生きることにこだわりを。魚住惇です。
早いもので、もうすぐ夏休みが終わります。
この場を借りて正直に申し上げると、校内のDXの準備が忙しすぎて、肝心の授業の準備だとか基本情報技術者試験のための勉強だとかは全く進められませんでした。
時間が足りなさすぎる。勤務校の始業式は29日。このnewsletterの配信の翌日です。しかも台風が迫ってくるし。
例の車の納車、31日なんですよね。台風の影響で新たな傷がついたらどうするんだろう。
生成AIって素晴らしいね。契約書のPDFを読んだ上で、こちらの質問に答えてくれる。契約書での解釈だと、どうやら納車前についた傷は販売店が責任を負うそうです。ちょっと安心しました。
さて、もうすぐ終わってしまう夏休み。長期休みに入るとどうしても似たようなことで悩むようになりました。今回はそんな悩みの話です。
働きたい
夏休み。特にお盆休みに、無性に働きたくなりました。これはGWにも感じた感情です。
今年は特に研修の回数が多いので、外部からの刺激を受けることが頻繁にあります。僕はすぐ影響を受けて、次の行動に活かしたいなって思うので、仕事に使えそうな知識を得ると仕事をしたくなってしまいます。
夏休み前に計画していた内容がほとんど進まなかったのもこのためです。1学期の頃の自分からしたら、完全に割り込みタスクです。
もう今は、やりたいことだらけです。どうやったらこのタスク、片付けられるんだろう。
これが夏休み中の平日だったら良かったんですよ。授業がないので生徒の対応もなくて、自分が進めたい仕事に存分に時間を使うことができます。
1.5歳の次男はようやく少し歩けるようになり、本当に目が離せなくなりました。もう在宅で仕事を進めることができません。
そう、あまり良い話に聞こえないかもしれませんが、今は家にいると働けないんですよ。いやまぁ、働くって何することっていう話にもなりますけどね。
教師の仕事は、本当に解釈次第です。どんなことだって、仕事にこじつけられそうです。程度にもよりますが、タイピングだって仕事に入れようと思えば入れられます。
ゲーム形式ではなく、特に検定向けの指導の練習みたいな様子であれば、それだけで教材研究をやっていると言い張ることだってできそうです。
というか勉強そのものが仕事になるので、目先の事務作業がなければ本当に教科書を読むことだって仕事になるわけです。
僕はそんな環境が大好きなんですよ。最高じゃないですか。自分が興味のあるアルゴリズムの本を読んで、それで働いたことになるなんて。
仕事とプライベートとを分けないタイプ
まさに僕なんかは、仕事とプライベートを分けないタイプなんだなと思います。
自宅でもPCをいじるし、プログラムだって組む。ブログを書くことだって、文章力を高めることにもつながりますし、Hugoをいじることだって仕事に活かせる技能です。
現在進めている勤務校でのDXは、そんな僕のような働き方を後押ししてくれるように設計しています。仕事に使うファイルをクラウド管理に移行することで、学校外からもアクセスできる準備を進めています。
これが実現できれば、定時で退勤して育児に専念して、寝かしつけた後にも仕事に取り掛かれます。
これを聞くとブラックな匂いが漂ってきますが、個人的にはありがたい環境です。これまで学校から帰宅できない主な理由は、学校でしかできない仕事が多くあるためでした。
いつでもどこでも仕事ができるということは、いつでも休めていつでも仕事ができるということです。
仕事とプライベートをきっちり分けるタイプ
これに対して、世の中には仕事とプライベートを分ける人も大勢いると思います。特に我が家では妻のゆかさんがこのタイプです。
どうして家に帰ってまで仕事のことを考えないといけないの?家にいる時くらいはゆっくり休みたい。
職場内で取り扱う資料などをどれくらい外部に持ち出して良いかは企業によって違うと思いますが、少なくともゆかさんが家で仕事をしている姿はほとんど見たことがありません。
それは業務に関係することは勤務時間内にしかやらないと決めているのもあるでしょうし、家ではやる気が起きないということもあるかもしれません。
子どもたちが寝た後、夫婦がそれぞれの時間を過ごしている時も、仕事とはまったく関係ない本を読んだりしています。
つまり、仕事=趣味ではなく、そこを割り切っているということです。
ゆかさんからしてみたら、僕がお酒を飲みながら文部科学省がYoutubeにアップした動画を見ているのが、違和感しかないそうです。まるでお酒を飲みながらでも仕事をしているように見えているそうです。
恐らく性格の問題で、正解はない
これは性格が関係している話だと思っています。
例えばプライベートの時間にまで仕事に関係する行動をしていたとして、それをやる全員が意識高い系だと断定するのは違うと思います。少なくとも僕は意識を高くというより、夢中になるタイプです。
それと同時に、妻のことを仕事に対して不真面目だとも思いません。
職種にもよるかもしれません。例えば現地でしかできない仕事だと、家で仕事をすることは物理的に不可能です。ノマドっていう言葉はもう死後でしょうか。今僕が目指しているのは半ノマドみたいな仕事の形態です。
デザインが仕事の人だと、美術館に足を運ぶのは仕事と考えるんでしょうか。それとも、そもそも自身の感性を磨くために、自然と学ぶことを欠かさないように生きることが染みついたんでしょうか。
多分ですが、この話は知的労働だからこそ起こる話なのではと思っています。肉体労働が完全に別れるわけではないとも思っていますが。
例えば住宅メーカーに勤めているなら、道を歩いているだけで建物が目に入るんじゃないかな。それに、もし自分が家を建てるとしたら、それこそ業界に詳しいから失敗しなさそう。
服のデザインを考える職業だったら、全然仕事に関係ないことをしているときに、思わぬところでインスピレーションを受けたりするんでしょうか。
そう考えると、趣味や好きなことと、仕事がほとんど同じだと思っている僕自身は、仕事と趣味を分けることは無理そうです。
これは仕事とプライベートを分けた方が良いのか。それともごっちゃにしていた方がむしろ良いのか。
少なくとも僕自身の経験で言えば、例えばWordPressの勉強会などでは当然仕事でWordPressを扱う人たちが集まるわけですが、イキイキしているように見えました。
ただだからといって仕事と趣味を分けている人が、イキイキしていないかといえば、そうでもないとも思うのです。
あなたは、仕事とプライベート、分ける派ですか?分けない派ですか?
人それぞれ違う感覚をお持ちだと思うので、何かしら思うところがあれば、メールでの返信やコメント等でご意見をいただきたいと覆います。
今回のnewsletterは以上となります。あ、ちなみに僕自身は、この性格で仕事と趣味が良い感じにミックスできていて、人生楽しいです