生きることにこだわりを。魚住惇です。 本日もちょっとしたこだわりにお付き合いください。
愛知県に緊急事態宣言発令
8月27日に愛知県にも緊急事態宣言が発令されると報道され、前日の26日に愛知県教育委員会のページが更新されました。 基本的には前回の5月の緊急事態宣言時とほぼ変わらない緊急事態措置でしたが、スタディサプリ、ロイロノート、Microsoft Teamsの活用という文言が盛り込まれました。 しかしこれらのサービスの活用は、「通学困難等の児童生徒や分散投稿への対応として」という言葉とセットで記載されていました。 文書の通りとするならば、普段の学校生活での活用については触れられていないことになります。
部活動に例えると、本番の試合が始まったら、新しいフォーメーションを実行しろと言っているようなものです。 新しいことを始めるのならば、普段の練習から本番を想定していくものです。つまり、緊急事態宣言が出た!よし!オンライン授業をやれい!ではなく、普段の授業からオンライン配信を想定した授業をデザインすべきです。 最初は宿題をオンラインで提出させるだけでも良いでしょう。とにかく生徒も教員も、デジタルツールに慣れさせることが先決です。
そんな緊急事態宣言が出た翌週(つまり今週)の月曜日から、勤務校では始業式を迎えました。2週間後に学校祭を控えていましたが、文化祭を中止し、体育祭を延期しました。そのため、今週と来週は午前中のみの授業となりました。とりあえずこれで凌いでいこうという考えです。
学校内でオンライン授業をやることが決まった
そこで問題となったのが、僕が情報の科学で利用しているコンピュータ室でした。アクリル板で仕切られているものの、なかなかの密だと言える部屋です。
どれほど密なのかは、プレイグラムタイピングというタイピング練習サイトに掲載された写真から判断できると思います。
愛知県立杏和高等学校様 | 導入事例 | Playgram Typing プレイグラムタイピング
リンク先の写真をご覧になった方は、おそらく口を揃えて「やばいなこれ」と思われるはずです。
で、これを書いている8/31に管理職に「本当にあのコンピュータ室に1クラス分の生徒全員を入れて授業をやって、よろしいのでしょうか」と言質を取ろうとしたところ、「確かにあの部屋に40人はまずいな」という話になり、対策を迫られました。
こうして僕の情報の授業の同じ部屋で受ける生徒を半分に減らし、もう半分を別の部屋に移動させて、同じ建物内で半オンライン授業を行うことが決まったのです。
幸いにも、配信用機材としてATEM mini Proを昨年度に学校の予算で買ってもらったので、コンピュータ室の教員機の画面を配信するのはなんとかなりそうです。あとはどのサービスを使って配信するか。1学期の始業式はOBSを使ってRTP/MPEG Transport Streamで配信を行いましたが、今はTeamsも使えるので、ここらでTeams会議を行うのもありかなと考えています。
明日初めて試みるので、かなりドタバタするかもしれませんが、まぁこの試行錯誤も楽しいものです。 こうした非日常的なことが起こると、個人的にはワクワクしますね。
何度もnewsletterに書いていると思いますが、愛知県は来年度の入学生、つまり令和4年度入学生から、1人一台タブレットを使った授業の開始です。これは県教委からの通知文書に明記されているものです。そして令和4年度入学生が受ける大学入試共通テストから「情報」が追加され、いよいよ高校のGIGAスクール構想が本格化するのです。
この過渡期に教員としてGIGAスクール構想に現場として携われることが、楽しくて仕方ありません。
急遽作成した体温集計フォーム
このご時世、いつどのタイミングで新型コロナウイルスに感染するかわかりません。 ただ、今言えるのは、もしPCR検査で陽性反応が出た時に頼りになるのは、日々の記録だということです。 特に学校で陽性者が出た場合、本人の体調が数日前からどのような変化があったのかや、濃厚接触者の体調の変化についても事細かに追求されます。この対応は、養護教諭(保健室の先生)が担当することになっています。 小中学校では体温の記録を厳しく取るようになっていて、検温しないと教室に入れないようなルールを設けるなどして対応していると聞いたことがあります。 僕の今の勤務校では、生徒手帳に記録するように指示してありますが、個人が記録をつけているだけでは、学校側が把握できません。ましてや手書きて書かれたものを転記するなんてことは、GIGAスクール構想を進めるこの時代に真っ先に淘汰されるべき業務です。
そこで僕が暫定的に作ってみたのが、MicrosoftFormsとExcelをSharePointで連携させる取り組みでした。SharePoint、一度使ってみるとWordPressのGutenbergブロックみたいな感じで共有ページが作成できて、ささっとページを作ることができました。
ただ、作ってみたまでは良かったのですが、現任校では思った以上に受けが悪く、全てのクラスで実施とまではいきませんでした。 出来ることから、受け入れてくださる学年から細々と広めていく予定です。
Storm44 Ver2
夏休みの工作として作ったStorm44を、再設計してみました。 キーキャップも周囲だけピンクに変更しました。Storm44は白を基調として、一部アクセントとして他の色を使うのがバランスが良さそうです。 このキーキャップ、周りの部分だけ使ったので、結果的に大部分が余っているんですよね。キーキャップってこうして余ったものがどんどんと溜まっていくんだという感覚を絶賛実感中です。そしてこの流れは、キースイッチにも及んでいくのでしょう。うぅむ、沼ですねぇ。
Ver2と最初に完成したものと比べて大きく違うのは、親指の一番外側のキーの位置です。初代のStorm44を実際に使うと、右手の親指で一番外側のキーを押そうとしたら遠かったのです。もちろんキーに指をセットするときの角度にもよりますが、常に右手だけ、遠いなと感じていました。 遠いキーを押すためには、ホームポジションから指を離さなければなりません。Storm44はホームポジションから指を離さずに使うための工夫を盛り込んだ40%キーボードなので、ホームポジションから指を離すことはなんとしても避けなければなりません。 遠いキーがあるなら、押せる位置に移動させれば良いじゃないかというのが、改善案でした。
あとはまぁ、見た目には出てこない部分をちょこちょこっと見直して、全体的に強度を高めました。
もちろん、光ります。
新学期が始まったので、キット化は一旦保留です。LEDの配置場所ももうちょっと調整したいと考えています。
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