生きることにこだわりを。魚住惇です。 今回もちょっとしたこだわりに、お付き合いください。
GoogleのTrainer Skills Assessment - Japan の認定資格試験に合格した
Twitterにも投稿しましたが、今年度に始めたGoogle認定トレーナーの勉強も、トレーナースキル到達度テストの合格まで進みました。 今僕が目指しているのが「Google認定トレーナー」に認定されることです。
これに認定されるためには、
Google認定教育者レベル1に合格
Google認定教育者レベル2に合格
トレーナースキル到達度テストに合格
トレーニングセッション5回
トレーニングセッションのまとめ
自己PR動画(3分)の作成&公開 が必要です。 全体から見ると、僕はまだまだ3つ目までをクリアしたに過ぎません。
愛知県の県立高校のGIGAスクール事情についてはいつかのnewsletterで語った気がするので割愛します。一言で言えば、転勤先がGoogleを使っている学校だとしても、教える側の教員として勤務先に貢献するためです。
上に書いたリストの通りに今後進めるとなると、トレーニングセッション、いわゆるセミナーみたいなことを5回やらなければなりません。 その分の教材作成、そしてフィードバックなども受けながら、PDCAサイクルをぶん回しつつ5回。結構な分量です。これを3年以内に行うことで、Google認定トレーナーとして申請することができるようになります。
かなり長い道のりです。トレーニングセッションの手法として、マンツーマンでのコーチングでもOKだとは聞いていますが、それでも5回分は長いです。
こんなこともあろうかと、勤務校の所在地の市議会議員さんとお話しする機会があった時に、「GoogleClassroomの研修やれますよ!ぜひ地元の小中学校に派遣させてください」みたいなアピールをしておいたので、その話が現実になることを祈るばかりです。
またいつか、その話を詰めることにしましょう。
MacBookが欲しい問題が再燃している
先日行われた愛知県高等学校情報教育研究会、刈谷のとある会議室を配信基地にして、役員のみなさんが各々のご自身の端末でZoomに参加し、チャットやブレイクアウトセッションを進めていました。 その中で僕1人、端末がiPadでした。 ただ単に参加するだけなら、iPadでも問題ないとは考えていますが、やっぱり参加者を確認したり、同時にDropboxで共有しているファイルを開いたりするには、iPadOSではやれることが少ないと思ってしまいました。
あ、HHKBは接続していますよ。役員会や研究会で行われているやりとりをリアルタイムで記録するにはHHKBが絶対に必要です。僕は万年議事録係です。
それでも、文章を入力していくだけならiPad+HHKBで事足りますが、参加者を確認したり、映像を見ながらコメント欄を確認するなど、より多くのことをやろうとすると、ちょっとiPad Pro11インチでは物足りなさが目立ってきました。特にiPad版のZoomはチャットを見るにはポップアップみたいにしか表示されないので結構ストレスです。映像と同時にチャットを見ることができません。これを解決するためには、端末を複数用意するか、ノートパソコンで活動に参加するしかありません。
となると、MacBookかWindowsのノートが必要になってきました。 僕のMacBook歴は2012年Air、2015年MacBookPro、2016年MacBookで終えました。それ以降は自宅にあるiMac2010とiPadだけで事足りる生活でした。そのiMac2010も2018年にジモティーで他者の元へドナドナされていきました。 僕にとってMacBook1台しかMacを所有していなかった頃は、自宅でも出先でもずっとMacBookを使う、言わば相棒的な存在でした。
でもiMacを使うようになると、音楽を聞くにしても動画を見るにしても、iMacの方が優れていて、自宅ではMacBookを使わなくなってしまい、MacBookが出先専用機扱いになっていきました。
ところがiPad ProにSmartKeyboardを付けて使うようになると、MacBookと競合するようになり、MacBookを手放すことになったというわけです。まぁ僕が所有していた最後のMacBookはCPUがCorem3だったので非力すぎて、最後は使い物にならないくらいな印象でしたが。1つしかない外部端子もUSB-Cで、Thunderbolt3ではなかったのでeGPUも使えず、手放す以外に道はありませんでした。
そんなこんなで、現在はMac mini 2018とM1 iPad Proという組み合わせで使っています。
で、研究会などではiPadOSが非力すぎるので、これをどうにかしたい。長くなりましたがこれが本題です。 これを解決する候補として、Mac miniを買い換えるタイミングでMacBookAirの安いのを購入して、自宅ではクラムシェルで使うという方法を考えました。 これなら、出先でMacBookを使う時にも、自宅と同じ環境を持ち出せます。昔みたいにMacBookでノマドみたいなことも夢ではありません。
うん、欲しい。
ただ今これを書いていて、もう1つ、今の環境でも実践できそうな方法を、まさに今、思いついてしまいました。
DuetDisplayやLunaDisplayで、Mac miniのメインディスプレイとしてiPad Proを使うという方法です。 完全にネタな方法を、まさか真剣に考えることになろうとは・・・。
Mac miniが登場した時に、話題になりました。Mac miniを持ち歩き、iPadを画面として使い、スタバなどで使う。いやいやどう考えてもネタだろ?と思うかもしれませんが、研究会の配信会場には電源もWIFIも用意されているため、割と現実味を帯びていると考えられます。
どっちにしろHHKBは持ち歩いているので、Magic Trackpad2とMac miniを追加で持ち運ぶだけで、環境としては実現しそうです。
いやいや、変態な環境が出来上がりそうです。 でもそれをやるなら、せめて11インチじゃなくて、iPadは12.9インチの方がやりやすいな。 MacBookを購入するしないにかかわらず、次に購入するiPad Proは12.9と心に決めています。ちょっとこれは、面白そうな環境ができそうですね。
ちょっと近いうちに、まずは今の環境で実験してみようと思います。
「ScrapboxとScratchとロイロノートを組み合わせたプログラミング授業実践」が情報処理学会誌に掲載された
2月15日より、情報処理学会のサイトと紙媒体で、会誌「情報処理」Vol.63 No.3が公開されました。この会誌の連載「情報の授業をしよう」に、魚住が書いた「情報の授業をしよう!:ScrapboxとScratchとロイロノートを組み合わせたプログラミング授業実践」が載せられています。
これをTwitterで増井俊之先生がツイートしてくださっていました。
ツイートがあったのは2月15日当日のお昼頃だったので、魚住はもちろん高校で勤務中。コンプライアンス遵守のため、反応したくてもできませんでした。
思えば増井先生と初めてお会いしたのは、2019年3月25日に行われたScrapboxDrinkUpというイベントでした。5分間のLTで話すためだけに、愛知県からはるばる東京まで行きました。
この写真はちょうどそのLTでScrapboxで教材サイトを作って公開し、それを見ながらScratchでプログラミングを学んでいる様子を説明しているときのものです。 今年度からは言語をScratchからPythonに移行しましたが、Scrapboxの活用方法はこの頃と変わっていません。
増井先生とのツーショットももちろんお願いして撮らせていただきました。ここには載せられませんが。POBoxやiPhoneの日本語予測変換を作った人は、この人かー!という感動がありました。当日は開発中のIMEの画面を見せてもらったりもしました。IME作れるって、すげぇわ。
ほいでもって、今回のことで増井先生にTwitterでフォローしてもらえたのが嬉しくて嬉しくて。ようやく認知してもらえたぞー!と舞い上がっていました。昨日は職員室でも1人でウキウキしてたんだろうなぁ。
2019年だと、もう3年前ですね。2019年はその後で本を書き始めたり、HHKBのイベントに呼んでもらえたり、あの頃からとんとん拍子にいろんな歯車が噛み合っていきました。過去から未来って、全て繋がっているなぁとしみじみ思います。 あの頃からScrapboxを授業に使っていて、やっと文章という形に仕上がりました。
何度かnewsletterで語っていますが、今年の9月までには愛知県の県立高校生徒全員のタブレット端末が納品されます。これでやっと、Scrapboxを生徒がいつでも使える環境が整います。 アウトライナーだって、Obsidianだって、Scrapboxだって、やっと普通の教科での授業で生徒に使わせられる時代がやってくるんですよ。
機動戦士ガンダム00の映画版では、主人公の刹那・F・セイエイは未知の生命体ELSとの対話を試みた時、自身の脳では処理しきれない情報を量子演算装置ヴェーダで受け止めました。 人間の脳では受け止めきれない情報というのは、なにもガンダムの話に限ったことではなく、僕らにとっては日常ですらあります。Twitterのタイムラインなどもそうです。全部を読むなんてことは不可能です。溢れんばかりの情報の渦の中、現代人は生きています。 その中で自分が興味関心を惹く情報を全て覚えることも無理。なら記録をしていくほかありません。 情報を記録し整理していくためにコンピュータを使う。これについて教えられる時代が、やっと、やっと来るわけです。 そりゃOneNoteとかGoogleドキュメントとかを使ってノートテイキングしても良いんでしょうけど、できれば既存の紙をそのまま置き換えるようなデジタル化ではなくて、情報同士がつながり、情報同士で化学反応が起きるようなアプリ・サービスを授業で使いたい。ずっとそう思ってきました。
その一つの答えがScrapboxだと言えます。iPadではちと使いづらい面もありますが、愛知県が選んだ端末はWindowsです。EdgeでもChromeでもScrapboxならまぁ大丈夫でしょう。 共同編集したりページを公開したりと、やりたいことが山積みです。 Scrapboxを使った情報整理の授業を、次年度の2学期から実施したいと思います。 先週のnewsletterと比べると、明らかにキーボードが乗っています(筆が乗るの造語)。今週はかなり楽しい1週間です。
今回のnewsletterは以上となります。 「いいね」を押していただけるとうれしいです。内容に関するご意見ご感想がありましたら、「#こだわりらいふ」をつけたツイートや、Substack内のコメントまでお願いします。