エアブラシ新調しました
生きることにこだわりを。魚住惇です。
9月1日から始業式が行われ、勤務校では2学期が始まりました。あぁ、4月から夏休みまで必死にもがいた、またあの毎日が始まる。
この夏休み、とても充実していたとは思うんですが、まだまだやり残したこともあり「時間が足りない」というのが正直な感想です。昨年度は全然こんなこと思わなかったのになぁ。
年休だってほぼ取らずに、お盆以外ほぼ毎日出勤しました。これも昨年度はこれでもかというほど休んだのにね。状況が変わった。その余波がこんなところにも現れています。
まぁそれに今は次男が2歳でかなり手間がかかるようになり、もう家にいてもゆっくりできない状況。以前は教員用端末さえ持って帰ったらどこでも仕事ができるわって思ってたんですがね。家は家でお父さんをやらないといけないので、仕事なんてできません。家で仕事ができないなら、出勤するしかないわな。
でも今回の夏休みが終わるまでの間に、ちょっとだけまたあの趣味を復活させました。そう、ガンプラです。魚住は毎年夏休みになると、ガンプラを作るのです。
今回はそんなガンプラへのちょっとしたこだわりに、お付き合いください。
コロナ禍から始まったガンプラ異常事態
以前もどこかで語ったことがあるガンプラのお話ですが、2025年夏の今でも品薄問題は全く解消されていません。
今ってね、ガンプラの需要はすごいんですよ。特に国内では。一昔前なんて、2割引や3割引が当たり前で、いつでも買うことができたんです。
ところがコロナ禍を迎えた2020年に、異変が起こります。家で楽しめる趣味として、ガンプラ作りが話題となりました。そうしたら次にはメルカリやヤフオクなどで転売する人が続出するようになったのです。
なんでそんなに転売する人が出たのかというと、需要が高まった時に高く売れるとして話題になったからです。2025年の今となっては、そこまで利益にならないというのが現実のようですが、メルカリなどで転売する際の手数料を差し引いても原価とそう変わらないとなれば、クレカを現金化しようとする人の餌食になるわけです。
昨年には機動戦士ガンダムSEED FREEDOMという映画が放映されたこともあり、ガンプラ人気にさらに拍車がかかりました。人気モデルのガンプラはせどりの餌食となり、せどりセミナーでも扱われるような商材になったんだとか。
まぁせどりの品目なんて、セミナーに出てきた時点で儲けているのはセミナーを実施する側だと思うんですがね。
昨年でいうと、映画のクライマックスに登場した主人公機「マイティーストライクフリーダムガンダム」の製造をバンダイがかなり頑張ったようで、コンビニでも売られるようになったことでバンダイの底力が示されました。
これでやっとガンプラが欲しいと思った人が気軽に買える時代になったかと思いきや、転売ヤーさんがYahoo!知恵袋でお気持ちを表明する事態にも発展しました。
増産反対のマイティーストライクフリーダム、コンビニで売る必要ありますか?セミナ... - Yahoo!知恵袋
これまたツッコミどころ満載の投稿で、ガンダムの名前も一部の表記が間違っていることもあって、ガンダムのことがあまり詳しくない人も、こうして転売に参戦しているんだなということが読み取れました。
さて、改めて2025年夏の現状を語りますね。ガンプラはもう、並ばないと買えません。ガンプラといってもいくつか種類がありますが、大まかに分けると新発売と再販との2つに分かれます。
新発売というのは言葉の通りで、新製品として発売されたものを意味します。新製品の製造にはバンダイも力を入れているようで、発売日に大型家電量販店に行ってみると、数百個もの在庫が積まれます。ただし、その発売日の開店前から並んでいる人で在庫がなくなる店舗もあります。
もしも新製品が発売日に売り切れてしまっても、2次出荷分や3次出荷分があるので、特に放送中のアニメに登場するガンダムのプラモはその時が一番売り時なので比較的簡単に手に入ります。
メルカリでエアブラシを買った
最近、エアブラシとコンプレッサーのセットを買いました。メルカリで。メルカリと聞くと少し前には、送られてきた商品をゴミとすり替えて返金を要求するという返品詐欺などが話題となっていました。でもまぁこれは今回僕は購入者なので、なるべく失敗しないしないように購入者を選んだら良いという話ですね。
プラモデル界隈ではエアブラシやコンプレッサーなどの塗装関連の道具や塗料が出品されているのが目立ちます。見たところこれまで購入してきた道具を一気に手放すような出品があったり、買ったもののあまり使わなかったという内容が本文に書かれていたりします。
そう、こういった趣味のために揃える道具というのはグレードなどもあって、万人に勧められるものがあったり初心者なら安くてこっちが良いとか、プロ御用達など様々あるものから選ばなくてはなりません。だからこそ先にその道を通った方達による出品が多いわけですね。
この現象は育児でも見てきました。ベビーカーやチャイルドシートなどがまさにそれで、他のお子さんたちが使い古したことを気にしないのであれば割と格安で手に入れることができます。我が家はベビーベッドをジモティで県内の方から購入しました。
もちろん新品で買うのが安全なのは分かってはいますが、「買ったはいいけどあまり使わなかった」という出品物をたまに見かけるので狙い目です。逆にそいういう出品を装ったものもあるので出品者の他の出品物などの本文もある程度見ておく必要があります。
今回何気に探していたのはエアブラシとコンプレッサーです。もう既に充電式エアブラシを買って使っていたんですが、充電式で予備バッテリーもないモデルなので、使っているとすぐ(すぐ?)充電がなくなってしまって、苦労してたんですよ。
それに、ダブルアクションではなくトリガー式なのであまり細かい作業にも向いていませんでした。僕が最初に購入して使っていたのは「これと塗料、シンナーを買えばすぐに塗装が始められる」という感じのセットで、それはそれで本当に塗装をすぐに始められたので良かったんですよ。
ただYoutubeに動画を出しているようなプラモデラーさんがやっているような細かい塗装が仕組み上できなかったりしたので、もうちょっと上のランクの道具に買い替えたいなぁとも思っていました。
そもそもエアブラシというのは液体の塗料をスプレーのように吹き付けるための道具で、実際に塗料を噴射するエアブラシの部分と、空気を圧縮して送るコンプレッサーをつないで使います。ここ最近よくAmazonで見かけるのは充電式と言って、小さな筒状のコンプレッサーの上にエアブラシが取り付けられているモデルです。
Youtubeの動画を見てみると、そこに広がっているのはYoutuberさんとのコラボモデルのエアブラシが登場したり、初心者向け充電式エアブラシが案件としてばら撒かれていたりと、それはそれは散々ガジェット界隈とよく似た世界でした。
でもよくよく動画を探してみると、そういうプロの方達が普段愛用しているのは、昔から販売し続けている老舗メーカーの道具だったりします。だから僕もそっち側の道具をいつかは揃えたいなと思ったわけです。
そこでやっと見つけたのが、老舗メーカーが製造したOEMモデルのコンプレッサーにエアブラシが付属した出品物でした。エアブラシとコンプレッサーは別々のメーカーのものを出品者さんが最低限使えるようにとセットにしたもので、接続するためのチューブも入れてくれていました。
塗装をするための道具をある程度セットにしてくれるところに優しさを感じたり、また本文などからどこか安心できるところもあったりしたので、この人から買ってみようと思ったのです。
そして購入してみたら、なんと同じ市内からの発送だったのでびっくりしたんですよ。本来なら匿名配送のはずなので相手も僕の住所を知るはずもないんですが、ヤマトの追跡から同じ市内同士であることを取引画面で連絡して、少しガンプラの話をしてみました。
話してみるとガンプラを探しに巡るお店などがモロかぶりで、そのメッセージを隣で見た妻も「行動パターン一緒じゃん」と笑っていました。やっぱり誰しもがそこに行くんだよ。ガンプラを買いたいならジョーシンとか買取王国とかさ。
なんかもうやり取りしていて嬉しくなっちゃって。取引が終わった今でも、作ったガンプラの写真を送ったりとやり取りしています。
作品紹介
ここで一旦、塗装を始めてから作ったガンプラをいくつか紹介したいと思います。
まず最初に作ったのがこれ。万博ガンダムの本体のみです。基地みたいになっているのはダイソーで売っていたやつです。そのままの色では安っぽい黒だったので、国鉄色で塗り直しました。こういうホワイトベース内に格納されているガンダムっていうのを演出してみたかったんですよ。
本体の色はというと、ガンダムマーカーというペンの形をしたマーカーに、エアスプレーを組み合わせて擬似的なエアブラシを実現する「ガンダムマーカーエアブラシ」という道具を使って吹きつけました。初めてこのシステムを使ったのはRGガオガイガーですが、広範囲を塗装したのはこのガンダムが初めてです。
続いて、ちょっと安いプラモを塗り分けて本格的な見た目にしようかなと思って買ったのがSDガンダムのライジングフリーダムガンダムです。この色が見える部分のほぼ全て、充電式エアブラシで塗りました。特に羽の部分は地獄でした。一旦全て黒で塗り、マスキングテープを駆使してメタリックブルーとメタリックシルバーで塗り分けました。
SDガンダムって、部位ごとに1色か2色しかパーツ単位で色分けされてないもんだから、アニメと同じ感じにしようとなるとシールか塗装しかないんですよ。それをあえてシールを使わずに塗装でやろうとしたもんだから、かなり時間がかかりました。プラモそのものは安くて、600円ほどで買えるんですけどこれは塗装の練習として買っちゃダメだなと思いました。
最後に、こちらが今回メルカリで購入したエアブラシとコンプレッサーを用いて塗装したストライクガンダムです。エントリーグレードのストライクガンダムが近所の中古ショップで組み立て済みで安かったので衝動買いしました。バックパックとして装着しているガンバレルストライカーの方が高かった。
中古のガンプラって、塗装の練習台として最適なんですよ。すでに誰かが作ってくれているのでランナーから切り離す必要がありません。ただ、部分塗装とか墨入れとかしちゃってると面倒なので、本当に初心者が作ったような、バリが残っているようなものを敢えて買いました。
ホワイトとゴールドで塗り分けたこの見た目。あぁ、かっこいいよ。ライフルの先端は折れてたんですが、ピンバイスで穴を開けて軸を補強した上で接着、塗装しました。そして思い切って黒赤に。全体的に白を基調としているのでメタリックレッドのビームライフルが良い感じに目立ちます。
さて、時系列に並べて紹介してきました。どうやら近所のプラモ店が11月に地元の駅ビルで展示会をやっていたりと、プラモ関連のイベントが地元でちょくちょく行われているのを最近知りました。どうやらテーマを決めて、プラモデラーさんたちが作品を作って1位を決めているらしいのです。
ああ、そういう趣味の世界って良いよね。実家の母が現在もトールペイントの教室を開いていて、たまに市民会館の会議室などで作品展を開いているので似たものを感じます。
いかんいかん。これ以上趣味を増やしたら睡眠時間が足りなくなる。でも何かに没頭する時間って、かなり心がリフレッシュできるんですよね。だらだらと動画を見て、何か良い情報はないかしらとタイムラインをスクロールしているだけでも時間は過ぎていくわけで。それよりも、動画を再生しておきながら、パーツをヤスリで削ったりしている方が効率が良いなと思うようになりました。
アニメ視聴とガンプラ制作って、意外と相性が良いんですよ。良い発見でした。
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