公開授業のお知らせ
生きることにこだわりを。魚住惇です。 今回もちょっとしたこだわりに、お付き合いください。
勤務校が今年度、リーディングDXスクールの指定校に認定されてから8ヶ月ほど経ちました。ちょいとだけ告知させてください。
リーディングDXスクールの指定校になったからには、その成果を報告するために「公開授業」というイベントを実施しなければならないことになっています。
はっはっはっは!あーっはっはっはっは!やったぁぁぁぁぁぁぁぁ!
あぁ、来ました。ここまで来ましたよ。へっへっへ。意地でもICTを活用させない。魚住に勝手なことをさせないと出る杭を打ってきた学校が、今度はDXをどれだけ実施したのかを発表する立場に立たされました。
やらなくちゃいけないんですよ。DXを。あぁ、泣きそう。
この前ね、ちょっと思うところがあって、『逆境に負けない 学校DX物語』を読み返したんですよ。人の記憶って本当に忘れるようにできているようで、読んでいて当時の記憶が蘇ってきました。
1人の読者としての感想として思ったことは2つ。「よくこんな仕打ちを受けてきたな」と「よくここまで書いたな」です。読者の方と想いは同じです。
あの時はDXをするのも自由、しないのも自由という環境でした。そして、新型コロナウイルスの対応に追われる毎日で、感染症対策やら事務処理関連の仕事が増えて、皆さん心に余裕がなかったと思います。
もし仮に、江戸時代に黒船がやってきて、帰ったと思ったら別の国から青船がやってきたとしたら、幕府はどう対応したんでしょうね。しかもその赤 青船は「黒船の対応の後で良いからね。」なんて言ってきている。
勤務校は「わかったひとまず黒船の対応が終わってからで」を選びました。「これからもどんどん船がやってくるかもしれないから」みたいな対応にはなりませんでした。
ただこれって、その選択肢をしたのを誰かのせいにするのも、違うと思うんですよね。そりゃ僕自身に勝手なことをさせないとガミガミ言う人はいましたけど、当時は学校全体的にICTには後ろ向きでしたし。今は味方になってくださっている先生も、当時はICTに懐古的だったという事情も少なくありません。
今の肌感覚で言うと、確実に風向きが変わった感じがします。これもDX本に名前を書かせていただいた、諸先生方のおかげです。あの奮闘がなければ、今のDXは成し得ませんでした。
来年の1月には東京のリーディングDXスクール成果報告会にてポスターセッションも予定しています。今月にも愛知県の会場でポスターセッションの予定があります。今回の公開授業はその練習として、魚住が語る場をいただきました。
そして公開授業の実施日には岐阜聖徳学園大学 教育学部 教授の玉置先生にご講演いただくことにもなりました。玉置先生は教育雑誌や新聞にも多数寄稿されていたり、講演依頼が殺到している有名かつご多忙な方で、この度なんとかリーディングDXスクールの伴走者を引き受けてくださいました。
玉置先生のご講演が無料で聞ける。これだけでもめちゃくちゃ有益なことだと個人的には思っています。
参加できるのは学校・もしくは教育関係者には限定しますが、今週いっぱいまで募集したいと思います。こちらに要項や応募フォームがありますので、ぜひご参加ください。
令和6年度「リーディングDXハイスクール事業」に係る公開授業及び講演会の開催について
おまんら、DXやるぜよ!
最近ね、NetflixでJINが配信されるようになりました。TBSの日曜劇場として2009年に放送された、当時結構な視聴率だったドラマです。綾瀬はるかさんがヒロイン役を演じたことでも話題になりました。
僕はもう、放送中は毎週楽しみに過ごしていました。続きが気になりすぎて、原作本も読んでいました。ドラマはシーズンが2つに分かれて放送されて、少し間が空いたときには、待ち遠しかったなぁ。
ストーリーをざっくり話すと、タイムリープものです。現代の外科医の先生が江戸時代にタイムスリップして、その時代にはなかった医術を用いて治療にあたり、幕末に巻き込まれていく過程が描かれています。
今でこそ異世界転生やタイムリープはそれだけでジャンルを確立し、アニメや映画などで人気です。2009年の時点ではまだまだ多くなかったように思います。
あ、でもドラマだともっと昔にあったな。なんだっけあの、堂本剛が過去に戻ってやり直すやつ。タイトル忘れました。
タイムリープものの金字塔といえばドラえもん。もう日本人の心には、過去や未来に移動して、人生をやり直したり、未来を見たりという内容は、体に染みついていますよね。
でもJINを今の僕が、今の立場で見ると、本当にね、DXと重なることが多いなって思ったんですよ。
ドラマに出てくる江戸の町では、未来では当たり前となっている生活習慣や技術が不気味だとして全く受け入れられず、理解されない場面が描かれました。
理解ができないほどの高度な技術を受け売れるどころか、あってはならないものとして拒絶されて、なかったことにすらされそうになります。
そんな逆境の中で、独りだった主人公は、ただただ自分の志のために人を助け、感染症の予防法を広め、江戸のために奔走します。あれってどうやるんだっけなー。あ!と何かを思い出す度にどこか走っていきます。
そして認めてくれる人が徐々に増えていき、世の中の医学の歴史を進めていくのです。
もう、さ、ほら。まんまDXでしょ。
妻は当時ドラマを見ていなかったらしく、「綾瀬はるかがコロリコロリ言ってた」とだけ思い出してくれました。
でもその後でストーリーを完結に話したら、「でた。ストーリーが自分と似てるって言いたいんでしょ?」と見破ってきました。
だいたいね、異世界ものとかが既に、そういうものなんですよね。自分が持っている高い能力を活かして、未開拓の世界を生きていくとなると、どうしてもそういうストーリー展開になりがちです。そこが面白いんですけどね。
もう、他のアニメなんかは差し置いて、ずっとJINばっかり見てます。寝るときも寝落ちするまで再生してます。見始めて3日目ですが、やっとシーズン2の3話目まで進みました。過去に一度見た内容なので、そこまで集中することなく見られるので生活のBGMです。
やっぱり仁先生には憧れるなぁ。自分の好きなことに夢中になっていて、努力を続けて、そのまっすぐな姿勢についてきてくれる仲間が大勢いるんだから。ああいう自分にとっての「道」を見つけた人は、強いんですよ。見つけた後は、ただひたすらその道を行くだけですから。
どうやったら、自分の「道」って見つかるんでしょうね。僕は既に、見つかっている気がします。まだまだ方向性は定まっていない気もしますが、方向が分かっているだけでも結構羨ましがられることがあります。好きなことが仕事にできているのが、強味ということでしょうか。
先日、教え子達と飲みに行ったんですが、ピアノが弾けて、カラオケも上手。そのスキルを持っている子が、実は単純作業が好きだからと工場で働いていたりします。個人的にはもっと何か、クリエイティブな仕事の方が特技が活かせるんじゃないかとか、歌の配信とかをやっても良いんじゃないかって言うんですけどね。
「いやいや自分にはそこまでの才能はないから」と、社会に溶け込もうとしていました。そりゃピアノが弾けるというだけでは山のようにいるかもしれませんけど、どこか勿体ないなぁと思っている自分がいました。
別にピアニストを目指せとはいいませんけどね。でもその子に限らず、スキルが活かされないまま過ごしている人って、意外と多いような気がしています。必ずしも仕事に活かさなくてもいいから、どこか人生でその特技を活かすような活動をしてほしい。
世の中、活かしきれていないスキルのなんと多いことか。
そんなことを考えていると、やっぱり世の中もっとデジタル化を目指して効率化を極めた方が良いよなぁと思えてきます。
例えばDXをやりまくった結果、僕の場合は趣味として万年筆を楽しむ時間が増えました。これは趣味であって、決して業務にはしたくないんですよ。コーヒーだって、DXをしまくって空いた時間にコーヒーを楽しむために、ミルでごりごり豆を挽いています。
これはAIに頼りまくる時代にも言えることですが、人間が面倒くさいなぁと思っていることをとっととAIに代替させて、豊かに暮らしてみたいものです。紙を全部なくして、それでもハンコを押したい人は家で趣味として押印を楽しんだら良いと思うんですよ。
DXはね、本当に楽しい。子どもたちが大人になる頃に日本がどこまで進んでいるのかが、自分の手にかかっている。
なんてことを考えたら、もうモチベーション爆上がりです。
リーディングDXスクールの報告書がまた、しんどいんですけどね。ここは頑張りますよ。あ、10年研もだった。
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