お盆の間、取り組んでいたこと
生きることにこだわりを。魚住惇です。 今回もちょっとしたこだわりに、お付き合いください。
ツイートがバズって教え子と再会した話
この魚住、Twitter人生で2度目のバズりを経験しました。その話を詳しく話します。
家族3人でくら寿司に行ったところ、席に移動している途中の端末のディスプレイに映っていた表示に目がいきました。席の端末ではなくて、お水とかウェットティッシュとか置いてあるところに出ている画面です。
こういう、システムの内部が一部見えちゃってる写真、僕は大好きなんですよ。ほら、よくいるじゃないですか。パソコンコーナーに置いてある端末で、思わずシステムのプロパティとかCドライブのプロパティとか開いて、無駄に分析する人。僕のことですけど。
そういう性癖の人が、本来お店が見せちゃいけないような画面が出ちゃっているところを、今回見てしまったわけです。心がとってもウキウキします。
そんな僕がこの写真から見えてくるものを少し話します。くら寿司のこの水のコーナーに置かれた端末のOSはWindowsではなくてLinux。GNOMEと呼ばれるGUIで動いているのかな。くらいまでは、この画面から読み取れました。ただし、いただけないのはWIFIの接続画面が出てしまっていることです。
アクセスポイント名からして、WIFIは「-g」から察するに、「IEEE802.11g」でしょうか。速度は今の時代では速くないものの、11.acよりも電波の届く範囲が広いので、まぁ今でも使われていることに納得できます。
そして何より、WIFIのパスワードの桁数が出てしまっていますね。残念ながらこの端末にはキーボードやマウスが見えるところになくて、勝手に操作することができませんでした。もし操作できるのなら、「Show Password」でもクリックしたかった。
システムの内側がわかってしまった事例
こうした例というのは、過去にもTwitterなどで話題になっていました。
例えば、名鉄(愛知県にある私鉄。正式名は「名古屋鉄道」)の時刻表がExcelで作られていたという発見が、過去に話題になりました。
名鉄の時刻表がまさかのexcel作成で衝撃を受けるTL「趣味の領域」「エクセルの可能性を感じる」 - Togetter
時刻表の左下の部分にファイル名が記載されていて、その拡張子が「XLS」だったことからExcelのファイル形式だということが判明したというわけです。
駅つながりで言うともう一つ。埼玉県にある大宮駅で停電があり、復旧している途中に「Windows2000」の起動画面が表示されたことが話題となりました。
大宮駅の停電で電光掲示板の組み込みOSがWindows2000と発覚しざわつく皆さん→実は古いOSである理由がある? - Togetter
次に紹介するこの話題は2021年10月のものです。ただし、そもそもWindows2000がリリースされたのは1999年12月です。僕が小学校6年生の頃でした。おじいちゃんのWindows98マシンを勝手にWindows2000評価版と98のデュアルブートにして怒られたのが懐かしい記憶です。我が家にインターネットがなかった頃は、雑誌に付いているCDが僕にとって大切なソフトウェアの収入源でした。この頃から既にあった、ベータ版を一足先に試したいっていう性格は今でも健在です。
話がそれましたが、そんなWindows2000が20年以上も鉄道会社で運用されていたというのが話題となった事例でした。
Windows2000はWindowsNTという業務用Windowsの商品名で、家庭にあるWindowsは95・98・98SE・Meが一般的でした。Meの発売日には僕も近所のPCショップに足を運び、アップグレード版を買った記憶があります。ただし動作が98よりも不安定になってしまって、ストレスを感じる生活を送ることになりました。その後Microsoftは、98やMeの使い勝手を2000のシステムの上で動かした方が良いのでは?という舵を取り、企業と家庭との両方とものバージョンを統合したWindows XPを発売します。こうした経緯を踏まえた上でXPの名前の由来が「eXPerience(経験・体験という意味)」だとMicrosoftが公式に解説しているところを見ると、なるほどなと納得できます。
Microsoft Windows XP - Wikipedia
これらの歴史を振り返ると、Windows2000が安定したシステムだということがわかり、駅の電光掲示板のように、常に安定して動作しなければならない場所で稼働するシステムとして採用されることが、その信頼度の証だということが見えてきます。
単純に「未だに2000なんだ。」と思う方もいれば、「なるほど」とどこか納得してしまう方もいる。そんな出来事でした。
そしてバズる
このスクリーンショットを撮ったのはnewsletter配信日の前日である2022年8月16日の14時半ごろです。
投稿したのはその前々日である14日のお昼。くら寿司の帰りの車の中からツイートしました。運転者は妻のゆかさんです。
その頃は知り合いから反応があったり、数人の方から「いいね」してもらえたくらいで終わっていました。
実際にツイートに多くの「いいね」が付き出したのは、翌日のお昼過ぎでした。いっちゃんに昼寝を促し、自分も一緒に寝ていたんですが、起きた時にTwitterを見て、通知のところを眺めていて思わず飛び起きました。このツイートに100人以上の人が「いいね」を押していたことがわかりました。
なんじゃこれ。こんなことあるかいな。
その後も、Twitterを開くたびに通知が5・6件ずつ溜まっていて、「いいね」もRTもどんどん溜まっていきました。
ふとした時にTwitterを見ると、いつも何かしらの通知が来ているなんて、恐ろしい事態です。アプリの通知機能はオフにしているものの、ついつい気になってTwitterを開いてしまいます。
なかなか物事に集中できません。
直接リプライを送ってきてくれる人もいれば、引用RTで意見などを書く人もいて、なかなか面白い現象でした。まとめサイト等に掲載されるならもっとRTされなければなりませんが、まぁ何番煎じかわからないくらいの種類のネタなので、そこまでは期待できないと思います。
それと、バズったとしてもフォロワーさんが対して増えないのもTwitterあるあるです。
勢いが衰えつつも、この文章を書いている頃は通知がちょくちょく来ます。きっとこのnewsletterを配信しているときには収まっていると思いますけどね。ちょっと楽しくて嬉しい体験でした。
かつての教え子と再会
っと、本題を忘れていました。このバズり騒動の中で、なんと教え子と再会しました。ネット上で再会って、変な感じです。オンラインオフ会みたいな言葉の矛盾を感じます。
時期的に、僕がまだ非常勤講師だった頃の教え子です。僕もまだその頃は若くて、休み時間中にiPhoneをコンピュータ室のプロジェクターに繋いで画面を投影して、ツムツムのプレイを披露していました。今じゃ絶対にそんなことできません。頭の良い子が通う学校だったからまだ良かったものの、今の勤務校でそんなことをやっていたら絶対に問題になっていたと思います。
時期的に、2013年か2014年頃のお話です。今から8年か9年ほど前です。情報科の科目の名前が「情報Ⅰ」の前の「社会と情報」「情報の科学」に変更される前の、「情報A」「情報B」「情報C」の時代でした。その学校は地元でも有名な進学校だったので、非常勤講師としてお世話になるときも、「うちの学校じゃ、情報は勉強ばかりの学校生活の中で、パソコンが触れるオアシスみたいな時間だからね」と言われていました。思うところがまぁありますが、そんな周りの先生方からの見られ方を変えたくて、ひたすら授業に打ち込んでいました。
この再会した教え子とはDMではなく、リプライでやり取りしたので、探したら内容が出てくると思いますが、彼は僕の授業を受けたことで情報が好きになり、エンジニアとして働き、勤務している会社のCTO(最高技術責任者)の地位にいるそうです。
教師冥利に尽きるとはこのことです。まだプログラミングも教えていない時代の授業を受けて興味を持ってくれるなんて、余程のことだと思います。
現場では毎年高校生と接しつつ、ほとんどの生徒とは卒業したらそこでさようならです。自分の年齢は毎年どんどん上がっていくのに、授業で接する生徒の年齢はいつも一定です。常に目の前の生徒と仕事で関わっているので、その後の話などはあまり聞く機会がありません。
仲間由紀恵さん主演のドラマ「ごくせん」では、「ごくせん THE MOVIE」でかつての教え子が教育実習生として戻ってきますが、実際にこういうことが起こるのも、ドラマや映画になるほど稀な話です。公立の学校では余計にそう。私立の学校なら職員の異動が実質ありませんが、公立の学校だと異動・転勤があるため、かつての教え子が教育実習生としてやってきても、その頃には担任だった先生も部活の顧問の先生もいない可能性がそこそこあるのです。
となると、僕のように実名と顔写真をTwitterなどのSNSに載せておく方が、再会しやすいのでしょう。Twitterを利用している教員アカウントの多くは、名前も本名ではなく写真も本人ではない匿名アカウントですが、その人たちには立場を守りつつ安全にTwitterを利用できるメリットがある。逆に僕のように本名も写真も公開しているアカウントでは、炎上リスクこそあるものの、こうした嬉しいこともあります。
全ての先生方には僕のようなTwitterの使い方は推奨できませんが、実名でTwitterを使うことで僕が実際に体験したような話を、今後もnewsletterなどで話題にしていこうと思います。
お盆の間、取り組んでいたこと
長い話を書いていて、スタミナが切れ気味なので、今週のnewsletterの話題はここまでにしようかなと考えています。
でも最後に一つだけ。
魚住、白状します。デイリーノートの8月13日と8月14日、存在していません。
お前、記録しながら生活しとるんじゃなかったんか。
はい、おっしゃる通りです。ですが、その記録すらままならない数日間を過ごしておりました。
最近、Twitterにも投稿している、プラモデルに時間がかかっています。
勇者王ガオガイガーに登場するロボットたちのプラモデルです。これまで主人公が搭乗するロボットしかプラモデルとして発売されていなかったのに、バンダイがスーパーミニプラというシリーズでどんどん当時のロボットをプラモデルとして発売していくので、「出たらとりあえず予約する」生活を送っていました。
いっちゃんがものを大切に扱ってくれるようになり、小さい部品やゴミなどを口に入れなくなったので、ようやく子どもの目の前でプラモづくりができると思って、押し入れにしまいっぱなしだったプラモを出しては作るという生活を送っていました。
スーパーミニプラなら良かったんですよ。小さい箱で、1日1個作るだけと決めておけば、全然日常生活の範囲内で取り組めたんです。
でも、お盆に入るにあたり、僕はとんでもないものを作り始めてしまいました。
ガオガイガーのロボットを女の子で表現するというプラモデルです。
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なんでガオガイガーをこんな美少女にしたんだ。
2019年の誕生日に、友人からもらいました。当時は価格が6000円ほどでしたが、2022年8月現在のAmazonでは14000円ほどまで価格が上がっています。(あれ、今思えばこれ売った方が儲かったのでは)
で、これをちゃんと作りたいと思ったのです。全体の塗装はやめておこうと思ったので部分的な塗装に止めて、最低限のゲート処理などをやろうと決意しました。
これがね、かなり時間がかかっているんですよ。足の部分にあるドリル重機だけで仕上げるのに3時間かかりました。
しかも、この文章を書いている今でも、まだ完成していません。12日くらいから始めたんですけどね。もうちょっと時間がある時に取り組めば良かったなって後悔しています。
ちなみに今、こういう状態です。
魚住「可愛くできたなぁ」
いっちゃん「おしり!ここ!おしり!」
ゆかさん「・・・・(アスカがシンジくんを見るような目つき)」
なんかちょっと、これまで足を踏み入れてこなかった世界に目覚めそうな自分がいます。勇者ロボットをこんな女の子にしやがってという感情と、1日かけて作った時に芽生えた愛情が競合しています。
そしてまだ、全ての部品を組み立てていないので、ガオガイガーにファイナルシュージョン(合体のこと)できません。
本当はお盆までに完成して、ガラスケースに入れてニヤニヤする予定だったのに、制作だけで夏休みそのものが終わりそうです。
プラモづくりに専念するため、今回のnewsletterは以上となります。 「いいね」を押していただけるとうれしいです。内容に関するご意見ご感想、おすすめのプラモがありましたら、「#こだわりらいふ」をつけたツイートや、Substack内のコメントまでお願いします。