生きることにこだわりを。魚住惇です。 今回もちょっとしたこだわりに、お付き合いください。
先週の水曜日3月1日に、勤務校で卒業式が行われました。今の学校で、3年生の担任として参加する初めての卒業式でした。
めっちゃ緊張した。入場だけ。本当に緊張しました。
見てくださいよこれ。10時から卒業式が始まり、警告が出るほど心拍数が高くなっています。もちろんこの時間は入場が済んで、所定の場所に座っている時です。
ウォーキングやランニングじゃなくても心拍数が上がってたんですよ。バクバクです。
緊張する。心臓がバクバクする。そんな時にApple Watchはブルブル震えてくる。学年主任の先生の隣で腕時計を見るわけにはいかない。
入場が完了して式が始まるまで、自分にとってはそんな時間でした。
あ、でもね、式が始まってからはもう、淡々と過ぎていく感じでした。前日に行われた予行通りに事が進みましたし、途中で生徒が泣き出す場面を見て安心できました。
そう、安心だったんですよ。僕が式中に思っていたのは。
この子たち、卒業式をどんな感じに過ごすのかなぁ、心に響くものはあるかなぁなんて思っていたところ、何人かの卒業生が泣き出しているのを見ました。この子たちなりに感動し、込み上げてくるものが涙となって出たのかと思うとね。
わかってるじゃないか。豊かな感情を表現してくれるじゃないか。
そう思えて安心したんですよ。子どもたちの人生の節目に関わる事ができるこの職業は、本当に楽しいよ。
式が終わったら、何人かの保護者の方から声をかけられて、お話をする機会がありました。改めて感謝の言葉を受けると、心が温かくなります。学校とご家庭で二人三脚で走って、ようやくゴールできた。そんな気分を分かち合えた気がします。
さてこれで来年度はどうなるのか。人事が気になるところです。愛知県では例年、3月中旬ごろに人事が発表されて、3月末に校内での人事が決まります。来年度の自分のポジションがどこになるのか気になるところです。
今年度は自分なりに苦労しながら、周りの先生方にも助けてもらいながら最後まで走り切ることができたなと思っています。DX本に書いたような扱いを受けてから、これからの成長も見据えた上で起用をしてくださったことに、本当に感謝しています。厄介者として距離を置かれていた頃がどこか懐かしいです。
3年間、お世話になりました。
プロフィット21 太字
前回のnewsletterでポロッと発言しました。万年筆を買ったと。セーラー万年筆のプロフィット21という名前の万年筆で、字幅は太字(B)にしました。ヨドバシカメラで買いました。
通販で万年筆を購入することの是非については前々回少し買いた通りですが、例えハズレを引く可能性があったとしても、ポイントを使いたかったことと、安さに惹かれてしまいました。一応試し書きを通してどんな書き味なのかは傾向を理解していたので、クォリティは信じるのみでした。
数万円もするような万年筆や、2桁万円するんだったら間違いなく店舗で買いますけどね。思った以上に安かったんですよ。あとは日本製の万年筆の精度の高さを信じました。
結果、あれから1週間経ちますけど、もう毎日のように使っています。いろんな方がネットで発言されている通り、セーラー万年筆の書き味は「サリサリ」という表現が似合っているなというのも理解できました。
ペリカンのあの滑らかな感じとはまた違って、紙に書いている感触は確かにあります。あるんですけど、それでいてインクフローも良くて、程よくペン先が滑ってくれます。それでいて滑りすぎるなんてこともありません。この絶妙な感じが心地よいです。
M800と比べると随分と軽いです。重厚感はありません。最初はなんか書いていて物足りないなとも思っていましたが、途中からはこの軽さが正義なんだと思いながら受け入れていました。今ではM800に持ち替えるだけで「あ、重たっ」と思えてしまうほど、プロフィット21の軽さに慣れてしまいました。
ペン先は21金で、なんとまぁうっとりする金色だぁと思いながら書き味を楽しめます。他のと比べて、黄色が強い金です。これはペン先を見ながら書くだけでニヤニヤしてしまいそうです。
ところが1つだけ予定とは違うことが起こってしまって。本当はコンバーターも同じ日に届いて、まずインクを注入しようかと思っていたんですよ。コンバーターはヨドバシではなくAmazonで注文していました。で、配送予定日をよく見たら、万年筆が配達された日でなくて、1ヶ月後でした。3月28日になっていました。しまった、1ヶ月間違えた。
つまり万年筆だけ先に届いちゃったってことです。Amazonで買う方がコンバーターが200円安かったので、あまり配送予定日を確認していませんでした。プライム配送じゃないのもあかんかったですね。これならヨドバシで一緒にカートに入れたら良かった。
ひとまず、届いた万年筆をすぐにでも使いたかったので、付属のインクカートリッジの封を開けて、1本使いました。色は黒です。あぁ、早くペリカンのインクを入れたいのに。コンバーターがないから入れることができない。
たまたま届いた日には名古屋で飲み会が予定されていて、東急ハンズでコンバーターが買えるなと思っていました。これなら飲み会の前にでもゲットできそう。
そんな時、偶然にもYoutubeで万年筆関連の動画を見ていたら、注射器を使ってインクカートリッジにインクを補充するのを紹介しているものを発見しました。コンバーターを装着したペン先をインク瓶にズボッと入れるのではなく、空のインクカートリッジに注射器でインクを入れて差し込むという手法を紹介されていました。
なるほど。確かにこれならインクを補充するたびに、わざわざペン先をインクで汚さなくても良くなります。それに、インク瓶の底の方に残ってしまったインクだって、注射器の細い針だったら吸い出すこともできるわけです。
僕はこれまでペリカンの万年筆ばかり使っていたので、ピストン吸入式がメインでした。日本メーカーの万年筆のほとんどは、インクカートリッジとコンバーター両方に対応しています。カートリッジが嫌なら、コンバーターを付けてインクを注入することもできます。
ただコンバーターだと、ちょっとインクの分量がなぁ。カートリッジと比べてもどうしても少なくなります。ペリカンの万年筆よりももっと書ける分量が少ないとなると、その分インクの補充を何度もやらなければなりません。
結構な頻度でインクをペン先から吸入するとなると、ペン先に付着したインクが勿体無いなとも思えてきます。毎回ティッシュで拭き取ってしまっていては、インクを無駄に吸わせてしまいます。
この「インク瓶の底に残ったインクが勿体無い問題」と「ピストン吸入方式だとペン先に付着したインクが勿体無い問題」を一気に解決する方法。それが注射器を使ってカートリッジにインクを注入する方法でした。
やってみるとわかります。結構手間です。でも、ペン先が汚れないのが良いですね。万年筆を使ってる!っていう感覚がちょっと薄れる気もしますけどね。
これはこれで新しい習慣として、今のところは楽しめそうです。
ただねぇ、ペリカンのインクと、プロフィット21との相性が、まだ未知数です。空のカートリッジにペリカンのインクを注入して本体に刺したんですが、セーラー純正のインクカートリッジの方がインクフローが良かった気がしました。
これはあれか。今度はインクか?セーラーのインクを買わないと解決しないのか?これまでペリカンならペリカンのインクと決めて、ペリカンのインクしか買わないようにしてきました。
今回プロフィット21に入れてみたのは、ペリカンの緑インクです。ペン先までインクがなかなか辿り付かなかったり、書いている時も純正インクと違って、インクフローが悪いんじゃないか?と思えるような挙動が何度かありました。
これはまた筆記角度やら筆圧やらを検証しなかんやつだ。それともきっと時間が経てば、インクが本体に馴染んでくるかなぁ。
今はこうして、新しく迎えた万年筆との対話にこだわることが、生きがいです。
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プロフィット21にしたんですねー!
ようこそ太字へ!と言ってもペリカンからだとあまり太字感少ないかもですね。
ニードルボトルにインクを詰め替えておくともっと洗い物減りますよ。