iPhone12用のMagsafe対応モバイルバッテリーが欲しい
生きることにこだわりを。魚住惇です。 今回もちょっとしたこだわりに、お付き合いください。
iPhone12用のMagsafe対応モバイルバッテリーが欲しい
iPhone12を買いました。2台。 転売用じゃないです。自分用です。はい。 レッドの128GBは自分用、ホワイトの64GBが妻のゆかさん用として購入しました。 Twitterを見ていると、実質24円でiPhone13が登場した店舗があったり、楽天モバイルでは新規契約で4万円引きキャンペーンを実施していたりと、まだまだ在庫を捻りだそうとしている感じが覗えます。 特に楽天モバイルは、パートナーエリアをやめて完全自社の電波に切り替えていくと発表したので、それもあってiPhoneを餌に契約者数を増やしたいという狙いがあるんじゃないかと推測しています。
これを機に、Magsafe対応グッズを増やしていこうと考えているんですが、何にしようかなぁって考えているところです。 あとスタンドも欲しい。となると、Ankerのスタンド兼モバイルバッテリーが良いんじゃないかと考えています。
本当はApple Watchの充電機能も欲しいんですが、Apple Watchの社外品は、どうもwatchOSのアップデートの影響を受けるようです。調べていると、購入後に使えなくなって後悔する可能性が高いなという印象があります。
なのでここは、Apple Watch対応が良いとか過度な希望を考えずに、単純にUSB-C端子で充電できるMagsafe対応モバイルバッテリーを選ぶのが良いかなって考えました。まぁAnkerのが欲しいんですけど、高いですねアレ。
でも、何かしらのMagsafe対応製品を買ってみたい。試してみたい。そう思うんですよ。なにせ折角のiPhone12なんですから。そのためにケースも内側にMagsafe対応シールが貼ってあるものを選びました。 やっぱここは、モバイルバッテリーだな。裏に貼り付けるタイプで、スタンドにもなるやつ。買いたいなって考えています。
そして何より、iOS15.4から対応したマスク有りFace IDが本当に快適で、ロック解除はもちろん、アプリをインストールしたり、決済したりってのが、外でもやりやすくなりました。これはApple Watchでのロック解除だけでは味わえない快適さ。というか、元々コロナ前は既にFace IDで実現できたことですよね。これがマスク有りの生活でも実現できたっていうことが、本当に素晴らしいです。
Androidスマホだと今、手元にRakuten Handがあるんですけど、顔認証も画面内指紋認証もあるのに、指紋認証はかなりの確率で失敗するし、どことなく反応が遅いので、やっぱりiPhoneの快適さには敵わないなというのが正直な感想です。
次のiPad Proで、マスク有りFace IDに対応してくれないかなぁ・・・。学校はまだまだマスク着用がルールなので、MagicKeyboardに接続してないiPad Proがちょっと使いづらいんですよね。秋の発表を心待ちにしつつ、とりあえずはMagsafe対応モバイルバッテリーを購入しようと思います。
※ここまで書いた後、無事購入しました。これを配信した2022年4月6日の夕刻に届きます。
春が来て、涙する
新年度が始まりました。これを配信する4月6日は、多くの学校で入学式が行われます。 3月31日には愛知県では教職員の異動が公表されて、地元の中日新聞にも掲載されていました。ちなみに異動対象の教職員には31日よりも前に、管理職の先生から異動が言い渡されます。異動される先生方は、新聞で公開されるまでは内緒にしている方がほとんどです。
今だから話しますが、僕は今年度は異動しませんでした。昨年度と同じ勤務校で今年度もお世話になります。
他校に異動される先生方と離れ離れになるのは寂しいけど、これもこの職業ならではだよなぁ・・・。
なんて思っていたのも束の間。
ここ数日の間で、自分が予想もしていなかったことが立て続けに起こったので、ちょっとまとめながら話そうと思います。
「この学校は進んでいるね」
勤務校に新しく転任された先生に言われました。しかも複数の方から。 特にここ数年は新型コロナウイルスの感染が拡大していく中で急激に進むGIGAスクール構想に合わせて、愛知県教育委員会からGoogle for EducationやMicrosoft Teamsなどの教育ツールの導入についての文書が届きました。
それを見ながら、「これは早いとこ準備しないと、他校からみて遅れてしまう」と思い、勤務校では何が実施できるのだろうかと考えながら、やれることをやってきました。
ツイートの内容と重複しますが、愛知県はMicrosoftと包括契約を結んだわけなので、僕はGoogle for EducationではなくMicrosoft Teamsを選びました。生徒全員のアカウントを用意しました。そして授業中に使えるロイロノートスクールというツールの魅力に取り憑かれて、こちらも教員アカウントと生徒アカウントを全て作成して配布しました。
Microsoft Formsを使って毎朝の検温結果を生徒に入力させたり、保護者の方には欠席遅刻早退の連絡を電話しなくても済むようにFormを用意しました。これは今年度も継続することになっています。
なので、勤務校に新しく赴任される先生方には、Teamsへの参加の呼びかけとロイロノートのアカウントの配布を行いました。
このタイミングで言われたのが、「この学校は進んでいるね」という言葉でした。
正直、信じられませんでした。僕は他校が進んでいると思っていて、それに負けないようにと、少しでも追いつけるようにと環境を整備してきました。新しい時代が来るからと、令和の教育の時代が来るからと、僕自身焦っていました。小中学校ではすでに1人一台端末が用意された環境で授業が実施されている。その子たちが、令和4年度に入学してくる。その子たちが高校に入学してきて、退化を感じてはならない。常に考えてきました。
「新しいことも大事なんだけど、調和も大事なんだよ」と言われたり、「これまで通り黒板とチョークで授業をやればいいんだ!勝手なことをするな!」と叱責を受けたこともありました。
この2年間は、特に文科省や県教委が進めている政策と、現場の現状が乖離していることに葛藤する毎日でした。
「そんなに嫌なら一生黒板で授業やってろよ。デジタルデトックス校として名を轟かせればいいじゃねーか。」 心の奥でそう考えてしまうたびに、「だめだだめだ。ひねくれてはいけない。そんなことを思ったって、今度入学してくる新入生のためにならない。生徒のために仕事をするんだ。」と自分を言い聞かせてきました。
他校の実践報告の発表を見るたびに、勤務校の現場に絶望して、この悩みを管理職の先生に相談したら「ICTを使った授業が、良い授業とは限らない」とも言われて。その度に「やっぱり自分の考え方の方が、間違ってるんじゃないのか。」とも考えてしまいました。
でもね、他校の実践報告を見てると、スマホやタブレット端末を勉強に活用する試みは、楽しそうに映ったんですよ。これまでできなかったことができるようになるワクワク感。黒板と紙に縛られない新しい授業。使えば使うほど、調べれば調べるほど便利なことが多くて、心のときめきには嘘がつけませんでした。
昨年度、徐々に僕の考えに賛同してくださる先生方が増えてきて、やっと実現したのがツイートの内容でした。 この光景を見て、新しく赴任された先生が「前の学校はここまでやってなかった」と口を揃えて話すのです。しかもその先生方は、新しいことを面倒に思わず、やり方を教えてほしいと僕に相談をしてくださいました。「設定をしてほしい」「教えてほしい」「自分もやってみたい」と言われたことが、どれだけ嬉しかったことか。どれだけ励みになったことか。
「新しい勤務校で○○がない!」
先ほどお話ししたのは、この春新しく勤務校に転任された先生のお話しでしたが、当然その逆の現象も起こりました。
新しい学校に異動することになった先生方からの「新しい学校は、Teamsを使ってない」「ロイロノートが設定されていなかった」という相談がありました。Teamsは愛知県教育委員会という組織に全ての教職員が所属しているので、例え他校に異動したとしても、メッセージのやり取りや通話などが行えるようになっています。
新年度が始まってからというもの、異動した先生方から、ちょくちょくTeamsでメッセージが届いたんですよ。 しかも「ロイロノートを使いたいのに設定すらされていない」「Teamsが活用されていなかった」「職員会議の資料が紙だった」という内容ばかりでした。あとこれに加えて「パソコンの調子が悪いから助けて」という内容もありました。
異動された先生は、特に僕が行ったTeamsの導入やロイロノートの導入などにお付き合いいただいた先生方です。あくまで想像でしかありませんが、導入時は「これって本当に必要なのかなぁ」くらいは思っていたのかもしれません。 それが異動をきっかけに、こうして僕に連絡をしてくださるのですから、今では逆にそれらの環境が整っていないことに驚かれているんだと思っています。
その先生方には申し訳ないんですが、こうした悲痛の叫びを聞けて、込み上げてくるものがありました。 ご不便を喜ぶわけでは決してないんですけどね。僕が整備した環境をこれまで便利に活用していてくださっていたのかと思うと、嬉しくて。
ひょっとしたら、僕自身が学校現場では珍しい存在なのかもしれません。 先生方が快適に仕事をされる環境を整えたり、新しい仕組みを導入するという作業が、僕は好きなんですよ。 環境構築だとかシステムの導入だとか、そのための設定作業だとか、夢中になって楽しめる性格です。
プラレールで例えるとわかりやすいですね。コースを作っていて楽しい。うまくレールがつながって嬉しい。その上を電車が走る姿を見て更に楽しい。見ている人からは感謝されて、もっと嬉しい。
ICTは使っていただくことに価値がある
仕事とはいえ、自分が用意したものを使ってもらえることが、本当に嬉しいんですよ。自分の知識やスキルが、他の人の役に立ってるわけですから。
そこで僕は思うんです。例えばブログやTwitterなんかで、「アンケートを取るならGoogleFormがおすすめ!」みたいなことを言っている人をたまに見かけるんですよ。他にもおすすめアプリなどの紹介で、「いいね」やリツイートなどが欲しくて所謂テクニックをひけらかしている人。
そりゃね、紙のアンケート用紙を作成して配布して回収して集計するよりも、便利ですよ。アプリだってそりゃ便利なものが無条件に使えたら最高ですよ。
でも肝心なのは、どうやってその手法を、安心安全に学校現場で使えるように環境を整えて、皆さんに使い方を伝えて、使っていただける状況を作るかなんです。
自分だけがやる仕事なら、自分がやりたいようにやれば良いんですよ。でも学校は組織で動いているので、これまで紙でやっていたアンケートをWeb上でやれるようにすることも、実際にフォームを作る作業以上に、フォームを利用するっていう話を会議で通す方が苦労します。本当に本当に本当に苦労します。
自分自身はこれが如何に便利なもので、どれだけ働き方が改革できるかもわかっている。けれどもそれを、周りの先生方にご理解いただかないと、導入すら実現できません。
せっかくのスキルも、多くの先生方に使っていただいて、便利さを実感していただかなければただの自己満足の世界で終わってしまいます。
春の別れの言葉が、まさか感謝の言葉だったとは、本当に思いもよりませんでした。この仕事をしていて良かった。同じ職員室で働くみなさんが、少しでも快適に仕事ができるように、あれやこれやと試行錯誤していたことが、ようやく身を結びました。
ここ最近の同僚の先生方とのやりとりで、自分がこれまで頑張っていたことが間違いじゃなかったことが分かって、嬉しくて嬉しくて枕を濡らしてしまいました。
ちょっと今年度は、昨年度までの2年間と比べると、楽しくなりそうです。まだ新年度が始まっても、新学期は始まってないんですけどね笑。
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