ブラックフライデーの物欲供養
生きることにこだわりを。魚住惇です。 今回もちょっとしたこだわりに、お付き合いください。
ブラックフライデーの物欲供養
11月24日金曜日と言えば、ブラックフライデーでしたね。
ブラックフライデーは買い物客で道後が混む様子から言われていた言葉だそうです。アメリカの感謝祭が11月の第4木曜日にあり、その翌日の金曜日には感謝祭関連の売れ残りセールを行うことが通例となっていたとか。
どのセールも理屈は同じですけど、どうもセールとなると、普段買いそうにないようなものも値段を理由に買ってしまいそうで、僕としては物欲を抑えるのに必死でした。
はっきり言って、特段欲しいものなんてなかったんですよ。なんでかって?欲しいものはもうその時に買ってるからですよ。
けれども僕にだって、「いつかは買いたいけど、今ではないな」と思っているものもあります。そういうものを普段からリストアップしておくと、セールの時に余計なものまで買わなくなると思うのです。
結局のところ必要なものしか買いませんでした。余計な買い物は皆無です。それに、一見セール対象で安く見えるものも、KeepaBoxで価格の推移をグラフを見てみると、ブラックフライデーセール直前に値上げして、そこから値下げをして「セール品」として扱いながらも実質同じ価格である商品がゴロゴロありました。
というわけで今回は、買いたいと思っていたけれども、いざ買うとなると躊躇したこともあって、見送った商品を紹介したいと思います。
Wing Sung 630
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どこか見たことがあるような風貌の万年筆。というか形もニブの形も、まんまモンブランのマイスターシュテュック149です。
ややチープな見た目をしていながらも、軸の太さは149のそれと同じ。しかも2万円台で14金のニブが手に入ります。
今年に入ってから、海外の万年筆愛好家たちが続々と手に入れている万年筆です。
他の型番だと、629や699などがあります。矢羽のようなクリップが特徴だったり、あれどこかで見たようなことがあるような感じ。この辺りはさすが中国です。
これは憶測ですが、ブランドのコピー品を作っていたら、いつの間にかそのまま作っても品質がそこそこ良い万年筆ができてしまった。そんな商品の一端なのかもしれません。
特に630は海外のYouTuberがこぞって149と比較していて、謙遜ない書き味だと評価しているのです。しかも、14金ではなくステンレスニブだと、5000円くらいで買えてしまいます。
これね、いつかは買おうかなって思ってたんですよ。M1000をお迎えしてから大きなペン先の万年筆の方が自分に合ってるなと思ってしまって。
となるともう次の一本ってなった時の候補が、PILOTのCUSTOM URUSHIとかになっちゃうわけですよ。それかモンブランの149。それはちょっと流石に高い。
そんな時にチラッと目にしてしまったのが、中華万年筆だったというわけです。
これがね、ブラックフライデーまでは22000円だったんですよ。でも、ブラックフライデーが始まった途端に2万4000円に値上がってしまいました。何がセールだ。
というわけで、ブラックフライデーなどが落ち着いて、再び価格が落ちついてくるその日まで、この万年筆は買いません。
供養完了っと。
ペリカンのインク、エーデルシュタイン
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エーデルシュタインというペリカンの高級インクシリーズ。これのね、瓶がまたオシャレなんですわ。一度これを買って使い切った時、誤ってゴミに出してしまいました。
あぁ、なんて勿体無いことをした。今だったら、他のインクを入れるのに使うのに。
そう思って、ここ最近ずっと価格を見張っておりました。
なんかね、ここんとこずっと高騰してたんですよ。安い時は2300円で手に入っていたのに。ここんとこずっと2700円台でした。
ところがここにきて、2500円台にまで値段が下がっていました。それでも2300円台と比べるとまだ高い。いや、この手のインクを買う人は、たかだか200円でぶーぶー言ったらいかんのかもしれませんけどね。
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それだったら、こっちの緑色にしてみてもいいかもな。心筆ノートを書いてるあの生徒、今は色彩雫のミニサイズの3色セットを買ったようで、そのうちの1つが緑系だったんですよ。
これがまた良い色で。直近で見せてもらったもらった心筆ノートの文章がまた字も色も綺麗で。見惚れてしまいました。
確かにこれまで出会ってきた万年筆愛好家の中には青緑色のインクを好む方をお見受けしたこともありましたけど、全然興味がなかったんですよ。
今は正直に言うと、緑色も試したい。良い色だなと思える緑をみると、気が変わるものですね。これまでブルーブラックやロイヤルブルーばかりを買っていた自分にとって、新しい刺激でした。
食わず嫌いはあかんですね。次は緑にしよう。
というわけで、ブラックフライデーだからといって、インクを買う!という感じにはなりませんでした。
供養終了。
ThinkPad X1 Carbon
別に最新版が欲しいというわけではありません。今使っているX280の太いベゼルが気になります。
X280に搭載されているCPUはインテルの第8世代です。2023年に発売された最新モデルは第14世代。毎年新しい世代が登場するので、かれこれ6年前のものになろうとしています。
それでも、ビデオ会議アプリzoomがアプリの最低要件として第8世代以降のCPUを指定しているので、ここが最低ラインと僕は考えています。
でもねぇ、メルカリで3万円で買ったX280、前にも書いたけどCPUはi7だし、メモリは16GB積んでるし、SSDは1TB、しかもタッチパネルなんですよ。
しかもしかも、英語配列。
もう僕に買ってくれと言わんばかりの仕様でした。これで3万かよって。
だから同じ条件の、ベゼルが狭いThinkPadっていったら、X390とか、X1 Carbonとかしかないんですよ。
そしてここ最近になって、X1 Carbonの第8世代モデルの中古市場価格が3万円台まで落ちてきました。これはチャンスかもしれないと思いました。
でも中古は中古なので、キーボードはテカリが激しいし、ディスプレイは圧迫痕があるしで。部品代が更にかかりそう。
やっぱり買った以上に費用がかかるのなら、そのモデルを買うのはやめた方が良いなと思ったのでした。
これらがブラックフライデーの特価品として登場していたわけです。
[【良品中古】Lenovo 14型 ThinkPad X1 Carbon 6th [20KG-S9JBOK] (Core i5-8350U 1.7GHz/ メモリ16GB/ SSD256GB/ Wifi(ac),BT/ Webカメラ/ タッチパネル/ 11Pro64bit) | 良品中古パソコン | | 通販ショップGENO](https://www.geno-web.jp/shopdetail/000000048615)
うーん、迷う。でも、ここで3万5000円を使ったところで、僕が持っているX280と性能は変わりません。画面が見やすくなっただけ。しかも解像度は一緒なので、dpiは低くなります。
それなら無理して買わなくてもいいしなぁ。
2023年に発売されたX1 CarbonはGen11です。第13世代のCPUが搭載されています。CPUはそれこそ毎年更新されるので、新型が登場する時期を予測することができるはず。
それに、仮に新品で購入するとなると、僕の場合は学生・教職員割が使えるので、きっと通常のセールよりも安く買えるはず。中古の良い出物があれば良いなとも思いますが、新品だって十分に安く買えるとも思っています。
うん、それなら、第8世代を今このタイミングで、ブラックフライデーだから買うってのは、時期尚早です。
よし、供養完了。
ちょっと今回は、「ブラックフライデーセールでこれを買わなかった理由」というのに、お付き合いいただきました。
僕自身はこの文章を書くことで買わない理由をはっきりすることができました。有益かどうかはわかりません。
万年筆については、今のところはM1000で安定していて、新しい万年筆欲が出てはM1000で消えています。ペンケースごと持ち歩いているので、カバンの中身の金額は上がる一方ですけどね。
それと本当は、HHKB Studioがもう1台欲しくて。今はずっとカバンに入れているので、重たくて重たくて。HHKB Studioは持ち歩くタイプのキーボードじゃないですね。持ち歩いてますけど。
でもこの件はブラックフライデーとは別件なので、あまり語らないようにします。
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