生きることにこだわりを。魚住惇です。 今回もちょっとしたこだわりに、お付き合いください。
人との繋がりの根幹は、対面だ
人と人との繋がりの根幹は、対面だ。リアルイベントに行ってみると、本当にそう思えることが立て続けに起こります。
5月14日に、e-messe kanazawa 2022というイベント行ってきました。
いわゆる企業展みたいなものです。石川県金沢市で開催された、地元企業が集うリアルイベントです。今回僕は、石川県に本社がある株式会社PFUのブースでの講演依頼を受けて、e-messe kanazawa 2022に行ってきました。
午前中は雨がザーザーぶりでしたが、昼から晴れて、お客さんも結構入った感じです。企業のブースがあったり、地元の高専が小学生対象のプログラミング教室を実施していたり、eSportsのブースで盛り上がっていたり。なかなかの盛況ぶりでした。
僕が招かれたのは5月14日土曜日で、前日の13日金曜日にも開催していたそうです。ただ13日はどちらかというと企業関係者向けの日だったみたいで、業界の方や、地元の高専や大学の学生さんたちが来場されていたそうです。僕が参加した14日は親子連れが多数見られました。
そんな中で、HHKBの話とScanSnapの話をして、なんの効果があるんだろか・・・。
しかもデカデカとパネルまで作ってもらってるし。あ、今思えばこのパネル、捨てるなら持って帰りたかったな。学校のコンピュータ室にでも飾りたかった。
今回の講演は写真にあるパネルの通り3回行われました。でもこれはPFUブースでの話で、少し離れた場所にある企業プレゼンブースでも11時30分に同じ話をしました。 企業ブースでの講演は全ての椅子が埋まって満席状態でした。良かった良かった。
この写真はPFUブースのプレゼンコーナーです。椅子が6脚ほど用意されていて、講演中は後ろにも人だかりができていました。
こっちが企業プレゼンブースでの日程表です。個人名は出てないものの、杏和高校の名前がちゃんと出ています。
後に聞いた話ですが、企業プレゼンブースで話をした後に、ScanSnapを買いたいと言いにきた方がいたそうです。あと「さっきプレゼンで言ってたキーボードを見にきた」という方もいらしてたみたいです。まずまずの効果があったと見ています。
それよりも僕が金沢に赴いてよかったなと思ったのは、"人との繋がり"を実感したことでした。
Withコロナのこのご時世、打ち合わせは全てオンラインです。今回もPFU社とイベントの進行についての打ち合わせを行った時は全てビデオ通話でした。当然といえば当然ですけどね。
でもこれがまた、現地で直接お会いすると、やっぱり人って対面で会って話してなんぼだなぁって思うわけですよ。打ち合わせでカメラなしで参加されていた方とも、面と向かって話せます。声だけっていう状況も対面ではなかなかあり得ません。
ガジェタッチのお二人とお会いすることも出来ましたし、あのWWDCに呼ばれた若宮正子さんのお話しを聞くことも貴重な体験でした。金沢、ポテンシャルが高すぎます。
PFU社の社員さんと直接話せるというのも、本当に貴重な機会でした。「ScanSnap担当です!」という声や、「HHKB雪は私が考えたんですよ」という声を聞いて、テンション上がりっぱなしでした。素晴らしい製品の作り手側の方と話すって、本当に楽しくて、いろんな話が聞けて、これだから企業展というのは楽しいんだなって実感できました。
それとこれはPFU社ではなく、プリンストンというメーカーのブースです。
プリンストンと言えば、iPadが世に出始めた頃にスタイラスペンを開発していたメーカーという印象が僕にはありました。ここに居合わせた社員の方も、「昔は頑張って開発していたんですが、後発メーカーもどんどん登場してきて、方向性を変えざるを得ませんでした。」という苦労話を打ち明けてくれました。
そうそうプリンストン、最近ではサクラクレパスのデザインのスタイラスペンで話題になりましたね。今でも努力を続けている企業です。
また、開発ではなく販売だけを手がけていますが、Kubiという遠隔操作型タブレットスタンドの展示もありました。これってプリンストンが販売していたんですね。
僕の勤務校で1台使っているんですよっていう話をしたら、なんとそのプリンストンの社員の方が、愛知県教育委員会を通して大府特別支援学校にKubiを13台卸すのを担当された方でした。その内の1台を毎日活用して、元気に授業に参加している生徒が勤務校にいることを伝えたら、かなり喜んでくれていました。
HHKBも含めてですが、実際に使っているユーザーからの声というのが意外とメーカーに届いていない面があるんだなってのを改めて感じた1日でした。僕が今回金沢に赴いたことに意味があるんだなってことを、何度も噛み締めました。
このe-messe kanazawa 2022そのものが、リアルイベントの良さをそのまま体現してくれていました。こんなイベントが、名古屋でもやってくれたいいのになぁ。
金沢に持っていったHHKB
実は今回の旅行(出張?)にはHHKBを2台持っていきました。HHKB雪とHHKB Pro2です。このことはゆかさんには言ってません。このnewsletterを見たら呆れるだろうなぁ。スーツケースの中に1台、リュックの中に1台入れて移動していました。
ただ、僕の中で、この旅の途中でメインで使うHHKBはこっちだって決めていました。
HHKB Professional2です。
先日ブログにて、基板をAlternative Controllerに換装したという記事を公開しました。
これがあってHHKBの愛着リストに変動が生じて、今はこのPro2が一番を占めています。現状、HYBRIDが自宅のmacに、雪が学校の職員室のPCに接続してありますが、Pro2を持ち運ぶようになってからは、それぞれケーブルを外して、Pro2に差し替えている毎日です。
タイピングしているとType-Sよりも少し大きめの音が鳴るので、職員室で高速タイピングを行うのにはちょっと気が引けますが、まずまずの速度で快適に入力する分にはきっと大丈夫でしょう。
ちょっと黄ばんでしまっているので、漂白しようか塗装しようか、今まだ迷っているところです。
このままの方が少し黄色いから、ポケモンとしての相棒感も出るかな。冗談です。
e-messeのプレゼンでもこの画像を紹介しました。僕がこのHHKB Pro2を購入したのは2008年2月でした。
当時、ShopUというキーボードやマウスを中心に販売している通販サイトがありました。今では楽天やYahoo!ショッピングでの出品に留まっていますが、当時は自社でECサイトを運営していました。事務所が名古屋市の久屋大通にあると聞いて、結構親近感を抱いていたサイトでした。そこでHHKBを買い、手書きの手紙が領収書と一緒に入っているのを見て、なんて丁寧に対応してくださる通販サイトだって当時は思っていました。
それ以来、自宅のメインマシンにはずっとこのHHKBが繋がっていました。BTモデルが出ても、結局は有線接続しないとと思って使い続けて、HYBRIDが登場するまで現役選手でした。
HYBRIDモデルが登場した時、とうとう自分の馬の鞍も、乗り換える時が来たのかぁなんて思っていました。それをここまで現代でも通用するHHKBにできたことが、本当に嬉しく思います。
金沢に行ってきたことで、まだまだ最近は、HHKBへの愛が止まりません。
散財TVなおしまさんにタイピングの授業を実施してみた
Twitterって本当に面白いです。ひょんなことから、人と人とが繋がります。
まさか僕が、Youtuberの方にタイピングの授業をやるなんてね。
なおしまさんのこと、そもそもフォローしてなかったんですが、僕がフォローしている人を経由して、タイムラインに出てきました。HHKBの動画をアップしているので、チャンネル登録自体はしていたんですが、Twitterまでは追っていませんでした。
そこでこういうツイートを偶然見つけたので、魚住惇の授業が役に立てるのではないかと考えたわけです。
ここからやりとりが始まり、5月17日火曜日の夜にZoomで繋ぎながら、タイピングの授業を行いました。
後ほどなおしまさんが動画にされるという話なので多くは語りませんが、キーボードで小指を使うことに慣れてもらうための指の運動だったり、ホームポジションを指を使って覚えてもらうためのレッスンを行いました。
なおしまさん、本気でタッチタイピングをマスターしたいと考えているようで、真剣に取り組んでくださいました。その真剣さは、言葉だけじゃなくてタイピングを練習している指にも現れていました。僕が用意した練習メニューをこなしていきながら、着実に上達していくのが伝わってきました。
なんだろうな。なおしまさんからしてみたら、わざわざ時間を割いて教えるっていうのが、大層なことなのかもしれませんが、僕からしてみたら、タイピングを教えている時間というのは、本当に楽しかったんですよ。
やる気がある人が目の前にいて、活動に取り組んでくれて、しかも目の前で成長してくださっている。自分磨きをしている人を見ると応援したくなりますし、成長していく姿を見るのが、僕はそもそも大好きです。見ていて飽きません。
あぁこれってきっと、職業病みたいなものなんだろうなぁって自分でも思っています。目の前のことに熱く、頑張っている人の姿って、心に来ますよね。それはスポーツだけに限りません。勉強だってタイピングだって、それらを通して人が成長していく活動です。
身体を使う運動って、すぐには上達しないものです。睡眠を通して脳が記憶の整理を行い、昨日できなかったことが今日になってできるようになる。これの繰り返しが必要だと僕は考えています。自転車の乗り方だって、スマホのフリック入力だって、何度か睡眠を間に挟むことで、段々と体が覚えていくものです。
なので、特に次回の日程は決めませんでした。なおしまさんのペースで頑張っていただきたくて。あとスランプ気味になった際は連絡してくださいっていうことだけ伝えました。記録が伸び悩んだタイミングで、乗り越えなければならない壁にぶち当たった時は、1人で抱え込まないことが重要ですから。
数々のキーボードを買いまくって散財しているYoutuberのなおしまさんには、是非ともタッチタイピングをマスターしていただき、タイピングそのものを楽しんでもらいたいものです。この後の成長が、本当に楽しみです。
今回のnewsletterは以上となります。人と人とが繋がることで起こる化学反応を堪能した1週間でした。「いいね」を押していただけるとうれしいです。内容に関するご意見ご感想がありましたら、「#こだわりらいふ」をつけたツイートや、Substack内のコメントまでお願いします。