iPadOS15から見えたiPadの限界
生きることにこだわりを。魚住です。
ロイロノートスクールのサポートページに、僕が授業で実践しているロイロノートの活用方法が掲載されました。
これは昨年度の3学期に実践した授業の内容です。
授業案をシンキングツールで作成するのは、かなり新鮮でした。
Scratchで作成したプログラムのスクリーンショットをロイロノートで提出させることで、みんなが作ったプログラムを比較しながら学びを深めるという試みでした。
ロイロノート認定ティーチャーとしての活動も、今後こうして増えていくことでしょう。
さて、今週も魚住のこだわりにお付き合いください。
## 7sProを10日間使い込んだ感想
7sProという自作キーボードを使い始めてから10日ほど経ちました。かなり快適にタイピングできています。
配列がHHKBなので、これまでと同じ感覚で分割されたキーボードを使い込むことができるのが、本当に心地よいです。
前回までのnewsletterにも書きましたが、僕はアルファベットよりも更に上の段にある数字や、0の横にあるハイフンを打つのに苦労するという感覚がありません。
タッチタイピングを練習する際、基礎基本を大切に練習してきました。今となっては、「◯◯くん、今「R」を中指で押しましたね?正しくは人差し指ですよ。」と授業で言えてしまうほどです。
誰にでもある能力ではないと思うので、ますます自分は教員の方が向いているのかもしれないと改めて実感しました。
そうそう、僕の視点でPFU社がYoutubeで公開しているHHKBのASMR動画を見ると、「あ、これ、キーボードを見ながらタイプしているな」っていうのがわかるんですよ。「B」を押すときとか、視線をキーボードに移した挙動をしています。
自作キーボードもこれで4台目となりましたが、終着点が見えてきた気がします。ちゃんと角度をつけるのであれば、僕はCherryプロファイルが向いているんだなっていうのもわかりました。
となると次のこだわりは、キーキャップとTRRSケーブル、7sProのアクリル板の購入でしょうか。
物理配列沼はHHKB完全再現ということで一旦終わるとして、今後は見た目にこだわっていきます。
既にいくつかAliExpressでキーキャップやTRRSケーブルを購入しました。
日本のAmazonでもいくつかキーキャップは出品されていますが、無刻印となると選択肢が絶望的です。
中国からの発送って、日本に届くのが遅いんですよね。早く届かないかなぁ。
## iPadOS15から見えたiPadの限界
Microsoftが2in1タブレット端末を出したことで、いつかMacとiPadが融合する日が来るんじゃないかという噂が流れたことがあります。
しかし3年前のWWDC18で、「Are you merging iOS and macOS?」の後に大きく「No.」と出ました。
3年前のWWDCなので、2018年の6月です。秋には新しいデザインのiPad Pro2018年モデルが発売され、2020年にはiPad用Magic Keyboardも発売されました。
これまで純正キーボードはSmart Keyboard Folioしかなかったこともあり、Magic Keyboardが登場しトラックパッドも使えることでよりPCライクに使えるようになったと喜ぶ人が増えたように思います。
あるいは、iPadにキーボードをポインティングデバイスをくっつけたことで、「実はiPadOSでも多くの仕事ができるでしょ?」とAppleが言いたかったのかもしれません。
ただしそれはあくまでiPadが便利になっただけの話で、iPadがPCになったという話ではないわけです。
僕は先日、M1チップ搭載のiPad Pro 11インチを購入しました。Macに搭載されていたチップが内蔵されたiPadという響きがめちゃくちゃ魅力的でした。
これからiPadは、どう進化してくれるんだろうか。もっとMacに近づくようになるんじゃないか。思いを巡らせました。
しかし先日のWWDC2021で発表されたiPadOS15は、確かに便利にはなるものの、iPadの域を出なかったのです。
あくまで、これまでのiPadOSに機能を追加したという位置付けの発表でした。
それともう一つ。次期macOS「Monterey」に搭載された「ユニバーサルコントロール」という機能が発表されましたね。Macに接続されたキーボードやマウスでMacの画面を超えてiPadを操作できる機能です。
便利か不便かと言われたらかなり便利な機能です。今すぐにでも試したいです。
でもね、この機能によって、MacとiPad両方が同じ机に並んでいたら、iPadはMacのサブマシンなんだよという扱いを受けたように、僕は感じてしまいました。日頃からiPadを駆使して授業をやっている身としては、物悲しい気持ちがあります。
Appleは、iPad ProにM1チップを載せて、何をやりたかったんでしょうか。この答えが、未だに僕の中で見出せずにいます。
「iPadにM1チップが載った」という響で、僕以外にも、iPadが更にPCライクに動くようになるのではないかと期待された方がいると思います。
Apple Siliconに統一されていくことで、アーキテクチャによる違いがなくなりました。MacもiPadもiPhoneも、大きさ、タッチスクリーン、電話にしか違いはありません。僕としてはもうちょっと融合してくれても良いのになぁと思うわけです。
現行のiPadOSでは8GBや16GBのメモリ空間を1アプリだけでは十分に活かしきれません。
https://www.iphonehacks.com/2021/05/apps-limited-maximum-5gb-ram-m1-ipad-pro.html
せっかくのM1チップを活用できる手立てが少なすぎる。
今のところ動画のエンコードやベンチマークでしかその違いが実感できないとか、悲しすぎます。
ちょっと今回は、WWDC2021を見ていて思ったことを、正直にだらだら綴ってみました。
これから、iPadはどう進化していくのでしょうか。A15チップがiPhone用に開発されていく、もしくはiPhoneにもM1が載る。考えれば考えるほど、ソフトウェア面での進化を期待したくなります。
もっとそのポテンシャルを引き出してほしい。そう願っています。
今回のnewsletterは以上となります。なんか、思ったよりもiPadの話が膨らみませんでしたね。
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