生きることにこだわりを。魚住惇です。 今回もちょっとしたこだわりに、お付き合いください。
保育園の洗礼で一家全滅
僕が職場で「来年から子どもが保育園なんですよー」と語るたびに、先人であるママさん先生やパパさん先生から、必ず言われる言葉がありました。
「保育園でね、病原菌をたくさんもらってくるよ」 これを、「洗礼を受ける」と表現する人が多いらしいです。
そして今、その洗礼をモロに受けています。辛いです。
まず、子どもが鼻水だらだらで帰ってくるようになりました。その後、僕の体温が39℃まで上がり、ゆかさんの扁桃腺がやばいことに。
しかも今はGWシーズン真っただ中で、まちのお医者さんみたいなクリニックは軒並みGW休みに入っています。
ワクチンの副反応で苦しんだことはあっても、ここ最近は高熱に苦しむことがありませんでした。普通の風邪が、一家をここまで苦しめることになろうとは・・・。
そんな中、こうしてNewsletterには書いてしまっていますが、それ以外でこだわったというか、気を付けていた内容を語りたいと思います。
twitterでは体調不良をアピールしなかった
年休を取得したっていうツイートはしました。ただし、僕自身が高熱で苦しんだ4月30日には、自分の熱が高いことをtwitterでは明かしませんでした。
体温が高くなったのは夜中です。それから熟睡できず、1時間毎に起きてしまって、その度に体温を測っていました。
測っても測っても39℃のまま。時間が過ぎるのがかなり遅く感じて、朝が来ないんじゃないかと思えるくらい夜が長かったように思います。日が昇ってきてもまだ病院に電話できる時間になっていないし、また電話受付開始までが長いこと長いこと。
そんな感じに、精神的にかなりまいっていました。
でもその時ふと思ったのです。twitterを日常的に使っている人は、何か心が揺れ動いた時にツイートしたくなります。日常的にストレスを感じている人がよくネガティブな発言をしているように、何かと自分の身に起こった出来事はツイートしたくなるものです。
かつて僕の知人にツイ廃がいました。その人は「私にとってツイートは呼吸だ」という名言を残しました。今はネットに自分の言葉を投稿するっていう行動は、息を吐くくらい当たり前になったのかと当時衝撃を受けました。
熱が出た時、思ったのです。もし自分が新型コロナウイルスに感染したとき、twitterでは黙っていられるだろうかと。
愛知県では、どの学校で新型コロナウイルスの感染拡大によって学級を閉鎖したとか、どの学校で今感染が広がっているかという情報は、公にしないように決めています。自治体によって公開するしないを決めていますが、愛知県では非公開と決めています。
僕は学校名で検索しても個人名が出てくる身。そんな僕が新型コロナウイルスに感染したとツイートすれば、その情報は瞬く間に広がることでしょう。スクショを撮られたらもう拡散先を追うことができなくなります。
では今後、実際に新型コロナウイルスに感染したとすれば、どう行動すべきか。少し考えました。「本日は○時より年休」を応用して「本日より10日間はツイートしません」とつぶやくか?でもそうしたら察しの良い人は「あ、ひょっとして魚住先生、コロナにかかったか?」と思ってしまう。
そこで実践してみたのが、例え体調不良だとしても、高熱が出ても、なるべくtwitter上では通常運転を心がけることでした。決して体調不良を打ち明けることなく思ったことをつぶやく。これを続けるだけで、あたかも普段通りに過ごしていると思わせることができるんじゃないかと考えたのです。
結構狙い通りにうまくいきました。僕のtwitterの発言をみて下さっている方に「つぶやきを見た時、あれ?もう治ったのかな?って思いましたよ」と言っていただけるほど普段通りに振る舞えていました。大成功です。
なお、これを書いている5月3日火曜日20時は、喉が辛いほど痛く、普段通りに喋ることができません。昨日出勤して授業した時にいつも通りに話そうと声を張ったら、喉に自分でとどめを刺してしまいました。次に出勤する6日までに治るかしら。
プラレール×3Dプリンタで無限の可能性を模索する
プラレールの部品を3Dプリンタで作ってやろう。そんな試みを3Dプリンタを購入した直後から始めていました。最近フィラメントを購入したので、それが嬉しくて色々と印刷している毎日です。
Curaというスライサソフトの設定に四苦八苦していた頃もありましたが、僕が昨年夏に購入したKP3Sという3Dプリンタ用の設定ファイルがいつの間にか用意されていることを知りました。あれほど試行錯誤していたというのに、用意されたデフォルトの設定の出来が良すぎて感動しています。
これまではそうした微調整が面倒臭くて3Dプリンタを使わない傾向が強かったのですが、印刷そのものが楽となると、色々と印刷してみたくなりました。なので最近はプラレール部品などを印刷しているわけです。
で、自分が子供の頃からプラレールのこの部分が気になってたんですよ。
この、連結部分です。片方が縦向きで引っ掛ける爪のような役割をしていて、もう片方が横向きで引っかかるための輪っかの枠割をしています。
これ、磁石でくっつくようになんねーかな。小学生の頃からずっと思っていました。
あれから20数年経ち、大人になって子どもも生まれて、3Dプリンターを手にした。今なら社会人としての財力も知識もある。これをプラレールにぶつけたらどうなるんだろう。
きっと、大人の方がミニ四駆にハマるのって、こんな感覚なんだろうなっていうのを、今まさにプラレールで味わっております。
で、3Dプリンターで印刷できるデータを配布するために多くの方が利用されているThingiverseというサイトを見てみると、プラレール用のレールやら車両の印刷用データが沢山アップされているのを発見しました。
ああ、既にもう、盛り上がって成熟していた分野なのね。
ちなみにプラレールは英語で「Pla Rail」と書きます。あと海外では似たような「Track Master」という電車のおもちゃがありますが、なんとレールの幅がプラレールとトラックマスターで共通なんです。
ただし、レールの連結部分の形が違うので、多くの方がダウンロードされているファイルとして「プラレールとトラックマスターのレールを連結するためのパーツ」なんてものがあったりします。
しかしどこを探しても、プラレールの連結部分をマグネットで実現するパーツが配布されていませんでした。制作してみたっていうブログ記事はちょくちょく見かけるんですが、肝心なデータを無償で配布してくれている人が見当たりません。
もしやと思ってメルカリで「プラレール マグネット」で検索してみると・・・、ああああああ、出てくる出てくる。そういうことか。3Dプリンタで作成したものをメルカリに出してるのか。
ちょっと面白そうな世界が見えてきました。
他の方が作られている作品を見てみると、とりあえず同じものを作ってみたくなるお年頃。自分で作ってみようかと思い立ちました。
最初に作ったのがこれです。既存の連結パーツの先端にマグネットを入れる箱をくっつけただけのものです。
裏返すとこんな感じ。ネオジム磁石を中に入れました。今ってダイソーでネオジム磁石が売られているんですね。地味に感動しています。
小学生の頃、磁石にくっつくスライムを作りたくて、頑張った記憶が蘇りました。ビデオテープを引っ張って表面を削り四酸化三鉄を取り出して、お湯で薄めた洗濯糊とホウ砂を混ぜて作ったスライムに混ぜたところまでは良かったんですが、肝心なネオジム磁石だけは手に入りませんでした。磁石の中でも一番強力だと言われていたネオジム磁石が、100円で手に入る。今はすごい時代です。
ところが上の写真の試作機だと、ネオジム磁石でも壁が厚すぎて、ちょっとくっつきが弱いなと感じました。のでこれは没です。
これが試作二号機です。磁石と磁石の間の部分を薄くしたので、近づけるとパチッとくっつきます。
ところが実際に車両にセットしようとした時に、爪が折れてしまいました。左側のパーツは、の写真に映っている向きで印刷したことが原因でした。3Dプリンターは樹脂を積層していくので、横方向からの力に弱いんです。
じゃあ右側はなんで折れてんのかっていうと、単純に輪っか部分が細かったからだと推測しています。強度が足りませんでした。
そこで試作三号機として作ってみたのが、印刷方向を90度回転させた左側のパーツと、輪っか部分を太くしてみた右側のパーツです。
こうしてそれぞれを連結パーツに取り付けて、近づけていくと・・・、
パチッとくっつきます。成功です。頭で思い描いた通りに仕上がりました。
ただしこの試作三号機にも思うところがあります。マグネットのパーツを間に挟むことで、車両と車両の間が通常の連結よりも空いてしまった事です。
本当は本体から出ている連結パーツを分解して取り替えるタイプのパーツを設計した方が良かったかもしれませんが、今回は分解不要で取り付けられるものにしたかったので、結果的に長くなってしまいました。
最初に少しは予想はしていたものの、思ったよりも長くなってしまって、ちょっとプラレールの見た目を損なってしまった感じがします。
とはいえ、この試行錯誤の過程が、個人的には楽しかったんですよ。情報の授業で言うなら、これは「問題解決」です。解決したい問題があって、そのために手段を考え、実行してみる。ダメな部分があったら、そこを修正して再チャレンジをする。PDCAサイクルですね。
僕は、興味があって、楽しいと感じる試行錯誤なら、僕はどれだけでも時間を費やしたいなって思う部類の人間です。
体調が万全ではない中、家にいながら子どもを退屈させない何かをしたくて、辿り着いたのがプラレールでした。本当はお出かけしたいんですけどね。
この連結パーツ、もうちょっと精度を高めるか、分解して取り付けつけるタイプを最初から設計するか、もうちょっと試行錯誤してみたくなりました。
これだけではまだまだ、僕の中では「完成」とは言い難いです。それでも一応は形になったので、この試作三号機は子どもが泣き止まなくなったタイミングで出してみることにしましょう。
今回のnewsletterは以上となります。 「いいね」を押していただけるとうれしいです。いつもtwitter経由でご覧になっているそこのあなた、メールアドレスをご登録いただけると、毎週水曜日に同じ内容が配信されます。
3Dプリンターでチャレンジして欲しいことがありましたら、「#こだわりらいふ」をつけたツイートや、Substack内のコメントまでお願いします。
保育園の洗礼、お疲れ様です…😅
我が家も散々やられました。
実体験だと
・ちょっとでも具合の悪い子どもの食べ残しは絶対、ひと口であっても食べない
・お友達とおやつを一緒に食べる時は個包装のものをそれぞれに渡す
(大袋菓子を一緒に食べるのNG。今のご時世は元々やらないかと思いますが😅)
辺りは効きました。
むしろ、それをやらないとほぼ親か子が具合を悪くしました😅
帰ってすぐお風呂に入れるのは帰ってくる時間とご飯の兼ね合いが合わず実践出来ませんでしたが、多分園から持って帰ってくる汚れと菌をとことん防ぐならご飯より先にお風呂がいいんだろうなぁと思います。
どうぞお大事にしてください🙏