M1000が帰ってきた
生きることにこだわりを。魚住惇です。 今回もちょっとしたこだわりに、お付き合いください。
M1000が帰ってきた
HHKBミートアップの時に立ち寄ったリヒトープさんという万年筆ショップ。そこで出会った鈴木智子さんに調整をお願いして預けたまま、愛知県に帰宅しました。
待ってたよM1000。M805もいいけど、やっぱりあなたを使いたい。
ところがこれが、また新たな悩みの始まりでもありました。
・・・かすれる。
あー、またか。またかすれるようになったのか。そう思って、リヒトープさんにメールを送ってみると、調整時には問題なかったとのこと。しかも調整戻りが度々発生していたらしく、時間がかかっていたとも聞きました。
つまり現状は、調整戻りも解決して安定している状態。いわば完成品だと思われます。
それでも書き始めに高い確率でかすれる。まるで新品で買った時のようです。
万年筆かすれる問題
海外製の万年筆を日本人が使うと、書き始めにかすれてから、次第にインクが出てくる。この手の話は非常によくネットでも見たりします。
原因として挙げられるのが、日本人の筆圧が海外の人と比べて弱いことです。なので、海外の人の筆圧に合わせて作られた万年筆だと、筆圧が弱い人が使うことでミスマッチが起こります。
今回のように、ペン先を紙に押し当てているのに書けない。つまりインクが紙に染みないという現象に悩まされるのです。
キーボードにも同じことが言えます。自作キーボードに使われているキースイッチという部品は、主に海外製品です。HHKBのキー荷重が45gであることに対して、自作キーボード用のキースイッチは55gや67gなど、もっと重たいものが中心だったりします。
中には軽いキースイッチもあるんですけどね。35gだったり40gだったり。ただしそういう軽めのスイッチは少数派です。これも海外の人の好みによるものです。だから人気のキースイッチがあったとしても、僕から見ると対象外だなと思ってしまうのです。
戻ってきたM1000は、「やっぱりあなたの好みは力強い人なんだね。自分なんかじゃ、持ち味が活かせないのかな。」と思えてしまうほど、少し筆圧をかけないと満足にインクが出るものではありませんでした。
そう、自分はこの感覚が嫌だったから、ラッピングフィルムを使ってペン先を削ってでも、自分が書きたいときに機能してくれるペンになって欲しかったんだ。
インクフローが良いとき、悪いとき
ところが、数日使ううちに状況が変わってきました。インクフローが良くて、ぬらぬら書ける時があったのです。
いつになく機嫌が良いなぁ。ずっとこの最高な書き心地でいてくれよ。どれだけそう思ったことか。
一度気になってしまうと、頭の中がそればっかりになってしまうものです。頭の中はずっとインクフローの話ばかり。ノートに書いた文章のほとんどがインクフローの状態についてでした。
しかもこの良いときがずっと続くわけではなくて、最高だ!と思ったその気持ちを表現したくて書き続けていても、その文字を書こうとしたときに限ってインクスキップが起こったりました。
えええ、今褒めようとしたのに、その瞬間に悪さするの。もうそんなんばっかです。
元々、M1000という万年筆は、ペン先が大きく、そして柔らかいのが特徴です。
ペン先が柔らかいと、書いているときに弾力を感じます。強く書くと太い文字が、軽く書くと細い文字が書けます。指の力だけで線に強弱が生まれて、その人の書き方がそのまま字に反映されて、面白いのです。
原因はこれか?
なんかここのインク、少ない?というか、ここって隙間こんなに空いて良かったんだっけ?
確かに、調整に出す際はインクフローを絞るようにお願いしました。しかし絞った結果インクスキップが起こってしまっては本末転倒です。
ただどうしても、インクフローを絞るためにここまでするのかと、この調整そのものに抱いていた疑問が見えてきました。
うーん、ペリカンの万年筆を分解するには、ノックアウトブロックと、時計用のハンマーが必要なんですよね。ノックアウトブロックは2万円くらいする。3Dプリンタで作ろうかしら。ハンマーはAmazonで1000円くらいで入手できそう。
ちょっとまだどうするかは、時間をかけて考えようと思います。まずは、体調を回復させてからかな。
家族全員インフルエンザA型に感染
地獄じゃ。この世の地獄を見ているようじゃ。
家族全員がインフルにかかりました。上の文章のほとんどは、週末に書いたものです。
ここからが前日に書いた文章。いやぁ辛いのなんのって。 最初は上の子が先週に発症していました。ゆかさんは土曜日に発症、僕は月曜日に発症です。
新型コロナウイルス以上の辛さです。めちゃくちゃ頭が痛いし、関節も痛い。
ゆかさんは発熱外来にかかることができましたが、僕は予約がいっぱいで対応ができないと一度断られて、翌朝に受診できました。
今週はずっと、熱との戦いになると思います。
そうそう。大人向けの抗インフルエンザ薬として、ゾフルーザという薬を処方してもらいました。ゆかさんのかかりつけの病院では選択肢がなくて、ゾフルーザ一択だったらしんですが、僕が行った病院では、どれにするのか選ぶことができました。
抗インフルエンザ新薬「ゾフルーザ錠」について 【薬剤科】 | 市立御前崎総合病院
これまで通りのタミフルにするのか、吸入することで楽に取り入れられるリレンザやイナビルにするのか、それとも全く新しいゾフルーザにするのか。
僕も試しにゾフルーザにしてみました。なんでも、タミフルはインフルエンザウイルスを体外に排出するまでに72時間必要だったのに対して、ゾフルーザは24時間で排出が終わるそうです。
ただし解熱効果はないらしいので、同じタイミングでロキソニンも飲みました。
効き目を確かめている間に、今度は下の子も38度まで熱が上がってきていて、一家存続の危機を感じているところです。
授業はひとまず、プログラミング演習に入ったところは自分たちで学習を進められそうです。そうでないところは自習にしました。
夫婦2人での生活だったら、インフルの予防接種なんて打たなくてもいいよなって考えていました。だってちゃんと手洗いうがいをすれば防げるんですから。
でもここにきて、子どもという存在が如何に不安材料なのか、よくわかりました。保育園は今、感染者が増えているそうです。そりゃそうだわな。手洗いうがいを徹底させたとしても限界はありますし、マスクをつけないので、どこかで拾ってくるわけです。
そういうことを考えると、次からはインフルエンザの予防接種くらいはやっておいた方が良いなぁと思えてきました。今回はもう、遅いんですけどね。
ロキソニンでちょっと体温が下がったので、残りの文章を書いてみました。来週には、また元気になると思います。
前回、コロナにかかった時には、体温の記録を行う余裕がありました。今は全然できてません。頭が割れそう。
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