万年筆って、やっぱりいいよね
生きることにこだわりを。魚住惇です。 今回もちょっとしたこだわりに、お付き合いください。
万年筆って、やっぱりいいよね
先日のPodcastで、万年筆についてお話ししました。
ペリカンの万年筆 スーベレーン M805を追加購入しました #162作成者:さおとめおとらいふ
実際に購入した楽天ですが、出品元はキングダムノートという万年筆の買取を専門としているお店です。
本家のサイトはこっち。
万年筆 ボールペンなど高級筆記具の販売・買取|キングダムノート
ここが、ここがね、また誘惑のオンパレードなんですよ。しかもこのサイトで売られている中古の万年筆は、ペン先などを拡大して撮影された動画が商品ページに埋め込まれていて、状態などをそこで確認できます。
そりゃ手元で実際に見た方が良いに決まってるんですが、購入する前に状態を動画で細かく確認できるって、特にネットで中古品を買う上ではかなり重要だと思うんですよ。
そして中古だと新品と比べて、かなりリーズナブルです。見ていて、「あ、これ、この価格で買えるの?まじで?」と思うようなものをちょくちょく見かけます。
これを見ているとねぇ、時間が溶けるんですよ文字通り。しかも中古の万年筆って、それ1本しかないですからね。他の人が買っちゃったらその時点でSOLD OUTです。僕自身、いつも眺めている詳細検索結果の中で、良いなと思った出物が次の瞬間に表示されなくなった瞬間を何度も見てきました。
あぁモンブラン、あぁアウロラ、デルタのオレンジ色も素晴らしい。
そんな矢先に、M805デモンストレーターを落としてしまい、キャップ部分にヒビが入ってしまいました。
ショックというより、「あ、予備を買わないとな」と思ってしまったというのが本当のところです。
物欲がある人ってね、こういう思考回路なんですよ。ソースは俺。iPhoneが壊れたら、「よぉし、パパ、新しいiPhone買っちゃうぞぉ!壊れたんだから仕方ないよねぇ」と考えます。
流石に自分から壊すなんてことは絶対にしませんが、壊れてしまったというショッキングな出来事は、「新しいものを買っても良い」という言葉に脳内で瞬時に変換されるようになっています。
で、僕が落としてしまったペリカンの万年筆は、M800という万年筆の中でも定番商品です。
スーベレーン M800 万年筆 グリーン ストライプ | 伊東屋オンラインストア
普通ならペリカンの万年筆のペン先は、銀の中に金で模様が入っているのが特徴です。
僕が使っていたのは、型番としてはM805です。M800がベースになっていますが、1桁目だけ違います。
M800系ですが、ペン先やクリップの部分がシルバーで統一してある、ペリカンはペリカンでも、あまりペリカンっぽくない見た目をしているのが特徴です。
そして、僕がM400を使っていた頃からずっと「インクがあとどれくらい入っているのかわからん」というのが不満だったので、
Pelikan ペリカン 万年筆 特別生産品 スーベレーン M805 デモンストレーター 無地 | 世界の筆記具ペンハウス
M805で尚且つ、デモンストレーターという樹脂部分が全て透明のものを選びました。
このデモンストレーターは、万年筆の中の仕組みを見せるために、メーカーの営業担当が持ち歩いてPRするためのものでした。でもそれを限定品として売られるようになったんですよ。
これならインクの残量だって、内部の様子だって一目瞭然です。これがね、お気に入りでした。
多分、あれかな、樹脂が透明っていうのも、割れやすい原因かもしれませんね。
割れてしまってから、次に買うものを考えた時、まず考えたのが、「デモンストレーターで、ぬらぬら書ける万年筆」でした。
日本のメーカーで考えると、パイロットのカスタムヘリテイジ92が候補に挙がってきます。
とはいえ、ペン先の太さをこのタイミングで変えてしまったら、自分のアイデア出しに影響が出るのではとも思いましたし、
何より軸の太さが気になっていました。M400の不満は、軸が細いことです。一度M800の太さに慣れてしまうと、もう僕はM400で書こうとするだけで指に余計な力が入ってしまって、いつも以上に疲れてしまいました。
それに、子どもが2人いると、家を長時間開けるわけにはいきません。名古屋を起点にしても万年筆を売っていて手軽に試し書きができる場所はそう多くなく、大垣か名古屋か岡崎かと自分が住んでる地域から移動するのに時間がかかります。
移動するだけで時間がかかってしまうのに、あれやこれやと試し書きまでしていると、それこそ家族に迷惑がかかります。
書き心地も、軸の太さも、実店舗で確かめる術がない。
それなら、これまで通りのペリカン製で、M800系統を探すのが手っ取り早いという考えに行きつきました。
こういう事情があったのと、そもそもメインの万年筆を失ってしまったという非常事態。
もうキングダムノートでM800系を探す方が良いなと思ったのでした。
購入したのはデモンストレーターではないM805
そこで実際に購入したのは、M805です。
Pelikan ペリカン 万年筆 スーベレーン M805 | 世界の筆記具ペンハウス
これもペリカン万年筆の特徴とも言えるストライプ柄がありますが、僕が中古で見つけたのはブラックでした。
The 万年筆見たいな見た目をしていて、ペン先の色がシルバーなので、割と落ち着いた印象です。うん、こういう控えめな感じも、良いよね。
そして何より気にしていたのが、「デモンストレーターじゃないとインクの残量がわかりづらいんじゃないか」問題について。
これが結論から言うと、デモンストレーターでなくても全然良かったことがわかったんですよ。
この写真の、右下部分。見えづらいかもしれませんが、半透明の緑色をしています。
ここがね、インクがなくなってきたら、緑色が見えてくるんですよ。インクがある状態だと、黒くなって緑には見えません。
つまり、緑色が見えたら、吸入するタイミングが近いということです。これは凄い。考えたなぁって思います。
僕はずっとデモンストレーターの透明な軸を見ていて、まだまだ全然入ってるなとか、半分くらいまで来たなとか。そんなことばかり気にしながら書いてました。
でも実際は車で言うとガソリンと一緒で、まだ少しいけるけど減ってきたよっていうタイミングで教えてくれたらそれで良いんだっていうことに気づきました。
万年筆を使うことで、スマホのバッテリーのように残量を気にしなければならないものが増えたように感じていましたが、ただ単に軸の持つ部分が緑色になったかどうかだけを気にすれば良いので、かなり楽になりました。
そしてちょっと、デモンストレーターと比べてどこか雑に扱っている感じがあって、だからかここ数日は、結構書いてます。
それが、新しい万年筆をお出迎えしたからなのか、良い意味で気軽に使えているからなのか分かりません。多分両方かも。
今ね、また万年筆愛が再燃してて、毎日が楽しいですよ。
DX本、最後のPDFチェックが始まる
なんか、あれだけTwitterでいよいよだーいよいよだぞー!って言っておいてあれなんですが、
これまた最後に入稿した時に出来上がった、表紙の次から奥付けまでが1つになったPDFが編集者さんより送られてきました。
これを18日の朝9時までにチェックして、報告しなければなりません。
まだあるのかよおおおお。とも思いましたが、確かに赤を入れた部分がどうなっているのかも、気にしなくちゃいけませんし、これが本当に最後の最後かも。
それから、Amazonのページにポップに相当する画像を入れてくださるそうで。それの仕上がりの確認を先日行ったところです。
もう、僕自身も何回本文を読んだんだって思えるくらい、何度も何度も読み直しました。
iPad本よりもページ数が増えているせいか、長い。確認するだけで、本当に長いの。
でも、DXについて、僕がずっと思ってきたことを、全部詰め込みました。本当に全部書いた感じ。
今は、言いたいことを全部話したという感覚です。前にもどこかで言ったかもしれませんが。
18日の9時までに修正点を送ったら、午後から印刷してくれるんかなぁ。この出版社だけかもしれませんが、本当に18日から印刷を始めて、6月に間に合うんかしらって思います。
あぁ、早く紙の本としての完成版が、手元に欲しいです。多分、僕の手元に届くのも5月下旬になると思います。
早く届かないかなぁ。もし手元に届く時間が昼間で、午前中指定とかができるなら、勤務校宛にしてもらおうかしら。
そう思いながら、ふとカレンダーを見ると、来週のニュースレター配信日ですら、まだ24日ですね。多分だけど、来週もまだ届いてなくて、楽しみだー楽しみだーって言ってるような気がします。
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