定時退勤が断捨離に繋がった
生きることにこだわりを。魚住惇です。
前回の配信では、定時退勤についてのこだわりを語りました。これがね、結構反響があって。妻から。素晴らしいと。もっと読まれるべきだと。本当に内容が良かったと褒めてもらいました。
(ただし先週の金曜日には自宅で自分事に夢中になってしまい、寝かしつけが遅れたことで落雷がありました。周辺に被害はありませんでした。)
でもね、この定時退勤という試みは、思わぬ副産物を生み出してくれました。しかも飛びっきり良い方向で。今回のちょっとしたこだわりは、そんな副産物のお話です。どうかお付き合いください。
iPad Proを仕事で使わなくなった
事の発端はこれ。学校でiPad Proを使わなくなりました。一切使わなくなりました。最後の砦だったGoodNotesも、Windows版でまぁまぁ使えている(快適ではない)ので、1日の中で1回も手に持つことがなくなりました。
猶予期間も一応作ったんですよ。それでもiPad Proを勤務時間中に敢えて使わないようにすると、それでも仕事が滞りなく進んでしまいました。
自分でもショックだったんですよ。何せ初めて出版した本がiPadの本でしたから。でももう、SurfaceとSurfaceペンで、似たようなことができてしまう。
それなら1台で全部こなす方が効率が良いのは間違いないんです。
iPad Proを仕事で一切使わなくなった話は、これはこれで大きなテーマなので、次回以降に詳しく語りたいと思います。
リュックを持ち歩かなくなった
さて、iPad Proを持ち運ぶ必要がなくなったとなれば、カバンの中身がうんと軽くなります。
これまで使っていたカバンは、「かわるビジネスリュックmini」です。
10年以上前でしょうか。「ひらくPCバッグ」というカバンがガジェットブロガー界隈で流行りまして。僕も色違いやminiやら買い揃えました。
いしたにさんが開発したこの手提げにもなるリュックが仕事用としてはピカイチで、ずっと愛用してきました。お義母さんが裁縫をお仕事にされているので、ほつれてきた部分を直してもらいながら4年くらい使いました。
中に入れていたのは、そりゃもうiPad Proやモバイルバッテリー、財布にKindle。USB-Cケーブルやらたんまり。1日ノマド生活が難なく送れる仕様でした。
でもふと思ったんですよね。iPad Proを家に置いて行って良いということは、モバイルバッテリーも不要。それなら仕事で必要なものは、職場に置いておけば良いのではないかと。
ここ最近はずっと、帰宅してからiPad Proをカバンから取り出して、充電していました。カバンの中身を家の中で使うことはほぼなかったんですよね。
つまり逆説的に考えたら、iPadを学校で使わないのならカバンごと家に置いて行っても問題ないということです。ついでに言うと、男にはジャケットというポケットいっぱいの上着がありますから、名刺入れや目薬などはそっちに常備することにしました。
今持ち歩いているもの
愛妻弁当とコーヒーミル、コーヒー豆、水筒が入るミニトートと、万年筆用ノート(アクセスノートブック)、iPhone。
もっとざっくり言うと、お弁当カバンとノートとiPhoneだけです。片手で持ち運べます。肩に何も重みを感じないのでリュックと比べてかなり楽です。
というかリュックを背負っていた時はリュックとお弁当カバン両方を持ち歩いていました。リュックにお弁当を入れると、向きが変えられなくなるのでカバンを増やしてたんですよ。
もうね、最高。荷物が少ないって、かなり身軽です。身軽になると気分も軽くなります。車から降りたあとの、あの「よっこらせ」がなくなるだけでかなりテンションが上がります。
手帳ケースからiPhoneが分離して使える 2 way Mag Flip Case - さおとめらいふ-魚住惇のブログ
iPhoneのケースを手帳型にして、そこに運転免許証を入れるようにしたので、財布も手放すことができました。しかもこのケースはMagSafe対応なので、手帳部分からiPhoneのみを覆うケース部分を取り外すことができるんですよ。なので家では手帳部分は机の上に置いて、カバーのみで使っています。
もう出先での決済で、現金は使わなくなりました。一応手帳部分に1000円札を入れてあるので緊急時に使うとして、あとはクレカと電子マネーでどうにかなります。これでお出かけ時にはiPhone1つで出かけられるようになりました。
きっと2025年には運転免許証がマイナンバーカードと一本化することになり、更にはiPhoneにもマイナンバーカードが入るようになると思うので、それまでの一時的な措置だと考えています。それでもスマホ1つで出かけられるのはかなり身軽です。
これで財布も削減できたので、いよいよ普段の通勤時には最低限、お弁当・水筒とスマホだけになりました。
残るはコーヒー関連。これもどうしようか考え中です。ミルと豆さえ学校に置きっぱなしにできれば削減できそうです。今のところはミニトートの中にお弁当もコーヒーグッズも入っているので良いと言えば良いんですが、できれば持ち物を軽くしたいなとも考えています。
でも今使っているコーヒーミル、高かったんですよね。当時7800円で買ったものの円安の影響で値段が上がって、今同じものを買おうとすると13800円します。本当に物価が上がってます。苦しい。
持ち物が減るとね、本当に支度が楽になります。これまでは学校に着いたら、
iPadPro
アクセスノートブック
モバイルバッテリー
iPhone
万年筆が入ったペンケース をカバンから机に出してからカバンを足元の棚に入れていました。弁当箱が入ったミニトートは一番下の大きな引き出しを開けて、そこにスッポリ入る空間を用意したのでそのまま入れていました。
でも今は、学校に着いたらiPhoneとアクセスノートブックを机の上に置いて、引き出しを開けて、中に入っている手帳とSurface Proを取り出して、弁当箱のカバンをそこに入れる。これだけです。
帰る時なんてこの逆で。弁当箱カバンを取り出して、手帳とタブレットを引き出しに入れて、ノートとiPhoneを手にもって職員室を後にするだけですから。
定時退勤と、持ち物の断捨離はセットでないと、退勤するというタスクが気軽にできないんだなってことが分かりました。
机の上に置くものは最小限に。持ち歩くものも片手に収まるように。自宅にも職場にも必要だと思うものは、どちらにも置く。出先で作業することは今は考えない。
そんなことを考えながら、持ち歩くものを断捨離しました。それでも普通に通勤できているし、仕事も普段通り進めることができています。
あれは、そう。講師1年前の時に見た、ベテランの先生。お弁当箱だけを持って出勤していた総務主任の先生。ミニマリストだと思った。
それから初任の頃に見た、電車通勤の先生。手に持っていたのはiPad Airだけだった。めちゃくちゃスマートに見えた。
持ち物が少ない人って、なんか憧れだったんですよね。僕はほら、ガジェットが好きだからカバンの中身が結局はごちゃごちゃしちゃう。
きっかけはiPhoneにお金をかけたことと、学校でSurface Proが導入されたことでiPadを使わなくなったことでした。まさかここまで生活スタイルが変わるなんて思いもしませんでした。
もちろんiPhoneをProモデルにすることくらいは、お金で解決できることですが、職場の環境は自分1人では変えられません。新しい端末に更新されたものがProではなく安物ゴミタブレットだったら、きっとiPad Pro大活躍は継続していたと思います。
ちなみに唯一iPadだけだよなと思っていた3Dプリンタ用のSTLを作るモデリングアプリShapr3Dも、Windows版がありました。SurfaceペンでiPad Proに似た操作感で操作できたので、これもう完全移行できるわと思いました。
iPadをどうやって手放したのかは、またどこかで語ろうと思います。
今回のお話は持ち物の断捨離でした。最近は夕飯の時間に間に合うように帰宅できて、家族団欒の時間が増えました。めちゃくちゃ楽しいです。
妻にとってもこの変化は衝撃だったようで、「その荷物で本当に学校に行くの!?笑」と2回目の時に言われました。
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