生きることにこだわりを。魚住惇です。
Twitterのフォロワーが2000人を超えました。決して数で競うものではないかもしれませんが、僕の中では2000を超えることは「大台に乗る」ことと思うくらい嬉しい数字です。 フォローしてくださった方、そして毎週水曜日のこのnewsletterの配信を楽しみしてくださっている方、いつもありがとうございます。
よくあるTwitterアカウントだと、「フォロワー◯◯人超えました!日頃の皆さんに感謝です!」みたいなツイートが出てきそうですが、なんかそういうアカウントと同じ行動をするのもなぁ・・・と個人的に思ったので、この喜びは、ここだけに留めます。
本を出版してから、このアカウントはどうしようか。どんな内容を呟いたらいいのかしら。と考えてきました。 何かiPadの効果的な使い方みたいなものを呟いた方がいいのかしら。 それか、ニュースなんかも話題にした方がいいのかと、色々考えたり模索することがありましたが、 「まぁそれよりも、魚住惇という男の私生活をなるべく見せた方が、面白いのではないか」という結論に至りました。
梅棹先生の『知的生産の技術』で例えると、僕のツイートは「発見の手帳」の公開版です。日々の生活の中で発見したことをツイートします。 逆にいうと、「これは既知の話題だから、僕が今更ツイートする内容でもないよな」と思う内容はツイートしません。iPadの使い方ノウハウ系がそれです。僕も一度はノウハウ系のアカウントを目指したことがあるんですが、やろうとすればするほど、自分のアカウントではなくなっていく気がしたので辞めました。
それでは今回も、僕のちょっとしたこだわりにお付き合いください。
newsletterを意識して生活するようになった
アウトプットが決まっていると、それ前提の生活になる。 newsletterを書くようになって、実感するようになりました。 ここ最近の1週間の気分の変化をリストアップするとこんな感じです。
月曜日:どうしよう、下書きすら書けてない。
火曜日:書く内容が決まった。本文はこれからだ。
水曜日:うおおおおお!間に合えええええ!
木曜日:あー終わった終わった。来週までまだ余裕があるわ。
金曜日:1週間お疲れ!よく乗り切った自分!
土曜日:子どもと過ごすだけで1日が終わる
日曜日:子どもと過ごすだけで1日が終わる
水曜日というのは自分で課した締め切りですが、この締め切りというのを設定すると、それを中心に生活できるようになるので、脳が割と働くようになりました。 今この文章を書いているのは、4月14日の6時です。7時くらいには配信せねば!と追い討ちをかけながら文章を書いています。 ネタのリストアップは事前に済んでいるので、そのリストを見ながら、言いたいこと、書きたいことをアウトプットしている感じです。
やっぱり良いなと実感しているのは、この「アウトプット前提の生活を送る」と言う生活習慣です。newsletterのネタは何かないかと思いながら生活していると、どんな小さなことでも拾おうとしますし、そのためのメモを取るようになりました。 学校で言うと、学級通信と呼ばれる紙を発行している担任の先生がいらっしゃいます。それのネタを溜めるためにインプットするっていうのも、アウトプット中心の生活と言えます。
これまでと違って、日常がちょっとだけ豊かになった感覚があります。アウトプットって良い生活習慣ですね。
オンラインオリエンテーション
今年度は、1年生の学年に所属することになりました。 高校1年生は、高校生活全般についてや、学校のルールについてなど、その学校での生活を送る上で必要な情報を伝える「オリエンテーション」の時間が多く取られます。
なぜこの話をしようと思ったかというと、Twitterで知り合いのTacigawaさんが受けたリモート新入社員研修が色々酷かった話というのをPodcastで聴いたからです。
今では僕の勤務校も新型コロナウイルス関連で同じ悩みを抱えています。1箇所に1学年分の生徒を集められる空間が、グラウンドか体育館しかありません。となると、240人が一斉にメモを取ったりプロジェクターのスクリーンを見ながら話を聞く最適な環境がなくなってしまったわけです。
そこでうちの学校でも、1つのクラスで話している内容を、残りのクラスに配信することになりました。かなりマンパワーな方法で。
SurfaceGo上でOBSを起動し、録画方式をffmpegでエンコードしながらrdpでユニキャスト
映像ソースは自前のα7CをHDMIキャプチャーを使ってUSB接続
Tacigawaさんの話とは違い、うちの学校では概ね成功しています。ただし、僕が揃えた機材が大半を占めます。
USBのHDMIキャプチャーはAmazonで2000円くらいでした(自腹。
カメラは、学校所有のビデオカメラでも良かったんですが、デジタルズームだと速い動きに対応できないので、自前の一眼カメラα7Cを使っています。
マイクはα7Cの内蔵マイクがそこそこ性能が良かったので、十分に音が拾えています。というか、学校の先生って基本的に声が大きいので、集音に困りません。普通に話していてもApple Watchの「口元に近づけてSiri」が反応するレベルで先生方が喋るので、むしろ音割れとの戦いです。
α7CにはTamronの28-200mmレンズを付けているので、黒板全体を映すことも、先生のみをアップにすることも自在です。
学校の校舎もようやくWIFIが整備されたので、こうした配信がやりやすくなりました。 僕は撮影&配信係として、常にカメラに張り付きですけどね。
Amazonの賢い使い方
近況ばかりだったので、最後にちょっとしたこだわりを。
月の終わり頃に、TwitterでAmazonの賢い使い方みたいなのが話題になりました。
そしてこの、"吟味"ってのが特に効いている感じがします。 思考は、寝かせると成熟します。前日に書いた文章を翌日見返してみると、前日には思いつかなかった改善点が出てきます。一旦頭から離れることで、次見た時に新たな気持ちで見ることができて、最初に思いつかなかったアイディアが出てくるのです。 逆に衝動に任せて商品をポチると、届いた時に「あれ俺はなんでこれ買ったんだっけ」と思うことも起こってしまうわけです。
Amazonがよくやっているセールは、セールが始まった時に「うおおおセールだ!何が安くなってるんだろ!?」という視点で見るのではなく、 以前から欲しいと思っていた商品がセール対象になっているかどうかだけを確認し、安くなっていたらサッと購入する。他のセール対象商品を見る時間を極力減らす。 この買い方の方が建設的です。
僕の場合はというと、カートやらあとで買うを利用するのではなく、
NotePlan3に欲しいものをひたすら書く。っていうのをやっています。 内容を折りたたんでいますが、主に環境に対する投資的な意味をなす買い物が多いです。例えば、
43インチのディスプレイを奥行き59cmの机に置いてしまったら、画面がかなり近くなってしまった。
新しい机を書いたい。
せめて奥行きが80cmとか90cmくらいは欲しいと思う
という感じに考えを膨らませていき、その希望を満たしてくれる商品の候補を調べていきます。 この「調べながらメモを取り、メモを取りながら調べていく」という作業が、目的を見失わずに行動できて、大変良いんですよ。
記録を残しながら作業するって、良いよね
僕は他の人より脳のバッファ(ワーキングメモリ?)が少ないんじゃないかと思うことがよくあります。特に何かを調べている時や、Amazonで買い物をするときです。出てくる情報、出てくる商品の内容に段々と対応できなくなっていき、「あれ?今自分は何をしていたんだっけ?」と思うことがよくありました。
あ、このExcelの関数の使い方がわからん。
よし、iPhoneのSafariでググろう。
そうだ、Twitterのタイムラインをちょっと見ようか。
あれ、自分はスマホで何をしようと思ったんだっけ?
こんなことがよく起こるのです。 特に脳のリソースのほとんどを仕事が占めている時に発生します。
でもね、NotePlan3に記録しながら作業するようになると、こういった横道にそれることが、ほぼなくなりました。 検索して出てきたもののまとめ、通販サイトを巡って出てきた候補の比較が、簡単にできるようになりました。
僕にとってNotePlan3のデイリーページは、今自分が何を考えてどう行動していたかを思い出すためのページです。記録を常に取りながら行動することで、いつでも直前まで何をしていたのかを思い出せるようになります。
記録を取りながら行動するので、記録を取らずに行動するより作業のスピードが確実に遅くなりますが、あとで内容を見返すことができるようになります。
記録を取る目的が、「あとで見返すこと」であるなら、僕は記録を取らなければ「あとで見返すこと」も、振り返ることもできませんでした。
特にPC関連で何かを設定する際や、コマンドラインでコマンドを叩く時に、その時の記録が残っているだけで、助かる場面がかなりあります。
僕にとって「行動の記録を取る」ことと「あとで見返す」を行う最適な場所が、NotePlan3だったということです。
価格グラフ表示のブラウザ拡張
そうそう、話をAmazonの買い物に戻しましょう。 僕がもう1つ参考にしているのが、Keepaというブラウザ拡張機能です。Firefox用もChrome用も用意されています。 https://keepa.com/
これを愛用しているブラウザに入れると、Amazonの商品ページに価格のグラフが表示されます。 これを参考にすると、現在と過去を比べて、今が買い時かどうかが判断できるのです。
例えばこのグラフ、これは僕が今、何気に欲しいなと思っているBluetoothスピーカーの価格のグラフです。これを見ると、まさに「今が狙い目」である可能性が高いことが判断できます。
数日前までは割と高値だったものが、安くなってきている。そして過去と比較しても、これ以上下がることがないのではないかと推測できる。そんなタイミングで購入することができれば、「これは良い買い物をしたな」と思えます。
これまで何気なくAmazonなどを見るだけで購入されていた方は、NotePlan3に限らず、何かに記録を取りながら買い物をしたり、価格のグラフを参考にしながらポチってみてはいかがでしょうか。
ちなみにこのスピーカーは、今年度は購入しないことを決めました。2021年度は副担任で、尚且つ担任の先生の科目が英語で、教室のスピーカーに困らなくなったためです。
今回のnewsletterは以上となります。「いいね」を押していただけるとうれしいです。内容に関するご意見ご感想がありましたら、「#こだわりらいふ」をつけたツイートや、Substack内のコメントまでお願いします。
欲しいもの書き出すとそれでいったん満足するのでクールダウンできていいですよね。私も以前はリマインダーにほしい物リスト作ってたけど、今はNotePlanにタグ付けて書くようになりました。