町内会のうちの班、班長以外みんな抜けたよ
生きることにこだわりを。魚住惇です。 今回もちょっとしたこだわりに、お付き合いください。
父母+3歳+0歳1ヶ月の暮らしが始まる
4月22日に里帰りから妻と息子たちが帰ってきました。
21日にはDX本の校正紙が学校に届き、その日のうちにチェックして23日には編集者さんに送り返しました。夜中の2時くらいまでかかりました。
でも絶対、22日と23日には、校正紙を見る余裕なんてないよなっていう予感がありました。予想はもちろん的中。
これまで義実家でお願いしてきたこととはいえ、かなりしんどいです今。
1人目の時にも嫌というほど味わった、新生児の子育て。あの頃は夜泣きへの対応に追われて、特に心がしんどかったなという記憶だけ残っています。
結局、赤ちゃんが泣くのって、発声練習もあるんですよね。夜泣きを含めて。そりゃ何か不快なことがあって泣いているのもありますけど。
最初の頃は、妻の「泣いてるってことは満足度が低いんでしょ」という言葉のもと、無限に抱っこしてました。あんなのやってたら、心がどうかなりそう。お客様は神様です。
で、その頃の教訓を活かして、できる範囲で抱っこすればいっかなーなんて思いながら抱っこするんですけど、泣き声をずっと聞かされていると、耳がどうかなりそうになるんですよ。
抱っこでもしていた方が、耳が楽だ。そんな錯覚に陥るくらいです。赤ちゃんの泣き声に対して、親ってちゃんとそれをどうにかしたくなるようなプログラムが組み込まれてるんだなぁなんて思いながら、本能のままに抱いてました。
それに、生後1ヶ月の次男はすでに新生児微笑といって、感情が芽生えていないはずなのに笑う表情を見せてくれます。これもきっと、世話をする側に愛着を持ってもらうための本能的な行動です。大抵の親は引っかかります。我が子は天使。赤ちゃんの笑顔を見るだけで、イチコロです。
まぁそれよりも何が辛いって、上の子、長男が里帰り終了間際に風邪をひいて、鼻水ダラダラの状態で帰ってきたことです。
すでに保育園で年少さんのクラスに入っているので、まだまだ病原菌をたくさんもらってきます。
みんなが帰っくる前の日の金曜日から、すでに体調が悪かったそうです。当日の土曜日も体調があまり良くありませんでした。普通に熱が出てました。
息子が帰ってきたとなれば、ご飯、お風呂、就寝、日常生活ずっと一緒です。特に食事なんて、咳やくしゃみの飛沫をもろに受けたご飯を食べることになるので、月曜日の段階で僕自身も鼻水ダラダラでした。
鼻詰まり→睡眠時に喉がやられる→声が枯れる&鼻詰まり継続という悪循環です。
ちなみに月曜日は上の子の保育園を休ませたんですが、自宅で嘔吐したという報告を受けたので飛んで帰りました。
公務員の休暇制度で「子の看護休暇」という特別休暇がありますが、中学未就学の子ども1人あたり5日間取得できます。うちは2人いるから合計10日間。
4月24日の時点ですでに4時間使いました。これ1日8時間なので、80時間分の4時間使いました。残り76時間。1年で足りるのか?足りない予感しかしません。
子どもが2人いると、マジで自分の時間がありません。もう少し下の子が大きくなってくれて、兄弟で遊ぶようになってくれたら、また状況は違ってくるんでしょうけど。それにはまだ程遠く、しんどさだけが残ります。エナドリ毎日飲みたい。
町内会のうちの班、班長以外みんな抜けたよ
PTAに次いで何かと問題視されるようになった、町内会。
よくある話として、町内会から退会したら、ごみ集積所が使えなくなったというトラブルの話です。
自治会退会増、ごみ出しは 集積所使えずトラブル続出:中日新聞しずおかWeb
個人的にはこうしたニュースが話題になった時には、「みんなで協力すれば良いのにね」なんてどこか他人事なコメントを軽々しく口にしていました。
そして2023年3月、同じアパートのお隣さんから言われた一言で、状況が一変することになりました。
魚住さん、来年度の班長ね
えっ、あれ、班長回ってくるの、早くないですか?
令和元年、引っ越してきた翌年に町内会の班長をいきなりやることになったんですが、その時は、これでしばらくの間はやらなくても良いだろうと思っていました。
4年経った今年、2回目の班長の番が回ってきたということです。
うちの町内会では、北と南でまず2つに分かれており、その中で大まかなブロックに分かれていて、更に細かく班に分かれています。僕が住んでいるアパートは、そのアパートで1つの班です。
班の中で班長を毎年順番に交代している状態です。そして、その上位に当たるブロックもまた、ブロック長という立場を順番に回しています。
2022年度の班長、うちのお隣さんだったんですが、なんと更にブロック長も同時に回ってきたらしく、行事などに結構駆り出された様子で、大変だったそうです。
そりゃ班長の中からブロック長を兼任してもらうことになるわけですが、数年ぶりに班長をやるような人がいきなりブロック長までやるなんて、ちょっとこの仕組みはどうなの?なんて思うんですよね。
それと同時に、「自分がその番に当たらなくて本当に良かった。」なんて思ってしまうのが、どこか自分の人間としての醜い部分を見てしまっているようで、複雑でした。
こればっかりは、順番だから、仕方ないかなって思うしかありませんでした。それよりもね、お隣さんの次の一言の方が衝撃でした。
私、町内会抜けるからね
それともう一つ、衝撃を受けた言葉をその時聞きました。班長とブロック長を兼任した、前年度の班長さんでありお隣さんが、4月から町内会を退会するというのです。
僕が今のアパートに引っ越してきた時にも班長さんをやられていて、色々と教えてもらったり、親切にしてもらったりして、少し慕っていた方です。
そんな方が、町内会を辞めるだなんて。一体何があったんでしょう。別に引越しを計画しているという話も聞きません。やめる理由は、謎です。
で、問題はここからなんですよ。うちのアパート、お隣さんが町内会を抜けたら入会しているのが3世帯だけになります。
引っ越して退会して、新しい入居者が町内会に入らなかったというケースがここ最近増えていて、最初は「えぇ、住んでいるのに町内会に入らないなんて」っていう感覚で僕も暮らしていたんですけどね。そんな感覚でいる自分が、まさかの少数派になってしまいました。
3世帯ということは、3年に1回班長が回ってくることになります。班長が回ってくる頻度が高いということは、その上のブロック長を兼任する確率も上がるということです。
班長の主な仕事は、ブロック長から託された回覧板を回す作業です。そのほかに、ドブ掃除に公民館の掃除、会合に出席したり、廃品回収の立番もやります。
これを言ってしまうと失礼かもしれませんが、アパートから出る排水の溝は蓋がしてあって掃除ができないんですよね。それに公民館も班長になって会合に出ない限り、足を踏み入れることがありません。子供もまだ小さいので、子供会にも入っていません。
そうなると、町内会に入るメリットは一体何だろうかと、考えたくなります。正直にいうと、町内会に入っているメリットを感じないということです。
もちろん、一軒家を購入し、地に足をつけた暮らしを始めたのであれば、その地域のために貢献することが、自分に返ってくるものだという実感が湧くと思います。ただしアパート暮らしでそこまで同じ地域の方と交流がないとなると、今住んでいる町内会に対してあまり愛着が湧かないのも正直なところです。
私やめます私もやめます
さてどうなるんでしょう。
今年度は魚住家が班長をやるとして、残りの2世帯は、町内会を継続されるんでしょうか。
僕の中で、お隣さんが退会したというのがかなり大きな出来事でした。あんなに頑張っていたのにっていう感覚があって、この人が抜けてしまったらもう、自分が町内のために頑張る意味も、見いだせそうにありませんでした。
でも今年度は班長の番が回ってきてしまったので、そこの責任は果たそうとも思っています。
となると残りは、2つの世帯です。どの道、町内会費を集金して会計補佐の自宅まで届けなければならないので、町内会費を集める時にでも継続の有無を聞こうと考えました。
ただ、毎年のことですが、最初に回す回覧板に、「4月○日の○時ごろに集金に伺います」というメモを入れるようにしていたので、そこにお隣さんが抜けて、来年には魚住家も抜けることを伝える文章も追記しました。
それと、僕としてはもう一つお話があって、回覧板を回すっていう作業がもう本当に嫌で、できればLINEグループを作ることができたらなと思っていました。
町内会の班でのLINEグループが実現できれば、ブロック長さんから回ってきた紙書類をスキャンして添付するだけで、回覧板を回すという超アナログ作業を回避できますし、町内会の行事の参加申し込みもLINEで伺うことができるので、留守などを気にせず連絡できて、画期的だと思ったのです。
町内会って、つくづく昭和の時代がベースになっているというか、共働きや土日が仕事の人を想定していない運営方針だったりするので、もう普通に働いているだけでついていくのも難しいんですよね。
さて、集金を行う時間が来ました。残りの2世帯、どうなったと思います?
どちらも町内会を退会するって言い出したんですよ。
どうしようこの班、魚住家しかいないよ笑
しかも今年度が終わったら魚住も退会するので、このアパート全体が町内会から抜けることになります。
頼りになる大御所が抜けると、こうもみんなついていくんだなってのが良くわかる体験でした。
会計補佐さんの思考停止
集金したお金、というか、我が家だけが払ったという明細を町内会の会計補佐の自宅に届けた時も、かなり驚かれました。
俺「うちの班、僕以外みんな町内会を抜けたんですよ。」
会計補佐さん「えーーーーー!!!!???!?!?」
俺「班員が班長だけになりました。僕も来年引越しの関係で抜けることを考えてるんですが、これはどうなるんでしょう。」
会計補佐さん「さぁ・・・。」
会計補佐さん、正確にいうとそこの家庭の奥さんが対応してくださったんですが、僕が話すたびに思考を停止したまんま帰って来なくて、会話のキャッチボールがあまりできませんでした。
ショックというより、会計補佐の係をやっているレベルの人からすれば、町内会の会費を払わず、町内会に入らないことを選択することそのものが、信じられないことだったかもしれません。
そりゃ、普通に暮らしていたら、入るわな。
その場ではひとまず、会計の報告だけに留めました。 例えばニュースで話題になっているような、ゴミ捨て場の話をしだしたら、よくない方向に話が進んでしまうかもしれないと思ったんですよ。
公民館の掃除当番に廃品回収の立番などは年に1回のことなので、まぁ我慢できますし、それにもう、班のメンバーは僕しかいないので、回覧板を回す必要もありません。
まさかとは思いましたけど、自分が最近話題の町内会問題を身近に感じるとは思ってもみませんでした。
来年の今頃には、町内会に入らないことで、住んでいる地域でどういうデメリットがあるのかを、直に体験できそうです。
今回のnewsletterは以上となります。 少しだけ追記すると、4時間の子の看護休暇を取得した翌日に、1日分の休暇も取得して、2人で上の子の看病と下の子の育児に専念しました。今日は保育園に行ってくれると助かるなぁ。職場の皆さんにご配慮いただきながら、魚住は今日も働きます。最後までお読みいただき、ありがとうございました。。