尾張の子どもは"サル、村、族、イルカ、森"で育つ
生きることにこだわりを。魚住惇です。 今回もちょっとしたこだわりに、お付き合いください。
尾張の子どもは"サル、村、族、イルカ、森"で育つ
名鉄という企業をご存知でしょうか。 正式名称は「名古屋鉄道株式会社」、ロゴマークはアルファベットでMEITETSUと書きます。
愛知県と岐阜県線路を敷いている鉄道会社です。JRではないので、私鉄です。
基盤の事業である鉄道以外にも、名鉄バス、名鉄タクシー、日間賀島を行き来するフェリーなども運営しています。幼稚園や自動車学校の一部も名鉄グループです。
あと、愛知県民や岐阜県民が知る品揃えの多い店「Loft」も名鉄グループだと知れば、「へぇ」と思ってもらえることでしょう。
観光では、ぎふ金華山ロープウェーを運用しているのも名鉄だったりします。 鉄道網以外にも、地元に密着した事業を展開し続けている大手の私鉄です。
なぜここまで魚住が名鉄グループに想いを馳せているかというと、父親が元名鉄の社員だったからです。既に定年退職していますが、福利厚生があったからか、何かと名鉄グループのレジャー施設で遊んだ経験があります。
今回は、めでたく3歳を迎えた息子を、名鉄グループが運営しているテーマパークの1つ、犬山市の「日本モンキーパーク」へ連れて行ったので、その話をしたいと思います。
サル、村、族、イルカ、森
この見出し、愛知県民にはビビッときますよね。 犬山市にある日本モンキーパーク、博物館明治村、野外民族博物館リトルワールド、知多郡美浜町にある南知多ビーチランド&おもちゃ王国、そして知多郡南知多町にあった内海フォレストパークです。
内海フォレストパークは2003年に閉園したため、現在は遊具が撤去されています。僕はこの中でも内海フォレストパークが一番心に残っているので、今でも名鉄グループのテーマパークを語る際にはリストに入れるようにしています。
日本モンキーパークは日本モンキーセンターに併設された遊園地、博物館明治村は明治時代の建物を移設し保存している博物館、野外民族博物館リトルワールドは世界各国の民族衣装や料理を楽しめる博物館、南知多ビーチランドはイルカも飼育している水族館となっています。
モンキーパークと明治村とリトルワールドが犬山市にあり、ビーチランドだけが知多郡美浜町にあります。余談ですがビーチランドの近くに僕の出身大学である日本福祉大学の美浜キャンパスがあります。僕が実際に通っていたのは半田キャンパスですけどね。知多半島は僕の庭です。
ビーチランドはまたの機会に行くとして、せっかく尾張の地に暮らしているのだからと、子どもが生まれたらモンキーパークや明治村に連れて行きたいと思っていました。
子どもも喜ぶテーマパークの代表例として東京ディズニーランドやユニバーサルスタジオジャパンなどがあり、愛知県から行ける範囲としてはナガシマスパーランドやレゴランドもありますが、まずはその練習として最適な、日本モンキーパークに連れて行きたい。
妻のゆかさんがそう決意していたので、僕は今回、写真係と運転手を快く引き受けました。
日本モンキーパークの現状
愛知県犬山市にある日本モンキーパーク。2003年2月に巨大ゴリラ建造物「ジャンゴ」が撤去されてからも、尾張の国の民に愛されています。
幼少期を思い起こすと、ジャンゴを見る度に大泣きしてトラウマと化したことが脳裏に蘇ってきました。
これは息子にもぜひ同じ経験を積んでもらい、大人となった僕は無事トラウマを乗り越えるというなんとも言えない循環を狙っていたのですが、撤去されたことにより未遂に終わりました。
この日は開園時間に到着することを目標としていたので、開園と同時に入園する列に並び、10時と同時に園内に入ることができました。
そこに待ち構えていたのは・・・、この家族は一体どのアトラクションの近くに寄ってくるのかと、ただひたすらコチラを見てくる、スタッフさんの熱い視線でした。
思ってたのと違う。
ジェットコースターがレールを走り、メリーゴーランドが周り、アトラクションがとにかく動いてキラキラしている。そんな場面を子どもが見て、どれに乗ろうか迷ってしまう。そんな場面ではありませんでした。
そりゃそうですよね。開園と同時に入ったんですから。全てのアトラクションは、誰かが乗らないとスイッチが入りません。
どんなアトラクションがあるのかは、モンキーパークのサイトを見てもらえたらと思いますが、
アトラクション | テーマパーク遊園地 | 日本モンキーパーク(愛知県犬山)
このリンク先のページであるアトラクション一覧、そこに出ているアトラクションの写真や名前がリンクになっていません。ページそのものを拡大しないと、写真が小さいまま表示されます。
しかも写真そのものは良い感じのアングルから撮影されているために魅力的に写っていますが、実際は迷子になりそうもないほど敷地が狭く、自分が子どもだった頃と同じ光景が広がっていました。もはや存在そのものが博物館になりそう。
文章で表現するだけでも、如何に過疎化が進んでいるかがわかります。
ただし、これが子どもにとって良い面もありました。行列ができるほど人が並ばないので、アトラクションは常に待ち時間ゼロ、なんならアトラクション1回分が終わって出口から出た後に、すぐ入り口に入ったら次の回に間に合うのです。
息子がお気に召したアトラクション、何度連続で乗ったことか。真の乗りたい放題。ワンデーパスポートにして本当に良かった。満3才を迎えた子どもの「もう1回乗る」は1回ではなく∞です。
小さい子に優しいモンキーパーク
大人から見て、かなり閑散としているモンキーパーク。
これだけのことを書いておいてあれですが、ターゲットにしている子どもの年齢が低いこともあって、ディズニーランドやUSJとは違った魅力があります。
例えば、こちらの「のりもの一覧」を見てみると、
https://www.japan-monkeypark.jp/document/attraction/norimono.pdf
ジェットコースター系のアトラクションを除くほぼ全てののりものが、保護者同伴なら1才から乗れるようになっています。1才ですよ1才。うちの子なんて、1才になった当時まだ歩けなくて、移動手段がハイハイでしたよ。
大きくなったらその頃のことなんて忘れてしまうくらい小さい頃から乗せられるアトラクションに、待ち時間ゼロで乗れる。子どもの目線から見たら遊園地は遊園地です。親としてはかなり楽チンな部類に入るテーマパークです。
ちなみに最近で言うと、2022年3月まで、NHK教育テレビ「おかあさんといっしょ」にてうたのおねえさんを務めていた”小野あつこおねえさん”がモンキーパークのイベントに来たんだとか。
それが終わったら今度は”横山だいすけおにいさん”を呼んでいたりと、子どもがや親が喜びそうな人を召喚しまくっているあたり、経営が心配になります。
また、数年前までの口コミを見ていると、スタッフの高齢化問題への言及が多かった感触がありますが、先日の印象だと割と若いスタッフが多かったように思います。名古屋経済大学の学生さんかしら。雇用の面は心配なさそうでした。モンキーパークに到着して、まず調べたのは求人情報って、ちょっとした職業病ですきっと。
その日の夜、息子は夢の中で泣いて(たぶんお化け屋敷)、笑って(たぶんアトラクション)、最後には寝ながら歌も歌っていました(ウルトラマンの歌だった)。寝ている時に記憶の整理をしている説はどうやら本当です。息子にとって情報量が多すぎる1日でしたが、きっと楽しかったんだなと思います。
僕自身も幼少期の頃にお世話になった日本モンキーパーク、今回は身長制限に引っかかったアトラクションには乗せられませんでした。小学生の間くらいまでは楽しめるはず。
名鉄グループが運営していて、行ってみると経営がちょっと心配になってくる遊園地、に本モンキーパーク。
自宅から車で1時間ほどの距離にあり、子ども目線からなら満足できる、尾張の民にとって思い出の遊園地です。レジャーの行き先に困った際に、重宝しそう。謎解きができるような年になったら、明治村にも連れてってやろうかな。
RGガオガイガーが再販されて、在庫がどえらいことになっている
以前newsletterで紹介したRGガオガイガーというプラモデル。11月に再販されるという話が以前から出ていましたが、納期が遅れていたようで、先週末に入荷した量販店が多かったように思います。
僕はというと、Amazonで定価で購入できていて、発送予定日が12月2日でした。そのまま発送されるのを待っているのも良いんですが、できれば定価よりも安く買いたいとも思っていました。
そんな中、以前紹介した北名古屋市にあるプラモデル屋さん、アリスホビーさんが、こんなツイートをしていました。
定価6600円のプラモデルが、5000円を切る価格で購入できる。更に48個も入荷する。しかもこれは11月再販分の2次受付分で、11月再販の1次受付分は100個を超えていました。それでも争奪戦に敗れてしまったので、今回ぜひとも電話予約を叶えたいと思っていました。11月再販の一次受付で予約できた人は2次受付には参加できないというルールだったので、今回は流石にいけるだろうとも思ったのです。
結果、なんとか購入することができました。9月17日の悲劇から2ヶ月。なんとかゲットすることができました。もちろんAmazonでの注文はキャンセルです。
Twitterで「RGガオガイガー」で検索してみると、今回の再販でかなりの数の入荷があったことが報告されていました。
メルカリの様子も見てみると、7000円台が目立ってきました。定価が6600円なので、トントンか赤字でしょうね。やっとこさ適正価格に近づいてきた気がします。
アリスホビーには子どもと一緒に買いに行きました。「おとーしゃん、ガオガイガー、かえてよかったねぇ♪」と言いながらこれまでの苦労を労ってくれた息子。帰宅した途端、僕よりも先に開封して作り始めようとしたので慌てて封印しました。
プラモデル専門店に行くと、作ってみたいキットが出るわ出るわで、誘惑を断ち切るのが大変です。初心者にも作りやすいものだと、対象年齢8歳以上のものがほとんどです。
息子がプラモデルを作れるようになるのは、あと5年も後なのか。その頃になったら、一緒にガンダムを見たりするんだろうか。
前回のnewsletterではウルトラマンについて書きましたが、今回書いた2つの分野についても、息子にとってまだ始まったばかりの世界です。
今後が本当に楽しみだなと思える。今回は、そんな週末を過ごすことができましたよというお話でした。
期末考査の問題、まだ作り終えてないんだよな。どげんかせんといかんですね。
今回のnewsletterは以上となります。 「いいね」を押していただけるとうれしいです。内容に関するご意見ご感想がありましたら、「#こだわりらいふ」をつけたツイートや、Substack内のコメントまでお願いします。