iCloudの移行先2
生きることにこだわりを。魚住惇です。 今回もちょっとしたこだわりに、お付き合いください。
2TBでは足りなくなってしまった
まずこちらのスクショをご覧ください。
ほら、もう、2TBで契約したiCloudがもう限界を迎えてしまいました。これは由々しき事態です。次の容量は6TBで、毎月4500円もします。毎月5000円近くもサブスクに払うのはコスパがさすがに悪すぎます。
前回は1500円への値上げが発表されたという話を少しだけ語りましたが、もうそんなことも言っていられないくらい、容量がひっ迫していることを改めて認識しました。今回は、そんな容量問題を解決するための、考え方をまとめたいと思います。
そうそう、現時点ではまだ、解決には至っていないんですよ。なので解決の途中経過であることご容赦ください。
かけがえのないデータとは
僕らが大切にしているデータとは一体何でしょうか。僕が学生時代の頃は、音楽でした。CDやMDでした。何せそれらがあれば素敵な音楽が聴けるんですから。これが大事なものでした。特に自分の場合はMDコンポを買ってもらえなかったので、MP3ファイルで保存し続けました。
でもケータイを持つようになってからは、割と写真を撮るようになりました。高校生だった当時の写真は、今でも保存してあります。と言っても、問題集の解答の写真が多く残っています。その頃から紙をデジタル化してたんだなって、振り返るだけで笑えてきます。あとは駅の時刻表とかもたフォルダから出てきました。
そして今、ケータイを手にしたときから始まった写真人生が、ミラーレス一眼を購入した時から変わってしまって、より重要だと思えるようになってきました。学生時代にはあれほど大切だ大切だと思っていた音楽のデータは、今やストリーミングサービスを中心に聞くようになったので、当時のCDからリッピングした音源ではあまり聞かなくなりました。それよりもYoutube Musicで不意に流れてくれた方が、多少音質が低くてもテンションが上がってしまうものです。
あとはパソコンに地デジチューナーを取り付けているので、テレビドラマやアニメを録画したものも、昔から保存してきました。僕がパソコンでテレビ番組の録画を始めたのは、就職してからです。地上波がデジタルに移行したことで、パソコンでも気軽に録画ができるようになったことがきっかけでした。
今でもテレビ番組を録画すると、30分の番組でだいたい3GBほど使います。2TBのHDDなんてあっという間に使い切ります。おかあさんといっしょ、いないいないばぁ、ウルトラマンなどは毎日、毎週かならず録画しています。あと高校講座の情報Ⅰも授業の教材になるんじゃないかと必ず録画しています。
そんな生活を実家に暮らしていたころから始めていたわけですが、その頃に父親と大切にとっておくべきデータについて話したことがあります。
魚住父「そうやって録画録画ってやっていくけど、本当に必要なのか。俺は一番大切だと思ってるのは写真だと思ってる。映画だのの動画なんて、消えてしまってもレンタルして見りゃいい。けど写真は消えたら戻らないぞ。」
この考えがね、当時はわからなかったんですよ。市販のコンテンツだって買うと高いんだから、DVDを買うくらいなら頑張って録画した方が良いに決まってるじゃないか。なんてことを思って、話を聞いていました。
この感覚の差はきっと、結婚と育児を経験しないとわからないことだったんだなって、今やっとわかったんですよ。どれだけコンテンツを買い求めたとしても、自分が撮った写真や動画はお金では買えません。その時その時の一瞬を、どれだけ切り取って写真に保存したとしても、時間は刻々と過ぎていきます。過ぎた時間は戻りません。
そう思うとね、一瞬一瞬がかけがえのないもので、残しても残してもきりがないんですよ。だからついつい撮ってしまう。どれだけ撮っても、足りないと思ってしまう。昔と違って僕はデジタル世代なので、フィルムとは違ってとにかく連射です。
実は昨日、子の参観休暇をいただいて職場をお休みしました。保護者会の初日だったので、その勢いで午後も年休にしました。三脚を使って動画を撮影するために、門から入ったら競歩で。一番真ん前に座ってカメラのセッティングをしました。バッチリ撮れましたよ。長男のかわいい姿が。
この動画は永久保存版です。消してしまったら、どれだけお金を積んだって、戻せるものではありません。
我が家では、僕がiCloudの2TBを契約しています。そこには家族を登録してあって、2TBを家族で分けて使っています。
主な用途は、写真です。僕は妻のゆかさんと付き合い始めてから、共有アルバムを作り続けてきました。フォルダやファイル名と同じように、「170218なばなの里」みたいな感じで、6桁の年月日をyymmdd形式で記述して、その後には一緒に行った場所の名前をアルバム名としました。あ、2017年2月18日はなばなの里で僕がゆかさんに「結婚前提で付き合ってください」と言って、了承を得た日です。めでたい日です。
という内容も、ほら、こうやって日付も含めて残しておくとわかるわけですよ。あれから7年。んん?7年で結婚して子供が2人できて、5歳と1歳?もうちょっと新婚生活を楽しむべきだった?いやいや、今でも気分は新婚なのだ。
この8年間、写真は溜まりに溜まっていきました。それこそデジカメのメモリーカードのフォルダをそのまま映しているフィルだは2TBあり、iCloudは家族で2TBを使い切ろうとしています。
まずこの時点でわかったのが、iCloudの共有アルバムが、実は1アカウントにつき200個しか作成できないということ。そして今、僕のアカウントで新規で共有アルバムを作成しようとすると作成される様子がないことから、その200個を使い切ってしまったということ。ついにiCloudの限界に到達してしまったということです。
元々は家族との思いでを共有したいということから始まり、いつかは息子たちが自分たちの結婚式でおいたちムービーを披露することになっても素材に困らなようにすることを目標にしてきました。そして何より可愛いわが子らを記録として残すこと。これがお出かけの原動力にもつながりました。
カメラを新調したくなるほど息子たちは可愛く、そばにいてくれます。
しかし、目の前で起こってしまったiCloudフォト問題。これまでの使い方では持続可能ではないことを突き詰められた気分です。これをどうにかしなければなりません。
ここで整理しましょう。今、僕が、どんな問題を抱えているのか。
iCloudの共有アルバム作成数が200に到達してしまった
iCloudの容量2TBを使い切りつつある
これね、例え2TBからいくらかデータを削減できたとて、iCloudだけを使い続けたのでは全然持続が可能ではないことがわかります。つまり、iCloud以外のクラウドでデータ管理する必要がでてきたということです。これが叶わなければ、僕らは永遠にAppleに支配されたままです。
そこでですが、ひとまず報告です。QNAPとSeagateのHDD(12TB x4)を購入しました。ちょっとまだ運用の詳細は決めていませんが、来週には運用方法を語ることができるんじゃないかと思っています。現時点でお話できるのはここまでです。
次回はより具体的な方策について、僕なりの結論を語ろうと思います。
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