CAT6AからLANコネクタが変わったようです
生きることにこだわりを。魚住惇です。
やらかしました。なんでここをチェックしなかったんだろう。テレビの壁掛け金具の位置に、有線LANのための配管をしたところまでは良かった。しかしながら、その位置からTVボードまでのところに配管をするのを忘れてしまいました。何たる失態。一生の恥。あああ。これじゃテレビを壁掛けにした意味ないじゃん。
とはいえ、カテゴリ6Aケーブルや8K対応HDMIケーブルのことを考えると、28Φの配管では多分足りなかったと思うので、これはもう仕方ないなと言わざるを得ません。これはもう、仕方ないかな。次のクロスの張り替えの時期になったら、新たに穴を開けることを検討しよう。
さて、何の話をしているかというと、魚住、新居に引っ越しました。ただまだ二次外構が終わっていないので、駐車場や庭ができていません。これが完成したら初めて人をお招きできるようになると思っているので、呼びたい人を呼ぶのはまだまだ先になりそうです。そもそもまだ片付けすら終わっていない状況なので、全然余裕がないんですけどね。
勤務校は今週末より期末考査に入ります。この時期は愛知県が定める「県民の日」という祝日がありまして、その付近で「県民の日学校ホリデー」を学校ごとに作ることになっています。多くの小中学校が11月21日にお休みが設定されている中、勤務校は11月25日に設定されていました。つまりこの配信の前日です。
学校がお休みであっても職員は出勤日です。これは夏休みも同じ。ただ生徒が登校してこない日は割と多くの先生方がお休みをとるので、僕も例外なくお休みを入れることにしました。そして、11月21日が家の引き渡しだったのでその日もお休みを入れました。土日や振替休日を合わせて5連休を作りました。
今回は5連休中にこだわった最初の記録です。どうかお付き合いください。
カテゴリ6A用LANコネクタに翻弄された話
大学在学中に履修したネットワーク設計演習という授業で、LANケーブルを作る実習をやりました。LANケーブルを作るのはこれが初めてでした。LANケーブルって、ケーブルとコネクタを別で購入して、専用の圧着工具を使ってコネクタを取り付けて使うことができるんですよ。この圧着する行為を「かしめる」と呼んだりもします。僕はこのかしめる作業が結構好きで、前任校でもよくLANケーブルにコネクタをかしめていました。
お店に行けば普通にLANケーブルくらい売ってますし、今だとダイソーでも見かけます。それなのにどうしてわざわざ自分でかしめたりするのか。大きな理由として言えるのは、市販では売っていないような長さのケーブルを作ることができるからです。ケーブルを自分が決めた寸法の部分で切れば、それがケーブルの長さとなります。短いケーブルから長いケーブルまで、好きな長さのケーブルを用意できるようになります。
あとは、LANケーブルの爪が折れてしまった際に、すぐに新品のコネクタを用意できることも大きなメリットです。近頃はLANケーブルの爪が折れにくい素材でできていたり、折れにくい形状のものも増えてきました。しかし長年の経年劣化によって、いくら折れにくい素材であっても折れる時はパキッと折れます。なのでいくつか新品のコネクタを用意しておくと、こういう時に対応可能なんですね。
最後はもう、ロマンです。自分業者やってるぅっていう、魚住特有のいつものやつ。DIYの守備範囲は広くしておきたいという謎のこだわりを僕は持っています。
でもね、今回はこれが完全に裏目に出ました。LANケーブルをかしめる作業にあれだけハマって、楽しんだはずなのに、うまくいかずに貴重な休みを1日潰してしまいました。
LANケーブルはいくつか種類に分かれていて、種類ごとに通信速度が変わります。この種類というのがカテゴリというやつで、カテゴリ5までが100M、カテゴリ5eや6以降が1000Mの通信速度に対応しています。2025年11月現在は、家電量販店に行くとカテゴリ7やカテゴリ8が最新バージョンとして売られています。ただまだちょっと高価です。
1000Mはギガビットとも呼ばれていて、単位を変えて1Gと表示することもあります。そしてカテゴリ7からは10Gという速度に対応しています。1Gの10倍です。ただし普及価格帯にはカテゴリ6Aという名前も存在していて、これがカテゴリとしては6なのに10Gという速度に対応しているケーブルです。現状ではカテゴリ7よりも安価なので、今回の新居の配線にはカテゴリ6Aケーブルを使うことにしました。
ハウスメーカーさんが最初に提示してくれた仕様には、最初から全部屋に有線LAN端子、いわゆる「情報コンセント」が備え付けられていました。コンセントの位置にLANケーブルを挿す穴が用意されていて、そこに接続するだけで部屋間を通信できるようにする優れものです。ただ僕はその仕様を「配管」に変更しました。というか今回選んだハウスメーカーさんは、配管を入れることに対応してくれるっていうだけで決めました。
標準仕様がカテゴリ5eだったんですよ。もちろんギガビット対応なので、普通に使う分には何も問題ありません。ただ僕の感覚で言うと、もうWi-Fiで良いじゃんって言われているこの時代に有線LANを使う場合って、相当な速度を求めている時だと思うんですよね。それに、新しい規格のケーブルは今後もどんどん出てくるものだとも思っています。それなら提示された標準仕様とて必ず時代遅れになってしまい、使われなくなります。それなら最初から配管を通してもらってケーブルを自分で用意すれば、自分でメンテナンスができるて良いよねっていうお話です。
ところが、ここ最近の速いカテゴリの端子やケーブルが、少し特殊だということに、今になって気づきました。これまで以上の速度で通信するためのケーブルを圧着するためには、それに対応した工具やコネクタが新たに必要だということがわかったのです。僕がこれまで使ってきた圧着工具では対応できないことがわかりました。
まじかーと思いながらAmazonを見てみると、今の圧着工具って、カテゴリ6以前と7以降で切り替えるスイッチみたいなものが用意されていて、かしめる部分の位置をスライドできる構造になっているんですね。ひとまず良さげなのを引き渡し前にポチりました。
商品名は「圧着工具 かしめペンチ LAN ケーブル製作 CAT5e/CAT6/CAT7対応 CAT5e/CAT6用RJ45貫通型コネクター付属 RJ12対応 配線図 替刃付き」でした。付属のコネクタは数が限られているので、サンワサプライのLANコネクタを追加で注文しました。これとは別にカテゴリ6Aケーブルも買いました。100メートルで1万円くらいで買えました。
そうそう、今の時代って、LANケーブルを簡単にかしめる工夫が結構あるんですよ。特に感動したのが、LANコネクタです。
(画像はAmazonの商品ページより引用)
こちらのLANコネクタは、先端がケーブルが貫通するように穴が空いています。そう、今のコネクタって穴が空いていて、ケーブルを深く差し込んで貫通させた後にゆっくり配線の色の順番を確認することができるようになってるんですよ。これは知らんかった。昔は貫通していなかったので、コネクタの透明の部分を目を細めて見て、「オレ白、オレンジ、緑白、青、青白、緑、茶白、茶」の順番に刺さっているのかを確認したものです。しかもこのケーブルは結構硬くねじってあるので、それを指で解いてまっすぐにするだけでも指が痛くなります。
まっすぐにしたケーブル8本を決められた順番に整えた状態でコネクタに挿すっていうだけでも、最初はかなり苦労します。これがサクッとできるようになるのがネットワークエンジニアへの第一歩って思っていたんですけどね。時代は変わったようです。
これがかなり大きな落とし穴で、嵌められたポイントでした。どうやらカテゴリ6A、つまり10Gに対応したケーブルからは銅線が若干太くなっていて、ノイズに強い仕様になっていることがわかりました。つまりカテゴリ6までのコネクタにはカテゴリ6A以降の端子が入らないってことです。
ここで、今回僕が購入した新たな圧着工具の商品名を見てみます。「圧着工具 かしめペンチ LAN ケーブル製作 CAT5e/CAT6/CAT7対応 CAT5e/CAT6用RJ45貫通型コネクター付属 RJ12対応 配線図 替刃付き」
お気づきでしょうか。確かにこれはカテゴリ7まで対応している工具ですが、付属の貫通コネクターはなんとカテゴリ6までの従来型だったんです。これに気づけていなくて、初日の数時間、コネクタにケーブルが入らん入らんって、汗をダラダラかきながら困っていました。いやーこれは罠すぎるでしょう。確かに今見たら商品名にも明記されたんですけど、この工具を買いたい人はカテゴリ7に対応しているから買うわけで。ちゃんとカテゴリ6A以降に対応したコネクタをつけといてよって僕なら思います。
どうしようどうしようって焦っていた時に、工具と一緒に追加で購入していたコネクタの存在を思い出しました。こっちはカテゴリ6A以降に対応したものを選んでいたので、すんなり貫通穴をケーブルが通り、無事かしめることができました。
ネックなのはコネクタの価格です。サンワサプライのコネクタって、10個で1000円くらいします。安いコネクタだったら100個で1000円くらいなので、10倍の価格差です。いやいや10個で1000円って、高すぎでしょうって思うんですけどね。これがまたLANケーブルが作りやすい端子で、安物とは全然違いました。いやでも10倍だぞ?これからまだあと何本ケーブルをかしめると思っているんだ。
Amazonでもまだまだカテゴリ6A以降に対応したコネクタって、あまり種類が出ていません。サンワサプライの10個1000円っていうのが割と標準っぽい印象を受けます。でも10個ってことはケーブルの最初と終わりの2箇所に使うんだから、5本分にしかなりません。5本で1000円かぁ。新居ではあと何本ケーブルが必要なんだろうかって考えた時に、やっぱり高いなと思いました。
なんとか探し当てたのが、中華メーカーの50個で1000円くらいのコネクタでした。これなら10個1000円から5分の1くらいに価格を抑えることができて、100個1000円のと比べると2倍の価格差まで縮めることができました。これならまぁ新居に必要なケーブルの数をカバーできるし、価格もまぁ許容範囲内でしょう。このコネクタが届いてからもう、LANケーブル圧着しまくりです。
そして、こちらが各部屋まで通っている配管が集約されている場所です。電気工事をしてもらった段階で、この配管にはワイヤーが通してありました。このワイヤーにLANケーブルをくくりつけて、反対側から引っ張って通すことになります。
お気づきでしょうか。この配管、どれがどこにつながっているのか、書いてありません。図面にも載っていませんでした。そして僕は、通線ワイヤーを購入しました。
引っ越し作業だって控えているというのに、LANケーブルにどれだけ時間がかかっているんだ。そう妻にも突っ込まれた連休初日のことでした。
LANケーブルをかしめている皆様、カテゴリ6A以降の10Gに対応したケーブルを圧着する際は、専用工具、専用コネクタをどうかご用意ください。それが今回の引っ越しを通して最初に学んだことです。同じ被害者がこれ以上増えませんように。
今回のnewsletterは以上となります。
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