本日、親知らずを抜きます
生きることにこだわりを。魚住惇です。 今回もちょっとしたこだわりに、お付き合いください。
本日、親知らずを抜きます
しょーもない話からすみません。たまたま配信日に起こることだったので。
今日ね、親知らずを抜いてくるんですよ。これで2本目です。
奥歯のそのまた奥。そこにある「親知らず」と呼ばれる歯があります。人によっては生えてこなかったりします。
僕の場合は、すでに1本抜いてあります。忘れもしません。2015年に抜きました。左の上でした。
当時ね、生えてきたんですよ。親知らずが。でも、斜めに生えてきてしまって、奥歯に当たって痛みを感じていました。
当時赴任していた学校から一番近くにあるイオンモール内の歯医者に行ったら、その場で抜いてもらえました。「じゃあ抜きますねー、ガキッゴキッ、終わりましたよー」な感じに、呆気なく抜歯が終わりました。
今回抜いてもらうのは、右上の親知らずです。1ヶ月くらい前から、なんか歯の一部が歯茎から出てきてるなって思っていました。
自分でもびっくりしたんですけど、ずっと抜いた親知らずが右上だと勘違いしてました。だからずっと、親知らずを抜いた場所から、別の歯が生えてきてるぞ!なんて思っていました。
でもまず、今住んでいる場所の最寄りのイオンモール内の歯医者でレントゲンを撮ってもらって、
「魚住さん、これ親知らずだよ。以前抜いたのって、左上じゃない?」って言ってもらえて、記憶違いが発覚しました。
今思えば、そりゃそうかってなりますよ。親知らずを抜いた場所から別の歯が生えてくるなんて、普通は考えられません。
で、その時の歯医者では「うちではこれは無理だわ。紹介状書くから設備の整った口腔外科に行ってくれる?」と言われました。てっきり行ったその日のうちに抜いてくれるかと思っていたので、ちょっと拍子抜けでした。
そして新年明けて、自宅から一番近い総合病院の口腔外科に行ってみると、「これは今日はやれないわ。抜歯を行う日を決めましょう。」と言われて、その日はレントゲンと日程を決めるだけで終わりました。
この焦ったい感じ、好きじゃないですね。その日のうちに抜いてもらえるとばかり思っていましたから。
でも話を聞いてみると、今回は少し歯茎から出ただけで、ほとんどが埋まっているようで、切って取り出して縫うまで作業しなければならないそうです。
なるほど。そりゃ大きな病院の口腔外科じゃないと出来なさそうだ。
しかも、しばらくしてから、また糸を抜いてもらいにいかなくちゃならないそうで、これは長丁場になりそうだなというのを悟ったのでした。
僕の中では親知らずは、特に上の歯の場合はそこまでひどくなる印象はありません。ただこのことを話す人話す人みんな、ひどく腫れるとか、痛くて食事が取れないんじゃないかとか、結構なエピソードを教えてくれました。
気になるのが、そういう大変だったよ話、話してくれた人本人の話じゃなかったんですよね。しかもそのほとんどのエピソードは、おそらく下の親知らずを抜いた話。下の親知らずは大変だったと僕も度々耳にします。
上の歯で埋没。でもちょっとは歯茎から出てる。そんな親知らずのエピソード、ないかしら。
2月17・18日に川崎文具店に行きます
風の噂で聞いていたんですが、The Nib Shaper 長原幸夫さんが岐阜県大垣市にある川崎文具店に来てくださるようです。
川崎文具店 ペン先メンテナンス&カスタム会 | The Nib Shaper
僕がペリカン スーベレーン M1000を買ったきっかけは、長原さんにお会いして視野が広がったからでした。
それまでM800が自分が知り得る万年筆の最高峰だったんですが、長原さんや、そこで会った万年筆愛好家の方と話していくうちに、「これは自分にピッタリの万年筆が他にもあるんじゃないか」なんてことを思ってしまったわけです。
で、そこで気になってしまったのが、「M1000は長原さんに診てもらってないぞ」という事実と、気になる書き味。
それをどうにかしたくて、東京に行った際はリヒトープさんにもお世話になりました。でもしばらく使ってみて、またちょっと不満が出てきてしまいました。
万年筆の調整って、やっぱり対面じゃないとあかんなと思ったんですよ。特に自分の場合は。自分の書き癖を調整師さんに見てもらって、その上で調整して、更にフィードバックする。これを繰り返さないと、自分のための万年筆は完成しないんじゃないかと思ったのです。
やりとりも、メールだとお互い気を遣いながら文面を考えますし、ちょっとだけの調整のためだけに運賃がかかるのもコスパが悪い。
なので2月になるのを今か今かと待っているわけです。あぁ、やっと日にちが近づいてきた。
最近ね、M1000がかすれるんですよ。インクがペン先に十分に行き渡っていない感じがしています。指を動かしているのにインクが出ない。筆記具としては致命的です。書き味どうこう以前の問題です。
インクを吸入した直後だったら快適に書けるので、ペン芯にあるインクがなくなった後に、本体から出てくるインクの量が、書く時に必要なインク量に達していないんだなと思っています。
つまり、フローが良くないってことです。紙に流れるインクよりも出てくるインクの方が少ない。これをどうにかしたいわけですよ。
万年筆特有の、サラサラやぬらぬらを実現するためには、カリカリよりもインクの量が多く出る必要があるんじゃないかと僕は思ってます。紙に触れるペン先の部分、ペンポイントの面積によって字幅が決まり、消費するインク量が決まってきます。
僕が使っているM1000はM字です。F字と比べると字幅が太いので、それも関係しているのかも。
あぁ、早くこのモヤモヤを解消したい。そしてできれば、今所持している万年筆のどれかを小太刀にしたい。長刀研ぎとはいかないにしても、長原スペシャルと呼ばれているものを1本は持っていたいなとも思ってしまいます。
それまで、M805で我慢するか。それとも。
そんなことをうだうだと今日も考えています。
極上珈琲生豆本舗というサイトが面白い
僕はコーヒーにこだわりがあります。通販で生豆を購入し、フライパンで焙煎し、1万円ほどする手挽きのミルでゴリゴリやってからハンドドリップしています。
そんな生活を始めて5〜6年くらい経ちます。自分なりに、コーヒーの味を大きく左右する要素がわかってきました。
生豆の状態
微分の量
焙煎の度合い
普通にハンドドリップができるのなら、味に大きな影響を与えるのはこの3つかなというのが僕の考えです。既に自分にとっては解決済みなのが下2つ。
豆から粉にする。つまりコーヒー豆を挽くと、ミルの性能によってはどうしても粒度に差が出ます。厄介なのが微分です。かなり目が細かい粉のことです。
この微分の量が多いと、ペーパーフィルターの目に詰まってしまって、抽出の途中で池のようになります。こうなったらもう最悪。抽出される時に水が流れる音すら聞こえなくなります。
それくらい抽出に時間がかかると、苦味えぐみが増してしまって、もう飲めたものではありません。
この問題については、安い電動ではなく、性能の高い手動のミルを使うことで解決しました。高価なミルだと粒度が揃って、微分そのものがあまり出なくなります。ゼロにはなりませんけどね。
安いミルを使っていた時は、粉ふりボトルに挽いた粉を入れて、ゴミ箱の上で振って微分を落としていました。
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焙煎の度合いについては、気温も関わってきますけど、一度水洗いした生豆をフライパンで炒る時のコツみたいなものがわかってきました。
最初は弱火で水分を飛ばし、豆が乾いたところから時間計測スタート。焼き目がついてきた頃から火を強火にして2回ほどハゼさせる。このやり方に今は落ち着いています。計測した結果をみると、いつもだいたい18分と出ていました。
これでもまだまだ中の方まで火が通っていない豆があるので、見た目が深煎りに見えてもやや浅煎りの味がします。ひとまずこれでいいかなとも思っていますが、できれば焙煎機が欲しいところです。
で、ここまでの問題だったら、良い道具を使ったり、やり方を工夫することで解決できたんです。これからも道具にお金をかけることで品質も向上させられそうです。
ところが、こちらがいくら上達しようとも、味に差が出るものがあります。「生豆の状態」です。
例えば、欠点豆が多く含まれていると、それだけでコスパが悪くなります。僕は自分の目で生豆を見て、ハンドピックで欠点豆を取り除いています。
妻のゆかさんから「そんなにも捨てるの!?」と言われるほど取り除きます。だってそのままにしておいたら不味くなる要素を、そのままにしたくないじゃないですか。
それで、最近薄々感じていたことなんですが、これまで生豆を買っていたメーカーの、豆の品質が落ちたように思うんですよ。
あまり良い話ではないので、どこで購入していたのかは書かないようにします。最初はAmazonで購入していました。しかし豆の状態が悪かったので、「ひょっとしてAmazon倉庫で保管している間にカビたのか?」と判断して、そのメーカーのオンラインショップで購入するようになりました。
それでも状態の悪い豆が届きました。もうハンドピックしてもキリがないくらい。コロンビア・スプレモとサイズを指定して買っているのに、豆のサイズが不揃いで、これ本当にスプレモ?と言いたくなるくらいでした。
前置きがかなり長くなりましたね。そこで購入先を「極上珈琲生豆本舗」というサイトに変更しましたというお話です。
結論から言うと、状態がすごく良い豆が届きました。試しにハンドピックなしで焙煎したんですが、それでも美味しかった。
売られている生豆の中でもコロンビア・スプレモなんて安い方なのに、ちゃんと品質が保たれているんだから凄いことですよ。
それとね、このサイトに書かれている文章が、読んでると凄く面白いんです。おそらく店長さんが直々に書いてると思うんですが、その店長さんの癖のようなものが見え隠れしている文章で、読んでいてクスッときます。
例えば、ドリップの方法についてまとめてあるページの一部を引用します。
一番代表的な抽出方法でペーパーフィルターやネルフィルター、金属フィルターなどがあります。その中でも一番メジャーな方法がペーパーフィルターを使用するドリップです。手軽さ、衛生面(フィルターを使い捨てる)などで人気があります。器具に応じたサイズのフィルターの中へコーヒーの粉を入れ、お湯を落とします。シンプルな反面、風味を安定させる事が実は難しく、その事に気づいていないユーザーは多くいらっしゃいます。 美味しいコーヒーの淹れ方と保存方法 : コーヒー生豆・焙煎豆の計量販売, 極上珈琲 生豆本舗
この文章の、最後の部分ですよ。普通こういうこと書かないですよね。自分と同じ匂いを感じます。
店長のあいさつのページなんて、もっと正直に書かれています。
店長のあいさつ : コーヒー生豆・焙煎豆の計量販売, 極上珈琲 生豆本舗
惚れました。僕は大好きですこう言う方。
よくある質問のページを読んでいてもいちいち面白いし、豆のページを開くと「本当に勉強になるなと」思える文章と出逢います。購入する前に読むだけで時間がどんどん過ぎていきます。
一番面白かったのは、届いた生豆と一緒に入っていた冊子です。通販サイトでの豆の選び方がまとまっている冊子であるはずが、やっぱり文章がちょっとだけ面白いんですよ。
僕はこのサイトで、コロンビアスプレモを買うようになりました。欠点豆も少ないし、焙煎していてチャフもそんなに出ないし、以前まで買っていた豆よりも確実に美味しいです。
これはちゃんとした焙煎機が欲しくなるなぁとも思えました。フライパンで焙煎している限り、高価な生豆を買ったとしても無駄になってしまいそうで。
なので最近は、焙煎機を物色する時間が増えました。ジェネカフェあたりが価格的にも一度に焙煎できる分量的にも良いかしら。
さ、親知らず、抜かれてきます。
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