生きることにこだわりを。魚住惇です。
「ちょっと、最近キーボードに対して、ギャンブルと同じくらいやばいことになってない?普通はさ、1年くらい使い込んで、あーそろそろ使ってみて1年経つから、気分を変えて色を変えるとかはさ、良いと思うのよ。あなたの場合は、この数ヶ月のうちに全部が一気に来ている感じがするの。ほんと大丈夫!?」
自作キーボードに使うキーキャップやTRRSケーブル(分割キーボード同士を接続するケーブル)が連日届くことで、妻のゆかさんが言った言葉でした。
一体僕は、何を目指しているのでしょうか。本当にもう、分からなくなってしまいました。分割キーボードがどんどん増えていきます。
端的に言えば、キーキャップとTRRSケーブルを買っただけなんです。TRRSケーブルは元々1本しか持っていなかったので、Choco60→Zinc→7sProと乗り換えていく中で使い位回していました。Amazonで2本追加で購入したので、USBケーブルを差し替えるだけで切り替えられるようにしたのです。
僕にとって使いやすいと感じる配列はHHKB配列です。これは前回までの話でわかりました。数多くあるキーキャップのプロファイルの中で、自分が使いやすいのが実はCherryプロファイルだった。これも発見でした。
そう、ここまでのところで、結論が出たと自分でも思っていたんですよ。自分でもこれがゴールだとばかり思っていました。
ところが、キーキャップを追加で買ってしまったところ、新たな世界が見えてきたのです。
今回も、そんな魚住のこだわりにお付き合いください。
## Cherryプロファイルでも感触が全然違う
キーボードのキー本体のことを、自作キーボード界隈では「キーキャップ」と呼びます。日本ではずっとPFU社が「キートップ」と商品名などで呼称していたので、僕自身もキートップで呼び慣れていたんですが、海外のサイトで検索するときに「keytop」ではヒットせず、調べていくうちに「keycap」や「keycaps」と記述されていることに気づいたのです。
自作キーボードでは海外製品を輸入することから、自然とキーキャップで呼ぶようになっていったのではないかと、僕は推測しています。
さて、上の画像はTALP KEYBOARDというサイトのキーキャップセットのページの画像です。質感の高い、おしゃれなフォントで刻印されたキーキャップがセットになっているものが並んでいます。
ただ、高いんですよね。自作キーボードって大抵がフルサイズではなく60%や40%とキーの数が少ないものが多いので、絶対にどこかが余るわけです。
んー、高い。いろんなキーキャップが出ているものの、このお値段は高いなと言わざるを得ません。
ところが、AliExpressを少し覗いてみると、
わああああ安い🤤、アホみたいに安い😍。質感は不明だけど、TALPさんで1セット買うお金で、沢山買えるぞ🤪
というわけで僕が手を出したのが、これです。元々僕は無刻印を買おうと思っていたのと、LEDを生かした透明や半透明のキーキャップにしようと考えていました。
検索ワードは「cherry keycaps blank」です。blankが刻印なしという意味です。
透明と赤と紫を買いました。フルサイズのキーボード分のセットで、1色あたり567円です。これを3つと送料で、合計2647円でした。んー、安い!
なんて安いんだ。
そして実現したのが、Twitterにも投稿した、こちらの写真というわけです。
これが、これがZincのLEDの本来の輝きだったのか。白いキーキャップの周りが光っていたので満足していた自分が懐かしいわ。
実は、驚いたのは輝きだけではありませんでした。
なんと、今回購入したCherryプロファイルの透明キーキャップに付け替えたZincが、打ちやすかったのですよ。
なんてことだ・・・。HHKB配列じゃないとダメだと、Zincは合わなかったと、散々このnewsletterで話してきたのに、
キーキャップを変えただけで、Zincが驚くほど打ちやすくなって、愛着が沸いてしまいました。
更に言うと、キーキャップを剥いで引き出しに入れていたChoco60も、今回購入したキーキャップをつけたところ、なんか良い感じに入力できるなと思ってしまったんですよ。
あれこれは、Choco60だけを所有していた頃にタイムスリップして、AliExpressでキーキャップを購入するようにお告げを出せば、一番安く済むんじゃないか?と思うほどです。
実際にはそんなことはできません。時間は巻き戻せません。僕はCherry以外のキーキャップを試し、Zincを試し、7sProを買い、再びCherryプロファイルのキーキャップを購入することでこの発見に至りました。この巡り合わせが、僕の経験となり、そこから学んだのです。
どうしよう。このキーボードの数々・・・。
そんなこんなで、火曜日にZincとChoco60を学校に持って行ったわけです。Choco60を職員室に常駐させました。ZincはWindows環境では僕が望んだ動きができなかったので、Mac用と割り切って持って帰ってきました。
今回の発見は、Cherryプロファイルのキーキャップでも、素材によって打ち心地が全く違うということでした。これは予想外でした。こんなにも変わるなんて・・・。
キーキャップも、沼だ。まだ僕は無刻印と決めているから、選択肢が自然と狭くなっていきますが、刻印のフォントや色味にこだわり出したら、もっと深い沼だったことでしょう。
AliExpress・・・、恐ろしく安い。金銭感覚がバグる。
ただ、Amazonの感覚で配送を待つとえらい目に遭いますね。今回購入したキーキャップは5月31日に購入したものです。
到着したのは、6月11日と、少し待ちました。
EMSを使って配送してくれたので意外と早かったなという印象ですが、実はまだ同じ日に購入したTRRSケーブルが3本、届いてないんですよね。6月6日に中国を出発したらしいんですが、そこから行方がわからなくなっています。トラッキングしようとしてもエラーが出てきて、追えなくなりました。
とりあえず、とりあえずだ、今回買ったキーキャップは、全部で6色です。そのうちの3色しか買っていません。青とか黒とか、買い足そうかしら。
そんな心の声がダダ漏れだったので、冒頭のゆかさんの言葉に繋がったわけです。
認めます。完全にハマりました。次に欲しいなと考えているのは、Attack25です。
## iPadOS15で画面ロック解除にApple Watchが使えるようになる?
RedditやYoutubeで、これが話題です。
iPadOS15の開発者向けBeta版の設定アプリ内で項目を検索すると、iOS14.5から使えるようになった、Apple Watchで画面ロック解除の項目が出てきたらしいのです。
これがバグなのか、それとも実装するための準備をしているから出てきたのかはわかりません。実際に設定画面の項目には表示されていません。ただ、機能検索で項目がヒットしたのです。
これは、これは、期待しても良いのでしょうか。
僕は毎日マスクをした状態でiPad Proを使っているので、ここんとこ結構限界に来ています。まだMagic Keyboardを取り付けているので数字をタイプするのにそこまで時間はかかりませんが、授業中手に持っているときなどは、パスコードを入力するのをかなり負担に感じています。
せっかくM1を積んだんだから、Macと同じように、Apple Watchでロック解除をできるようにしてくれたら、どんなに嬉しいことか・・・。
期待して待つことにしましょう。
今回のnewsletterは以上となります。
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