hello対応のWebカメラも搭載していたのでロックを解除するのも顔パスです。
さらに指紋認証が電源ボタンについていて、しかもそこには指紋マークのシールが貼ってあったので、ひょっとしてこれ新品なんじゃないの?と思えるほどの状態でした。・・・え、本当にこれ、新品なのかな?いやでも分解の跡があったから、そうとも限らんし。
きっと、ほぼ未使用の状態だったのを、SSDだけ分解して抜かれた状態で売りに出されたんじゃないかと予想しています。とても人が数年使った形跡がありませんでした。こういう運が良いこともあるんですね。
ちなみにですが、X1 Carbonというモデルは昨年のブラックフライデーセールの際にも欲しいなと思っていながら買わないという選択をしました。
ブラックフライデーの物欲供養 - by 魚住惇 - こだわりらいふ Newsletter
何気に過去の配信を見ていたらその記録が残っていました。この頃から買いたいなぁ、欲しいなぁって思っていたんですね。
妻のゆかさんから常に言われていることではありますが、衝動買いではなく、一度よく考えてから、購入すること。
特にこの「よく考えて」というのがずるい言葉でして。どれだけ思考を巡らせたとしても、気に食わなければ「よく考えた」にはなりません。
特に金額が上乗せするようなオプションは要注意です。最小限の構成で良いものの、いかにお得に見せて余分にお金をかけさせるかを狙ってくるものをよく見かけます。車を買うときに、しれっとついてるようなコーティングやメンテナンスパックなども同じです。お得だお得だと言っておきながら、しっかり利益を頂戴するような部分を見過ごしては失態です。
今回の買い物は、そこそこ高価なもの。しかし、用途は結構あるし、何よりiPadを使わなくなった代わりに使うようになったもの。それならばとやりたいことは山ほどあるのです。個人的にはかなり良い買い物だったなと思いました。
iCloud値上げ、移行先は
もう嫌だ。値上げ値上げと。また値上げ。
昨日、iCloudの値上げに関するメールが届きました。これまで家族で入っている2TBのクラウドストレージが、月額1500円になるというのです。来年から。もうどうしましょうどうしましょう。
主に使っているのは、iCloudフォトです。iPhoneで撮影した写真のライブラリとiPadの写真のライブラリを統合することで相互に見ることができ、Macとも同期されるという便利なクラウドです。
・・・、ん?まてよ?もうiPadを使わなくなったから、ひょっとしてiCloudも削減できるのでは?
実は先日、自作PCを1台組んだんですよ。それもサーバー用途として。OSはProxmoxという仮想化サーバー用のDebian系OSをインストールして、その中に仮想マシンを何台も動かすという環境を整えたばかりでした。
ひょっとしたらこのサーバーで、族で写真を共有するようなサービスを運用できるのではないかと考えるようになりました。有力候補はPhotoPrismです。
今、家族で使っている共有ノートアプリは、Docmostというやつです。これもProxmoxサーバー内にあるDockerで動かしています。
Notionライクな共同編集ノートサービスをセルフホストで用意できる「Docmost」 - さおとめらいふ-魚住惇のブログ
自分自身でサービスを運用すると、本当に何もかもが自由です。Notionだと共有するだけで無料だと制限がついてしまいますし、Obsidianとてあくまでパーソナルな空間用で共同編集には不向きです。もうそれなら、自分でサービスを用意するのが確実というわけです。
既存のサービスはいつ終了するか分かりませんからね。それならオープンソースで開発され続けているサービスを、自宅で利用する方が寿命が長い気がしています。
というわけで、写真を家族や親せきらと共有するサービスの、模索を始めました。ついでに写真の管理方法も、Appleにすべてお任せ体制から変更できれば、それこそ持続可能な館kyオウガ整うと思うのです。JPEGとRAWファイルをどうやって管理していくのか。そりゃiPhoneで扱いやすいのはApple純正の写真アプリですが、囲い込んだところで値上げされてはたまったもんじゃありません。
それに、僕としては一眼カメラで撮影している写真もあるので、できればNASで管理したいなとも思っています。冗長性とバックアップの両面を管理することは心配することが増えることではありますが、自分自身で運用することでできることもきっと多いはず。
iPadを使わなくなって、結構自分の身の回りのPC環境が、変わりつつあります。ある程度まとまったところで、また報告したいと思います。
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