AirPods Proが左右両方とも無償交換で新品になった話を少し詳しく書いた
生きることにこだわりを。魚住惇です。 今回もちょっとしたこだわりに、お付き合いください。
ウィークリーノートに書く内容が増えた
前々回かに書いたウィークリーノートが、かなり良いです。 1週間を振り返ると、書きたいことがどんどん出てきて、それがまたアイデアを生み出すきっかけになったりしています。
すごく、すごく楽しい。Obsidianの中のメモをこねくり回すっていうんでしょうか。自分自身の情報整理が楽しくて仕方ありません。
ウィークリーのテンプレートに、「ぽちったもの」という項目で散財記録をつけるようになりましたし、その中で家に届いたのかどうかも一覧で見られるようにしました。
デイリーノートを束ねたウィークリーノートという、一つ上の視点から見下ろす感覚。1週間に一度、この視点に立ってみるっていうのが、すごく良い感じに思えます。これ多分、次は4,5週間分としてマンスリーノートも作った方が良いんだろうなって思えてきます。
ウィークリーノートで週次レビューを行わない生活では、デイリーノートをただ毎日書いていただけでした。学校では朝8時30分に朝の打ち合わせが行われてるので、その内容を書く以上必ず毎日のデイリーノートがObsidianの中に作られていきます。その日に起こった出来事や、ちょっと後でじっくり見ようかなと思ったサイトのURLも、全てデイリーノートに入れます。
問題はその後なんですよね。大抵の場合はその日のうちに解決したり、もう見ることもないだろうという情報です。でも中には、後々発展させたい内容も出てきます。本当なら別ファイルを作成して入力し始める文章であっても、僕はよくデイリーノートに書きます。
それらの文章を、ある程度書き終わったタイミングで別ファイル化しているわけですが、これがまた忘れることもあるわけですよ。この忘却に対するセーフティーネットとして、ウィークリーノートがうまく機能してくれています。ウィークリーノートを作っていく過程の中で、デイリーノートに内容を加筆・修正することもしょっちゅうです。
こうした、書いた内容を定期的に見直していくシステムが、きっと必要だったんだろうなと思っています。現時点での、デイリーノートを基点とした情報整理における、情報の取りこぼし対策です。
今のところ、その日に起こった出来事は全てデイリーノートに書いて、改めて別ノート化するものは分割。出口が決まっているものは最初から新規でノートを作る。1週間の振り返りを行うためにウィークリーを使う。この流れが定着しつつあります。
Obsidianを使うなら、ノートの繋がりを意識しろっていうのが通説なんでしょうけど、正直そこまで手が回りません。というかまだまだノートを繋げる部分が、頭の中で考える範囲内でできている感じがします。
Scrapboxを使っていて、プログラミングの知識のまとめを作った時は、自分でもかなり良いものができたと思っています。生徒に見せる用として作ったものは、ページの繋がりを意識して作りました。でも自分だけのノートだとちょっとそういう体裁を整えるっていうのは、ちょっとさぼり気味です。
モノでも情報でも、整理整頓を怠るとあかんですね。年末の大掃除みたいに、ある程度の時間を確保しないと片づけられない状態にまでなってしまうと、もう手が付けられません。しかもデジタルだと、散らかっているのかどうかもわからないので、明確な片付けが終わる指標みたいなものがモノと比べて分かりづらい。
そういうこともあって、デイリーノートは便利だよなって感じています。自分の場合はとにかくその日に見たものは全てデイリーノートに入っているので、見逃した情報があったとしても週次レビューで拾えます。
最近、NotePlan3のアップデートがあったらしく、ウィークリーノートの機能が搭載されたそうです。「おや、先に自分がやっていたことが、正式機能として実装されてるやんけ。ちょっと先を行っていたんだなぁ」なんて自画自賛していました。デイリーで記録したものをウィークリーで整理するっていう流れ、似たようなことをやっている人が多いんでしょうきっと。
この感覚も、いつかまとまった文章として残したいと思います。
AirPods Proが左右両方とも無償交換で新品になった
既にTwitterでも書いたことですが、もう少しだけここで詳しく書こうと思います。
先日SONYのワイヤレスヘッドホンWH-1000XM5を購入しておいてあれですが、僕はそれまでずっと、ノイズキャンセリングデバイスで所持しているのはAirPods Proだけでした。
というか、AirPods Proだけで十分でした。iPhoneもiPadもMacも相互に行き来できますし、ハイレゾ音源を聴く以外の時はずっと使っていました。
ただここ半年くらい、右側のノイズがどうしても気になっていたのでした。本体の黒い部分を触ると、そこがマイクだからかマイクを触ったような音が聞こえてくるようになって、特に装着時に雑音が聞こえるようになってしまって不快だったのです。
それもあってか、ここ数日はAirPods Proを使うことが億劫になっていました。
これではいかんと思ったのと、日曜日に名古屋に出かける用事があったので、それならApple Store栄にでも行って、AirPods Proを診てもらえばいいじゃんかって思ったのでした。
Appleのサポートアプリから予約した時刻は14時45分。少し早めに到着しましたが、実際に修理受付スタッフさんが僕のところに来たのは15時過ぎ。ジーニアスバーはいつも大混雑です。
そこで調べてもらってわかったのが、僕が購入したAirPods Proが、2019年の10月に購入されたものだということと、2020年5月に左側を一度交換しているという修理歴でした。
アカウントと紐づいているってことが頭でわかっているんですけど、ちゃんとここまで追ってくれることにまず感動しました。
Apple Store栄で対応してくれたスタッフさんの話によると、この時期に製造されたAirPods Proにはノイズキャンセリング機能に不具合があって、Appleもそれを認めているということでした。
AirPods Pro の音の問題に対する修理サービスプログラム - Apple サポート
公式サイトにも修理サービスプログラムの案内が出ています。僕も事前にこのページを見たので、「あ、これひょっとして無償で新品に交換してくれるんじゃね」と思って足を運んだわけですが、あまりにも喋りすぎると話の腰を折りそうだったので言わずに事を進めました。
2020年5月に左側を交換してもらった時の話は、ブログ記事にてまとめています。 AirPods Proの左耳から異音!→無償修理でした – さおとめらいふ
しかも、どうやらこの2020年5月に交換した左側も、今回の修理プログラムの対象になっているらしいのでした。
「えっ、でも左側は使っていて何も問題ないんですが」と話したものの、「製造年月日的に問題が起こりうるものなので念の為検査させてください」と言われたので一緒に診てもらいました。
結果はTwitterに書いた通り、その左側も含めて無償交換となりました。
ノイズキャンセリング機能に問題があることがわかり、人間が聞こえない周波数での雑音も発生していたという報告を受けました。人間が聞こえない周波数なので、当然確認したくても聞けません。
2020年5月の段階では、実際にApple社員が耳に装着して、ノイズが聞こえるかどうかを判断していたらしいのですが、今では動作確認用の専用機が登場したらしく、その中で音を鳴らしてみることで検査ができるようになった。とスタッフさんが話してくれました。
僕の目の前でやってくれたのはMacを使った通電テストだけで、精密な検査を行う際は裏に持っていったので、どんな機械を使ったのかは分かりませんでした。
検査結果だけは対応中に使っていたiPadの画面上で見せてくれて、イヤホンとしての性能と、ノイズキャンセリングの性能の両方の検査において、左右両方ともが×と出ていました。自分がこれまで愛用していたAirPods Proは、そんな状態で動いていたのか。
思えば近ごろ、片方側だけで使おうとすると、右側はうまくつながってくれなくて、何度かスピーカーから大音量の音声が流れる事故が発生していました。これも不具合だったのかな。
それと最後にスタッフさんから聞いたアドバイスというかお願いは、「帰宅したらLightningケーブルでケースを充電しつつ、左右両方もケースに入れた状態で30分ほど放置してください。」ということでした。
これに対して「あぁなるほど。ファームウェアのアップデートですね。」と返してしまったので、そこそこ詳しい感じが少し露呈してしまいました。「それだけお詳しいなら大丈夫そうですね」と言われてしまいました。いかんいかん。玄人っぽさを出さないようにしていたのに。検査を待っている時もiPad Pro+Magic Keyboardで文章を書いていたら「フルセットですね!」と言われてしまったので、もうその時既にバレていたのかもしれません。あぁもうダメだ。こんな場所にいると、毎日Apple Storeで暮らしたくなる。
全ての事を終えて、AppleStore栄の外の大津通に出ると、そこはもうキャンセルしたくなるノイズのオンパレードです。車の排気音に人の声。新型コロナウイルスの感染者数が過去最大だと報道されているにもかかわらず、すごい人の数。(自分もその一因であることは言うまでもありません)
そこへ修理上がりのAirPods Proを装着してノイズキャンセリングをONにすると・・・おおお・・・、ほとんど聞こえなくなった。音楽を再生してみると・・・もう同じ方向に歩いている他人の声も認識できないレベルになりました。
これだよ。これこれ。この静寂が欲しかったんだ。
2019年10月にAirPods Proを飛びついて買った全ての人に言いたい。既に話題になった話ですが、2020年10月より前に製造されたAirPods Proはリコール対象です。条件が揃えば新品に無償交換してもらえます。
しかも、この修理交換プログラムは3年間の実施なので、無償で交換してくれるのは2022年10月までです。まだ交換してもらっていない初期のAirPods Proユーザーの方は、暑い季節のうちにApple Storeに行ってみることをお勧めします。
キングジムにポメラDM250のレビューをお願いしたが断られてしまった話
キングジムが先週、ポメラDM250を発表しました。先週のnewsletterで話題にしました。newsletterでは「キーボードの配列のズレが一定になっているから、買わない」という結論を出しましたが、それでも気になるものは気になるというもの。
もしも僕が思っているズレ幅が、慣れによってある程度克服できて、快適なタイピングライフを送れるのならば、それはそれで試してみたいと思うのです。
さてどうするか。
キングジムのお客様相談室にメッセージを送ってみました。 レビュー用に借りられるものがあれば、貸して欲しいとお願いしてみたのです。 一言で言うと、「魚住惇です。HHKBエバンジェリストやってます。DM250貸して!」と送ってみました。いやまぁもっと細かく丁寧に文章は書きましたけど、要するにそういう内容です。
考えてもみれば、これも図々しい話です。レビュー用に貸してなんて、普通の神経じゃ言えないと思います。
かと言って、「あなたは図々しいんだから、もっと謙虚でいなさい」という意見に従い大人しく生活するとなると、ブログやTwitter、本の出版までもが成り立たなくなります。
結果はこちらにも書いたとおり、断られてしまいました。ギズモードなどの一部のメディアは記事執筆のために借りることができていて、写真なども投稿されているので、きっとマーケティング担当の方とのつながりがあるかないかだったのではないかと思っています。
お客様相談室からの返答としては、「貸出用を用意していません。」ということと、「名古屋であればヨドバシに展示される可能性があるので、発売日以降に足を運んでみてください。」という内容も書かれていたので、図々しいお願いにもかかわらず、丁寧に対応していただけたなという印象を持ちました。
キングジム、数年前まで僕自身が株を保有していたこともあり、ちょっと愛着があるメーカーだったりします。お借りすることそのものは残念ですが、キングジムとやりとりができて、ちょっと嬉しかったりもしました。
それでもふと思うのです。不躾な相談をしてしまってよかったのかと。普通に考えたら、そんなの断られるに決まってる。身の程をわきまえろ。そういう意見が一応僕の頭の中にもあります。
Twitterの名前を実名に変更したり、アイコンを写真に変更する時も、結構葛藤しました。よく天然だとか能天気だとか言われることもありますが、悩むときは結構悩みます。
今回も相当悩みましたが、連絡せずに後悔してうじうじするくらいなら、やってみてダメだった方が良いじゃないかと思って行動に至りました。以前、「そんなに欲しいなら、言えばいいじゃん。」と言われたことがあったので、その時と同じように、ほんの少し勇気を出してみました。
そう、行動が変わるのって、ほんの少しの勇気だったりするんですよね。それ自身は、僕が普段から子どもたちに教えていたことでした。自分の事となると、本当に勇気が必要な場面に直面する度に、試されている感じがします。
次は、どこで勇気を出してみようか。考えています。トンネルChannelかな。
今回のnewsletterは以上となります。 魚住お前もトンネルChannelに書けよと思ってくださる方、「いいね」を押していただけるとうれしいです。「いいね」が10を超えたら、勇気を出して参加を表明しようと考えています。内容に関するご意見ご感想がありましたら、「#こだわりらいふ」をつけたツイートや、Substack内のコメントまでお願いします。