自分に合ったモバイルバッテリーを探して
生きることにこだわりを。魚住惇です。 今回もちょっとしたこだわりに、お付き合いください。
親知らず、痛い、大変
前回は、親知らずを抜く当日だったので、それまでに思っていたことなどを書きました。今回は、実際に抜いてきた話を少し話します。
予約していた時間は先週水曜日の13時。なので僕は1限の授業を終えた後にすぐ帰宅しました。
一言で言うと、抜歯そのものはあっという間でした。もう本当にすぐ終わりました。13時予約で、15分後には歯が抜けて待合室にいました。
僕は僕なりに緊張してまして、Youtubeで調べてみると実際に親知らずを抜く作業をしている様子の動画が結構出てきたので、前日はずっと見てました。人の歯を綺麗にしていくの、見る人を選ぶ動画かもしれませんが、僕は割とそういうのを見てしまうタイプです。
今回抜いてもらった親知らずは、横向きの埋没。つまり難易度としては高めです。でも医者はやっぱプロなんですよね。そしてテキパキ行動してました。僕が診察室に入った時には「こんにちはー、じゃあやりますよー」と言いながら青い手袋を装着されてたので、「あ、もう、すぐやるのね」と思ったほどです。
そこから麻酔を打って、 「痛くないですかー?」 「はい」 「これをやっても痛くないですかー?」 「はい」 「トンカチ使いますねー」 コンコンコンコン、ミシミシミシミシ 「抜けましたー。後は縫うだけですからねー。」 くいくいプチン、くいくいプチン 「終わりましたー。じゃあ後はガーゼを30分噛んでくださいねー。」
これが15分の間に起こった出来事です。この間に歯茎を切り開いて、トンカチで親知らずを揺らして、ミシミシ引き抜いたなんて、今でも信じられません。街の歯医者さんとは違った、口腔外科としての慣れた手つきを体感しました。
本番はむしろ抜いた後
でもね、本番はむしろここからだったんですよ。というか、麻酔が切れてから。
帰宅してからずっと、15分で終わったことや、どんな感じだったのかなどを、興奮しながらゆかさんに話してました。
そうしたら、話し始めて小一時間経ったころから麻酔が切れてきました。
痛い。
痛い痛い痛い痛い痛い、イタタタタタタタタタタタ。あああああああああああああああああ。
耐えられなくなったので寝ました。しばらく。痛くて痛くて、何もできませんでした。喋るのも痛いし、ほっぺたを動かすのも痛い。というか何もしていなくても痛い。PCの前に座っていても、何もできませんでした。痛くて。
それからすぐに痛み止めを飲んで、抗生物質も飲んで、でも痛い。
なんであのたったの15分での影響が、ここまで尾を引いているんだと言わんばかりに、それから痛みが続きました。
処方された薬は2日分。つまり2日経てばこの痛みは治るのか。これだけ痛いと良くなることすら想像ができない。
でも、それから2日経って、土曜日にもなると、本当に痛みを感じなくなっていました。あくびをしたり、大きな口を開けると、ちょっと違和感があるくらい。やっぱり2日でほとんど痛みが引くものなんですね。
あれから1週間経ちました。今日は縫った糸を抜いてもらうために、午前中に年休をとって病院へ行ってから出勤します。大雪が予測されている日とたまたま重なってしまうので、申し訳ないなと思いつつ、抜糸を受けたいと思います。
自分に合ったモバイルバッテリーを探して
話はガラッと変わって、モバイルバッテリーの話です。
僕はガラケーを使っていた頃から、予備のバッテリーを持っていました。それもよく見た乾電池で充電する充電器じゃなくて、予備の内蔵バッテリーをです。
教師として働くようになって、スマホを使うようになった頃からは、SANYOのモバイルブーストを常に4つ持ち歩いたりもしていました。
USB出力付リチウムイオンバッテリー KBC-L54D 商品概要 | エネループ/電池(三洋) | Panasonic
それから12年もの間に充電端子はUSB-Cへの統一が進み、合わせてUSB Power Delivery(通称USB PD)対応製品も増えてきました。
そんな中、今使っているモバイルバッテリーの劣化が進み、充電できる容量が少なくなってきた感じがしてきました。これを機会に、次のモバイルバッテリーの候補について、語りたいと思います。
メーカーを絞る
Amazonで「モバイルバッテリー」で検索した結果がこちらです。Ankerは別に良いとして、なんだか見たことがないメーカー名のい商品が合ったりしますね。サクラレビューが横行していることを考えるて、「令和最新版」や「2024新登場」と書いてあるようなものを避けるようになりました。
僕が2024年時点で期待しているメーカーは、AnkerとCIOです。Ankerは老舗ですし、CIOも昨年からの勢いを感じます。今使っているのはcheero製なんですが、現在販売中のモバイルバッテリーの中に「これだ」と思えるような候補が見当たらなかったので、今回の購入希望の候補からは外しました。
となるとまず目につくのが、Ankerの最上位グレードのモデル。
USB PDの200Wの出力に対応していて、容量が20000mAhもある。レビューを見ていると「大きくて重たい」という意見が目立ちますが、iPadも充電することを考えたらトレードオフでしょう。
なんてことをゆかさんに相談したら、「高い」の一言で話が終わりました。そりゃそうですよね。Amazonを見てたら3000円台でいくらでも出てきますし。「モバイルバッテリーを買います。2万円です。」となって、いきなり「はいわかりました」と2万円払うのも流石に自分も躊躇します。
というわけなので、メーカーの候補が絞れた上で、今度は性能面で求めているものをまとめたいと思います。
求める性能の条件
ざっとリストアップすると、これくらいかなと考えました。
USB PD 65W以上の出力
15000mAh
コンセント一体型
USB PD 65W以上の出力
ここ最近のスマホやタブレット端末のほとんどが、USB PDに対応しています。有名どころのiPhoneもUSB PDの20Wに対応しています。ノートパソコンも多くのモデルにUSB-C端子が搭載されて、PDで充電できるようになりました。
iPhoneは2018年に発売されたiPhone XSからUSB PDの20Wの充電に対応しています。従来のちっちゃな純正USB充電器だと5Wの出力しかないので、単純に考えて4倍の速度で充電できます。
今売られている大抵のモバイルバッテリーは、この仕様に合わせたものです。 iPhoneを早く充電したいのであれば、ひとまずAnkerの20W出力のモバイルバッテリーを買っておけば特に困ることはないと思います。
ただし自分の場合は、iPad Proの充電もしたい。iPad Proに付属しているACアダプタは20Wですが、高出力のACアダプタで充電してみると40Wほどで充電できていたので、45Wほどの出力が合った方が性能をフルに活かせます。
あとはノートパソコン。僕はLenovoのThinkPadを使っていて、純正のACアダプタが60Wでした。なのでモバイルバッテリーとしては65Wのモデルを購入すれば、ThinkPadをも充電できるというわけです。iPad Proの45Wに合わせて購入するよりノートパソコンの65Wに合わせて買った方が利便性が高くなります。
ちなみにUSB PDそのものの規格としては100Wまでが限度です。あとあモバイルバッテリーやACアダプタの対応W数をみると、大きいもので120Wとか140Wとかいう数字が出てきます。これはポートの数が複数個あるので、合計の値です。
一度に複数充電できればそりゃ良いんですけどね。W数が高いものは、価格も高いんですよ。 というわけでここはまず、65W以上の出力を条件にしました。
15000mAh
今度は容量の話です。mAhは「ミリ アンペア アワー」と読みます。バッテリーが100%から0%になるまでに、どれだけ放電するのかを示した数値です。バッテリーだと「それだけ放電する電気を蓄えているんだね」と解釈できるので、容量の数値として扱われています。
ミリアンペアに時間をかけたものなので、その数値が本当に1時間での数値なのかどうかは、出力によって決まります。この辺りの話をすると途端にややこしくなるので、今回は割愛します。
iPhone本体のバッテリーの容量は、本体の大きさやモデルによっても異なるんですが大体3000〜4500mAhです。モバイルバッテリーからの電気をiPhoneで受けることになるので、ロスを考えると5000mAhくらいのモデルを買うと、大体iPhone1回分が充電できるんだなと解釈できます。
じゃあiPadは?というと、僕が使っている12.9インチのモデルだと10000mAhを少し超えています。モバイルバッテリーの容量として10000mAhを選ぶと容量が少し足りません。なので多少多めにみて、12000〜15000mAhくらいが最低ラインになるんじゃないかと考えました。
「mAh」ってどんな単位? 知っておきたいスマホバッテリー容量の基礎知識 - ITをもっと身近に。ソフトバンクニュース
コンセント一体型
個人的にこれは「あったらいいな」くらいの条件です。一部のモバイルバッテリーにはACアダプタの機能がついていて、そのままコンセントにさせるようになっています。
ゆかさんが使っているのがこのモデルで、PD30Wに対応していて5000mAhほどの容量があります。コンセント一体型なので、このモバイルバッテリーをそのままコンセントに挿して充電できます。
モバイルバッテリーを買うと結局は充電しなきゃならないものが1つ増えるので、充電が億劫になるんですよ。でもモバイルバッテリーと充電器が1つになっているなら、コンセントに挿してiPhoneを充電しているだけで、モバイルバッテリーも充電されます。
家にいる時はコンセントに挿して充電、持ち運ぶ時は充電器ごと持っていく。という感覚を保ったまま、モバイルバッテリーが使えるわけです。このタイプ、ゆかさんが大変お気に召してくれたので、今ではお義母さんも使うようになりました。
ただし個人的には1つ難点があって、コンセントに挿した時の出力と、モバイルバッテリーとして使う時の出力に差があるモデルが多くあります。例えばAnker 733 Power Bankというモデルだと、コンセントに挿した時は65WのACアダプタとして機能してくれますが、コンセントから抜いてモバイルバッテリーとして使うとなると、出力は30Wまで下がります。
これだと外でiPad Proを充電するとなると30Wでしか充電できないので、10Wほど性能を持て余します。ノートパソコンを外で充電することもできません。
出先でもコンセントがある場所で仕事をして、移動中にはiPhoneしか充電しないっていうならこれでもアリかなと思うんですが、僕はiPadも充電したいので、ちょっとこれでは性能不足かなと思いました。
それならもう最初からコンセント一体型を選ばない。そんな選択もありだと思います。
今のところ候補なし
コンセント一体型という条件を除くと、AnkerやCIOで候補がいくつか見えてきたので、まぁこれなら仕方ないかな?とも思っています。それと他のメーカーで条件に近いものがありましたが、レビューを見ると充電中に火事になったと書かれて焦げた部屋の写真がアップされていました。電気周りってこういうことが起こりうるので、聞き覚えのないメーカーの製品を買うのはよく調べてからの方が良さそうです。
というわけで、ゆかさんに最初に「高い」と言われてしまったのは、コンセント一体型の条件を外した中で、Ankerから選んだものです。一体型じゃなくても良いならCIOでもっと安いのがあるので、今度提案してみようかしら。
そんなことを考えながら、毎日Keepaのグラフを見ています。
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